書評『北欧の幸せな社会のつくり方』@関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊
関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊 、今月は『北欧の幸せな社会のつくり方』です。
著者のあぶみさんによると、北欧の政治と社会を読み解くうえで鍵となるのは、民主主義に対する意識です。
北欧諸国では、子どもの頃から政治に関心と関わりを持ち、政治を身近なこととして、自分事として考える習慣があるといいます。
本書では、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークの活気ある選挙運動や柔軟な政党活動の様子、市民と政治家との近さ、市民が若い頃から政治や選挙に関心を持つ機会などについて、たくさんの写真とともに紹介されています。
「みんなのことはみんなで決める」「自分の意見には価値がある」「一人ひとりに社会を変える力がある」という意識が支える北欧社会。国の規模や制度の違いはあっても、私たちにも参考になることがたくさんありそうです。
力と希望をもらえる一冊です!