プラハ国立美術館で名作を楽しむ&楽譜屋さんへ ~チェコ旅行2023夏(23)
軍事博物館の現代部門見学でヘヴィーな午前を過ごしたあと、もうひとつヘヴィー級見学に行きました。プラハ国立美術館の近現代展示です。
チェコの国立美術館はいくつかの建物に分かれています。そのうちの ヴェレトゥルジュニー宮殿(Veletržní Palace )には、チェコスロヴァキア第一共和国期(1918-1938)の作品や、18世紀以降の世界の名作など、新しい目の名画、彫刻が展示されています。
収蔵作品も素晴らしいですし、展示の仕方が独特で、時系列ではなく、主題ごとになっていて(人物とか、食べ物とか、人が死んでる場面!とか)、とてもユニークなので、美術も好きなウエムス(音楽を学ぶ大学生)にもぜひ見せたいと思っていたのです。
ヴェレトゥルジュニー宮殿は、名前こそ「宮殿」とついていますが、近代的な建物です。内部も大きな吹き抜けがあったり、白を基調としたスッキリとした内装だったりで、新しい目の作品を観るにはぴったりだと思います。
フラッシュを使わなければ撮影も可能です。みなさん、わりとどんどん撮っています。私も、ついつい大量に撮ってしまいます。だって、どれもこれも、すばらしい作品揃いなんです。さすがは国立。
前回2019年秋に行ったときにも、厳選して何枚か写真をブログにアップしたので(文末にリンクあり)、それ以外から何枚か紹介します。
チェコの美術館なので、チェコ、特にプラハの風景を描いた作品も多いです。
有名どころも、もちろんあります。こちらはクリムト。やっぱり目を引くんですよね~
一目でわかるムンクとか。
食べ物を主題にした作品を集めた壁。 こういうところが面白い。
チェコスロヴァキアの建国期の作品を集めた展示室も面白いです。ヨゼフ・チャペック(作家カレル・チャペックの兄)のこの作品がすごく心惹かれて、大判の絵はがきを買いました。複製画があったら買って研究室に貼りたいかも。
チェコの現代アートもたくさん展示していました。ウエムスは初めてだったので、じーーーっくり鑑賞。3時間ほど費やしました。私はちょっと疲れて、途中で椅子に座って休憩していたら、ウトウト…
重い図録を買う元気は残っていなかったので(笑)、絵葉書や、小冊子などを購入しました。
ほかにも、名作がごまんとあります。美術好きの方は、プラハに行かれる際には、ぜひ行ってください!
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このあと、もう少し力を振り絞って、作曲を学ぶウエムスが行きたがっていた楽譜専門店へ。
収穫の多い、充実の一日でした。
つづく。
2023年夏のチェコ旅行シリーズはこちらからまとめて読んでいただけます。
2019年秋の記録: