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チェコ軍事博物館現代部門を見学する ~チェコ旅行2023夏(22)
2023年夏の旅行の記録がまだ終わっていないというのに、2024年夏の旅行が迫ってきました。なんとか出発までに書き留めておかねば…!
ということで、ほぼ一年前の記録となってしまいますが。
チェコ8日目(になるのか?)は、4日目に行ったときにごっそり見落としていた軍事博物館の現代部門に行きました。
こちら入館無料なのがありがたい。大きな荷物はロッカーに入れて、いざ現代展示へ。この日も大量に写真を撮りました。印象的、象徴的なものだけをピックアップして掲載します。
実は、この2回目も、回る順を間違えてしまいました。最終的には、なんとかすべての展示を見通すことができたのですが、順路がもうちょいわかりやすいといいなあと思ったりなんかしました。まあ私たちがどんくさすぎるのだと思いますが。(;・∀・)
それはともかく、展示は非常に充実していました。
立体的というのでしょうか、現物の展示が、縦に横に宙にと配置されています。
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チェコ(ボヘミア・モラヴィア保護領)を占領していたナチ・ドイツの指導者ラインハルト・ハイドリヒ暗殺事件に関する展示は、ここにもあります。
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ほかにもとにかくたっぷりあるのですが、割愛。
別の部屋へ。
戦争末期、プラハでの対ドイツ蜂起のコーナー。軍事博物館には、あれこれと体験コーナーがあるのですが、この銃も、係のおじさんが、持ってごらん、と渡してくれました。
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石畳の敷石を外してバリケードを造っていたようです。
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ホロコーストに関する映像展示もありました。なかなか直接的なものでした。さらには、乾燥させた頭部の実物(だったと思う)もあったり…(写真撮りましたが控えておきます)
チェコは、子どももたくさん来るところでも流すのだなあ。
そういえば、ハイドリヒ暗殺事件の報復で村がほぼ全滅させられたときの写真や、暗殺実行犯の遺体の写真なども、わりとバンバン展示していました。
◇
戦後から現在のコーナーへ。
ソ連の勢力圏に組み込まれたチェコスロヴァキアは、ワルシャワ条約機構の加盟国となります。
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実は、順路を間違って、このコーナーをこの日のはじめに見たのですが、まだ開館直後で人が少ないからか、現役の軍人さんたちが団体で、見学に来られていました。
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ロシアのウクライナ全面侵攻後、女性兵士について研究するようになった私としては、この見学団体のなかにも女性兵士が何人もおられたことに静かに興奮を覚えました。
ウクライナやポーランド、バルト諸国で、女性の入隊が増えているという報道はわりと多いですが、チェコについてはあまりありません。軍事教練への女性の参加という話題もあまり流れてきません。そのうち、チェコの状況も調べようと思っていましたが、その前に遭遇することができてしまいました。
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この方たちが、どういう部署?の所属なのかといったことはわかりませんし、男女比率もたまたま多かったのかもしれませんが、おおおチェコも結構女性いるんだと思いました。
現代のコーナーでは、チェコは直接、戦争をしていないので、制服や、国連軍への参加の様子などが展示の中心テーマでした。またまた塹壕の実物大模型もありましたし、派兵先での宿舎などの再現模型などが目を引きました。
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チェコ自体が戦争をしているわけではなくても、亡くなる方はいて、、、、
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その中にも、女性の兵士の写真がありました。
◇
ブログには、ごくごく一部しか載せられませんでしたが、とにかく充実の展示です。近代までは歴史博物館的で、第二次世界大戦以降はハイドリヒ暗殺事件とプラハの蜂起をクローズアップしているものの、それほど「色」は感じられず、現在に関しては「世界に貢献するチェコ」という主張は感じられるものの、やはり「敵」の存在を想起させるようなものではないように思いました。
◇
惜しむらくは、図録らしきものが売っていなかったこと(多分)。長いスパンを扱っているうえに展示物が多いので、整理された図録が欲しいところです。ミリタリー柄のグッズや、プラモデルなどは売っているのに。その点は残念でした。
ということで、2回に分けて見学した軍事博物館。2回目も、開館ぴったりに入って出たのは12時過ぎ。2回で4時間くらいかかりました。
両日とも、キャプションを細かく読んでいるヒマや体力はないので、ざっと見て回って、バシャバシャ写真だけは撮って、という感じでそれなので、つぶさに見ようと思ったら、丸一日かかると思います。いやはや濃かったです!
このあと、もうひとつ、ヘヴィー級の見学へ行く前に、屋台のピザを立ち食い。おいしかった!
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つづく。