VRで災害を疑似体験する
特殊講義『記憶と継承の政治学』にゲストをお迎えし、VR体験をさせていただきました。
この科目は、戦争や紛争、甚大な被害をもたらした災害や惨事をどう伝えていくかを考える授業です。
ゲストは、(株)白獅子代表の春名義之さん。自治体や大学と協働で、災害、医療などの分野で、啓発・体験・実験のためのVR等を開発されています。
前々から、白獅子さんの開発されているコンテンツは、この科目の趣旨と合うんじゃないかなあと思っていたところ、ご厚意で体験させていただけることに。(∩´∀`)∩
VRの可能性や実際の開発事例などをお話いただいたあと、いよいよVR体験です!
白獅子さんでは多様なコンテンツを開発されていますが、そのなかから今回は、私たちの授業内容に近い、災害のシミュレーション映像をご用意くださいました。
360度、リアルに迫ってくるような映像に、「怖い!」と声を上げ、体を動かし、とても反応の良い学生たち。
私も最後に体験させてもらったのですが、なんといっても水が迫ってくる瞬間が怖かったです! 泳ぎが苦手で2度くらいプールで沈んだ経験があるので、そのときのゴボゴボ感がよみがえりました。><
学生たちのコメントからいくつか抜粋します。
VRの可能性や、どのような活用がありそうかも聞いてみました。
翌週の授業では、「阪神淡路大震災記念 人と防災未来センター」の見学報告をしてくれたので、前週のVR体験も併せて、あらためて災害の記憶の伝え方や備えについて、みんなで考えました。
ゲストもお話されていたのですが、災害は、起こったあとの様子を映像等で見ることはあるけれど、自分がその場にいたらどう見えるのか、何が起こるのかは、なかなか実感できません。
でも、それを本当に体験するわけないはいかないので、こうした疑似体験で心の備えをしてみるというのはとても有効なのではないかと思いました。
遠方よりお越しいただき、たいへん学びの多い体験をさせていただき、ありがとうございました!
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