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台湾エバー航空はおいしい

出発当日の朝、ホテルで軽く朝食を済ませた後、シャトルバスを利用してシャルル・ド・ゴール空港に到着したのは午前8時半前。

出国手続きを行う第2ターミナルには、既に多くの旅行客で溢れていました。

僕たち家族の暮らすフランス中西部のラ・ロシェル近郊の小さな町は、静かで平穏な雰囲気。イベント事やヴァカンスシーズンになると多くの人たちで賑わう地域なので人混みにはそれほど抵抗はありません、パリの空港に来ると人の多さに驚くというよりも、多くの民族や人種の交わる雰囲気に、

『自分が生活している環境は、狭くて小さな世界だなぁ』と、寝起きの頭で回転の遅い思考にも関わらず、普段の生活環境と見比べて周りの人たちを観察していました。

出国カウンターには長い列をなす場所もありましたが、幸いにも我々はタイミングが良かったおかげか、スムーズに荷物の預かりから出国手続きまでを1時間ほどで済ませることができました。

飛行機のチケットは妻が購入。前回の記事でもお話したように、台湾経由で成田空港着、空港会社は台湾エバー航空による合計で16時間に及ぶ日本一時帰国のフライト旅です。

エアー航空を選んだ理由は妻曰く、利用客の評価の高さにアジア圏の航空会社なのでちょっぴり機内食に期待を込めてとのこと。

それと我々が利用する時期に、その他の航空会社に比べて150〜200€近く価格が低く、エコノミークラスで1人あたりフランスー日本の往復料金は800€ほどで収めることができたから。

追加料金無しで23kg以下の荷物も1人2つ預けることもできる点も嬉しい限り。おかげで持ち込む荷物の半分以上が日本の家族や友人へのお土産に、ワインにチーズ、地方限定のお菓子や低価格で購入できるお菓子やお塩などを大量に準備することができました。

飛行機の搭乗時間は午前10時40分から開始。空港を飛び立った時刻は昼食時の正午を回っていました。ホテルでとった朝食は早朝だったので、ちょうど空腹感を感じ始める時間帯。エコノミークラスと言えど、機内食にちょっぴり期待感が増します。

離陸後、飛行機の機体が安定し約30分が経過した頃、食事の前に配らえたスナックは僕ら日本人が好きなおかき。

やっぱり僕にはこういった、幼い頃から食べ慣れた醤油とお米の香りが混じったスナックはホント嬉しいですね。

そしてスナックが配られてから20分後に、息子用のお子様プレートが子供用に配られ始めました。まずは我々大人が手の空いているうちに、子供の食事を済ませるためのスタッフによる配慮なのだが、我が2才児の息子はお昼寝中。例え起きていたとしても、普段は僕らと同時に食事をする習慣があるので、一人だとあまり食事は進みません。

お子様プレートの内容は、トマトソースのペンネパスタ。一緒に盛り付けられているのはパサついていない鶏むね肉のソテーのスライス。

サラダの盛り合わせはミニトマトとミニモツァレラに、バルサミコスのドレッシングが別添えで。

パンは温かい状態で小さいハード系のパン。

オレンジとグレープフルーツのサラダにクリームチーズ。オーガニックのオレンジジュースとチョコのスナック菓子2つ。そして留めにタルト菓子・・・ってこれほぼ大人が食べる量の食事内容じゃん。

他の航空会社の機内食の内容は知らないが、少なくとも僕が以前利用していたエール・フランスのエコノミーの大人用の食事内容よりも、エバー航空のお子様プレートのほうが食事の内容、量、気遣いは抜群に良く感じる。

大人用の料理が配られるのを待っている間、一口鶏肉を息子のプレートから食べてみましたが、味付けもしっかりされており大人が食べても物足りなさを感じない味わいになっていました。

我々大人用の食事が運ばれてきたのは、子供用の食事がはこまれてから30分後。メイン料理は、鶏肉料理か豚肉料理のどちらかから選択することができました。

鶏肉料理は鶏もも肉の赤ワイン煮込み、フランス料理のコック・オー・ヴァン。付け合せにじゃがいものピューレとインゲン・人参のバター炒め。

じゃがいもピューレはアツアツで鶏肉も柔らかい

豚肉料理は中華丼のような味付け。こちらはホッとするような醤油ベースの香りに豚ロース肉がたっぷりと入っていました。

妻は台湾ビール

サイド料理は、キュウリ・トマト・りんごが5ミリ角にカットされて味付けされて、ミニトマトも添えられた酸味の目立つサラダ、温かいハード系のパン1つ。

クラッカーとカマンベールチーズにタルト菓子。そしてコーヒーまたは、紅茶と楽しむ用の小さなチョコレートのスナック菓子が添えられていました。

プラス各種ソフトドリンクからビールやワインなどのアルコール飲料のサービス。
ちなみに白・赤ワインは台湾産のワイン。

コック・オー・ヴァンを選んだ僕ははじめにじゃがいものピューレから食べ始めましたが、一口食べただけで

『あっ!この料理、鶏肉もきっと美味しいに違いないでしょっ。』

っと思せるほどに、ピューレに含まれる乳製品のコク、塩加減、滑らかさが味わえて、一口目で笑顔になってしまいました。

赤ワインで煮込まれている鶏もも肉も柔らかく機内食なのにしっかりコック・オー・ヴァンの味わいがあり、フランスでそこそこ満足できるブラッスリーに出てくるような料理に近い味わいでした。

昼食を済ましてから5時間が経過した頃になると、軽食サービスの提供が始まりました。内容はチェダーチーズとクリームチーズを挟んだサンドイッチ、もしくはカットりんごのどちらか1つだけ。

軽食も、僕と妻でそれぞれ別々異なるものを選んで頼めたので両方を満喫することができるのは、家族で移動するちょっとした特権かな?

このサンドイッチとカットりんごは両方を一緒に食べるとぱさつくパンとチーズの塩気がりんごの酸味とジューシーな甘味と相まって美味しかった。

12時間のフライトも残り3時間となり、フランス時間は午後21時過ぎ頃。

一旦経由する台湾の到着時間が台湾時間の午前7時30分の予定でフライトしているので、機内では朝食の準備が始まりました。

朝食はオムレツ・ソーセージ・フライドポテトの盛り合わせ。

もしくは生姜の効いた鶏肉の入ったお粥のどちらかを選択。

サイドにクロワッサンとオレンジとグレープフルーツのフルーツサラダにクリーミーでちょっぴり甘めなフロマージュブラン。

それほど空腹感はありませんでしたが、軽さと美味しい味付けで10分もかからずに完食してしまいました。

パリから台北までの12時間のフライトは、30分以上遅れての到着となり、本来の乗り継ぎ時間は1時間半と短かったため、小走りで成田着の便に搭乗。

フライト時間は約3時間と短い空の移動でしたが、ここでは搭乗してまもなくお昼の機内食が待っていました。先程の便で取った朝食からまだ3時間も経っていませんでしたが、せっかくなのでしっかりいただきました。

お子様プレートは豚ひき肉のミートソース風のスパゲッティに小さなウインナー・ソフトパン
いちごのドライフルーツの入ったスポンジケーキとカットりんご


鶏肉・赤パプリカに醤油ベース・白米
角切りさつま揚げのようなものに、緑豆とかぼちゃ
りんごとオレンジカット・ソフトパン
スポンジケーキ


豚肩チャーシュとチェリーに甘辛ソース・白米

エコノミークラスの機内食でここまで食事を満喫したフライトは初めての体験です。また食事以外でもほぼ1時間おきに客室乗務員が客席を回っりソフトドリンクのサービスを頻繁に提供していたのは個人的には好印象。

フランスに戻る便もエバー航空を利用するので、帰りの機内食・サービスも退屈しなそうな予感で既に嬉しい。

一時帰国前の機内食でここまで満喫できるとは、ますます日本滞在時の食体験が待ち遠しいフライト時間となりました。

それでは、また書いていきます。

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