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料理人の日曜日
「日曜日の静かな匂い」
季節に関係なく日曜日に漂うゆったりとした不思議な感覚が僕はとても好きである。
目には見えない心地よい雰囲気。
誰にも急かされず自分のペースで一日をスタートさせる。
何をしても、何もしなくても良い。
日曜日の空気感が僕の存在自体を無条件に肯定してくれている。
平日の休みでは得られない安息の時間。
特にフランス生活ではこの感覚が強くなったと思う。
だから僕は日曜日が大好きだ。
急遽仕事が入る日でも、日曜日は気持ちに余裕が自然と生まれる。一つの理由にスムーズな交通安定して期待でき、交通量も少ないので安全に職場まで普段よりも早く車で移動できるから。
また業者も休みなので、移動中や職場についてからの食材の状態・配達状況に注文のやり取りが強制的にできないので、普段よりも自分の時間に余裕が生まれるからだと個人的には感じている。
「フランスの日曜日の働き方」
フランスでは、労働者は連続で週に6日間以上労働することが法律で禁止されています。
もちろん地域や季節によって例外もあり、パリやリヨンなどの大都会、観光地域の季節労働、また交通機関や屋外・屋内マルシェ・飲食業・レジャー施設・一部の食料品店など以外の営業は許可されていません。
そのため僕が10年以上前にフランスで就労し始めた当時は、日曜日や祝日に休日が被ると、スーパーマーケットなどの食料品店は閉まっていたため不便なフランス生活を痛感していました。
2015年以降はフランス経済の成長や活性化を図る労働法の改正により、ここ数年前から徐々に日曜日でも営業できるようになった商店も増えている様子です。
我々家族が普段から利用している大型スーパーも、日曜日は13時までの営業になりますが多くの利用客が訪れています。
田舎暮らしに必須なDIYや日曜大工のために、園芸店やホームセンター等の商店も利用できるようになったのは、時代や生活様式の変化が影響しているからだと思います。
それでも日本に比べたら、断然営業しているお店は少ないです。だからといって不便も感じなくなってきました。
むしろ余計な物や不必要に費やしてしまう時間を消費するリスクが減ったおかげで、僕なりの、また我々家族なりの日曜日の過ごし方や楽しみ方を見つけられていると思います。
僕が好きな日曜日の家族にお過ごし方は、午前中にできるだけ早くカフェに行きテラスや店内に漂う心地よい雑音や匂いを味わうこと。
また自宅から数百メートルの距離にプラージュ(海辺)があるので、波の音を聞きながら散歩をする時間。
今日はあいにくの曇り空。昨日とは異なり日中でも気温は上がらないも様子です。
日曜日は唯一、家族3人が1日中一緒に過ごすことができる貴重な一日。
毎回特に予定はあらかじめ決めずに、直前に出かける場所を決めたり自宅でゆっくりしてから近所を散歩するのがおきまりかぁ。
今日は車で40〜50分ほど離れた場所にある、ちょっとした観光地を訪れる予定。その前に近所のパン屋さんでサンドイッチや気になったお菓子を購入してからピクニック感覚で出かけられるように準備もいいかも。
さて皆をお起こして出発の準備をするとしましょう!!
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