愛すべきフランスでの車生活・③(路駐編)
フランスの地方暮らしにおいて車を所持していないと、不便を感じる点は数え切れません。
フランスはホント車社会なので、生活圏内の移動手段に車はなくてはならない存在。
通勤や普段の買い物、休日のお出かけ、そして子どもがいる家庭は学校の送迎から習い事まで。天候が不安でとても寒い秋から冬にかけては、歩いていける距離でも車の存在はとてもありがたい便利なツールです。
そのため一年を通して、一日に何度も車を使用する場面は多々あります。
そんな使用頻度の多い車を僕が住む町では基本、路上駐車をしています。
僕の自宅周辺にはガレージがある家はいくつもありますが、出し入れが面倒なのか、実際車をガレージにしまう人は珍しいです。
家族構成や住む場所の治安や環境にもよりますが、近所の方たちは自宅前の路上に車を駐車させています。
我々家族も2台所有する車を自宅の目の前と、道を挟んで線路沿いにある無料の駐車スペースに車を止めています。そのため路上駐車でも自宅から見える範囲で駐車できる事は安心です。
当然ですがスペースが空いていれば、どこにでも路上駐車していいわけではありません。
他人の民家の駐車場の出入り口、また駐車禁止のマークがある場所は絶対に避けなくてはいけません。
そして市街地では、道路脇の指定された無料の駐車スペースやPAYANT(ペイヨン)と書かれた有料の路上駐車スペースを利用する必要があります。
ちなみに近所を散歩していると、近隣住民の自宅ガレージを開けている場面にでくわし、中の様子を見る事もありますご、ほとんどの家庭のガレージは、自転車や趣味の道具、洗濯物に子どもの遊ぶスペースのような状態になっているので、車をしまう機能が失われている事がほとんどです。
そんな路上駐車の多いフランスの車ですが、お世辞にも車体は綺麗ではありません。
車体はホコリだらけでタイヤ付近は泥だらけの車も珍しくありません。日本の車のようにピカピカの車を見かけること自体珍しいです。
なぜなら車を洗浄する習慣も無ければ、近所の人に聞いた不確かな情報ですが、自宅前や敷地内でも、水質汚染の可能性のある車の洗浄は法律で禁止されているからです。
違反した際の罰金額も、駐車違反やスピード違反などと比べても非常に高額とのこと。
その話を聞いたときに「なるほど、だからかぁ」っと合点がいったのですが、どおりでフランス生活が10年以上を超えても、誰一人として車を路上で洗車している人に出くわさないんだなぁと思いました。
洗車する際は、指定の洗浄ステーションを利用する必要がありますが、そんなフランス人もほんの一部だと思います。
なぜならフランス人は雨が降ったら車体のホコリもドロなども洗い流して、きれいになるくらいに考えているからです。
まぁそんな僕も、鳥の糞やよほど窓が汚れていない限り定期的に掃除しないし、車体のホコリはフランス人と同じく雨がきれいにしてくれると大雑把に考えています。
とにかくフランス人にとって車は移動のツール。
見た目の維持よりも、動けば良いという考えが非常に強いので、車内も汚れている車のチラホラ見かけます。
車体や車内も綺麗に保とうという人は、高級車に乗っている人かよほどの車好きのみかもしれません。
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