サクサク衣が最高!フィッシュ&チップス!!
本日はイギリス人の国民食のお話です。
皆さんフィッシュ・アンド・チップスをご存知でしょうか?
素朴でシンプルな印象のイギリス料理。
時に『イギリス料理は美味しくない』と揶揄されることもあります。
その理由の一つとして、イギリス料理は料理としての手間をかけないものが多く、料理が素材そのものの味に大きく左右されやすいそうです。つまり、素材が良ければでき上がる料理も美味しくなる事があるが、素材が悪ければそれも期待できないから。
調理工程も
【オーブンで焼く】
【茹でる】
【揚げる】
といった調理工程のみの料理が中心的です。複雑な調理工程の料理は極めて稀です。ただ良い意味で捉えれば基本的でシンプルな料理と言うこともできます。
さて前置きが長くなってしまいましたが、そんなイギリス料理の中でも世界的に最もよく知られているファーストフード、それがフィッシュ&チップスです。
本場のフィッシュ・アンド・チップスはタラを使用しますが、今回使用した白身魚はヨーロッパで一般的なメルルーサをチョイスしました。
メルルーサとは、タラ目メルルーサ科の魚のことです。
スケトウダラに似ており、日本ではコンビニの白身魚のフライや、大手ファーストフードチェーン店のフィレオフィッシュの材料に使われている魚でもあります。
加熱後、身が崩れにくく淡泊な味わいのため、フライや加工品として幅広く流通しているのがこのメルルーサという魚です。
フランスなどヨーロッパでは一般的な白身魚として広く知れ渡っており、レストランでも高級店でない限り、多くの料理人が好んで使う食材の一つ。
また比較的安価な価格帯で購入できる魚のメルルーサですが、料理人の技術によって、丁寧に加熱することで、ふっくらと柔らかくジューシーに仕上げることもできる魅力的な魚でもあります。
フィッシュ&チップスの作り方はいたってシンプルです。
小麦粉にビールを加えて作った衣を白身魚につけてフライにします。
衣はよりサクッとする食感を生み出すために小麦粉と同量のコーンスターチと、衣をふっくらとさせるためにベーキングパウダーも加えています。
本場のレシピではビールを使って衣を作ります。ビールに含まれる二酸化炭素の働きによって、生地は明るい橙褐色に変化し、またビールの種類によって生地の風味も楽しめます。
生地に含まれるアルコール分は調理中に飛ばされるので、できあがったフィッシュ・アンド・チップスにアルコール分はほとんど含まれていませんが、ビールが苦手な方は、炭酸水を代用して作ることもできます。
塩と砂糖も加えて衣自体に味付けをします。
今回も私のYouTube動画内で作り方を紹介しております。
動画内では白身魚のメルルーサに塩・胡椒の下味はしていません。魚の厚みは2〜3cm。衣自体に味付けをしているので魚に下味はしていません。
衣をつけたら180度の油で表面が全体的に綺麗なきつね色になるまで揚げます。
イギリスでは熱々のフィッシュ・アンド・チップスに、酢と塩をかけて味わうのが伝統的食べ方です。酢は麦芽を原料とするモルトヴィネガー酢やオニオンビネガーが使用されます。
動画内ではレモンの用意して、揚げたてのフィッシュアンドチップスと楽しめるように、食べる食前にレモン果汁をふりかけています。
またフィッシュ&チップスといえばタルタルソースとポテトフライは欠かせません。
次回は簡単なタルタルソースと一緒にポテトフライの作り方を紹介させていただきます。
【フィッシュ&チップスの材料と分量:2人前】
白身魚 200g
薄力粉
【衣の材料と分量】
薄力粉 100g
コーンスターチ(片栗粉でも可)100g
ベーキングパウダー 4g
塩 6g
砂糖 6g
ビール 200cc
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Chef ichi