実際に働いて変わった「介護」への考え方

タイトルちょっと堅苦しいけど…笑

私が大学で勉強していたころ、子どもが好きで就職するなら!と
児童養護について学んでいました。
そんな私が、なぜ「ヘルパー2級(今は初任者研修)」を取得しようと思ったのか…
はっきりとは覚えていませんが、福祉大学という特色から
「激安」または「無料」で受講、取得できたんだと思います。
(単純でしょ?笑)

資格さえあればできることも増える、と思った私は
座学と実技演習を経て、特別養護老人ホームに一週間
実習に行きました。

なんとなーくの記憶ですが…
おじいちゃん、おばあちゃんの背中を洗うのも、清拭するのも
『皮膚めくれるんじゃないか…』と思ったし、
排泄のお世話も正直いやで仕方なかったことを覚えています。

実際、デイサービスで働く、と決めたとき、
母に愚痴をこぼしていたので、すごくびっくりされました。

今、あの時感じていた『いやで仕方なかったこと』は
とっても小さなものになりました。
きれいな話じゃないけど、多量の排泄物にまみれてしまう時は
さすがに「うぉー!」と心で、時には声でも(小さくだけど)
出てしまいます。
でも、平気だと感じるようになったのは
デイサービスに来るおじいちゃんやおばあちゃんとの
関係性ができたからなのかな、
性格や私たちへのやさしいところを
たくさん知っているからなのかな、と感じます。

先輩職員さんが、私が働き始めたときに、
「杖の音だけで姿は見えなくても誰の足音かわかる」
「誰の服かわからないものが出てきても、においでわかる
(まず嗅ぐのかい!と思っていました笑)」
という言葉を聞いて正直ひい…いや、驚いて、
まさかぁ!と言っていましたが私もわかるようになりました。笑

口が回るおじいちゃんやおばあちゃんもいて、言い合いになって
『なにくそー!』と思うこともあります。
厳しい先輩に『なにくそー!』と思うこともあります。

でも、もしこの記事を読んでくれている方の中に
まだ「介護」という仕事を始めて間もない方がいたら、
そして、「介護」いやだな、って思う方いたら
もう少しだけ、辞めずにおじいちゃん、おばあちゃんと
話してみてください。
考え方が変わるといいな。

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