ぼっちフリーランスの日常。初夏の静岡散歩
今年のGW、あまりの人出と混雑で、どの目的地にもたどり着けない悲しい1日がありました。
今回は、そのリベンジのお出かけ。
静岡の「三保松原」と「久能山東照宮」に行ってきました。
まずは「三保松原(みほのまつばら)」へ。
「三保松原」は、天女の伝説の舞台として有名な場所で、その景観の美しさから「日本新三景」や「日本三大松原」に選ばれています。
2013年には、世界文化遺産に「文化遺産」として登録されました。
当時話題になっていたので、その事実だけは知っていましたが、9年も経って、今さらながら、やっと行く機会が訪れました。
こちらが「羽衣の松(三代目)」です。
推定樹齢は約300年。
「三代目ってどういう数え方なんだろう。。。」と気になりつつ、あまり深く考えるのはやめて、とりあえず目の前の立派な松の木に「おぉー。」となります。
看板の解説によれば、海上から飛来する神様は、羽衣の松を目印に降り立つようです。
「三保松原」といえば、「富士山を望む聖地」なので、富士山を見に松林を抜けて海の方に出ます。
「富士山が見えない。。。」
と思ったら、手前過ぎて、富士山が見えない位置にいただけでした。
ただのせっかち。
もう少し海の方に歩いて行くと、ついに富士山が見えました。
お天気は良かったものの、雲が多めで、あまりクリアに見えませんでしたが、左側の雲に囲まれているのが富士山です。
イメージでは、もっと大きく見えるかと思っていましたが、もう少し富士山に近づく必要があるのか、雲に隠れているからなのか、ちょっとこじんまりした感じに見えました。
とはいえ、人工的なものが入らずに富士山の全貌を見ることができるので、やはり貴重なスポットです。
そして、写真には収まりきらない長ーい松原も、これまた圧巻です。
松に囲まれたこちらのお散歩道は「神の道」と言うそうです。
この感じ、なんだか好きです。
ちょうどお昼になったので、すぐそばにあった「まぐろ屋」さん(写真右端)というお店に入ることにしました。
注文したのは「富士山丼」。
ぼっちフリーランスのちーたーは「しらす」が大好物なので、これ一択です。
桜海老に囲まれ、しらすが山盛りです。
食べかけでわかりにくいですが、ここまでふかふかにしらすが盛られているのは初めてです。
お昼の後は、三保松原の情報が詳しくわかる「みほしるべ」という施設に立ち寄り、いろいろな展示物や情報を見てきました。
全然知らなかったのですが、「松」はその昔、とても価値ある植物だったそうで、燃料や肥料などとしても使われ、いろいろな役割を果たしていたそうです。
せっかくそんな素晴らしい役割があったのに、明治時代以降、伐採が進み、第二次世界大戦の時には大量に伐採されて、松林は激減してしまったとのこと。
燃料や肥料もだんだんと化学的なものに置き換えられていったようで、なぜ元々うまく成り立っていたものをあえて破壊したのか、その裏にはビジネスがあるんだろうなと思い、なんだか悲しくなりました。
建物内には「みほしるべミュージアムショップ」という小さなおみやげ屋さんもあり、静岡みやげが並んでいました。
せっかくなので、身体に良いとされる「松葉」の飴が売られていたので、こちらを買ってみることに。
しかしながら、この「松葉飴」。
封と言うか、袋が頑丈で、力づくで開けようとしても、びくともしないという予想外の展開。
身の回りの道具を駆使してこじ開けましたが、飴ひとつ食べるまでに相当時間がかかりました。
続いて、日本平ロープウェイに乗って「久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)」へ。
こちらは「恋人の聖地 日本平 絆の鍵」。
。。。残念ながら、ぼっちの聖地ではなさそうです。
気にするのをやめて、ロープウェイに乗り込みます。
5分ほど緑を眺めながら移動し、「久能山東照宮」に着きました。
この先の階段がなかなかハード。
1番上に行くまでに、何度も階段をのぼりますが、上に行くほど、ひとつひとつの階段の高さが高くなります。
途中でお参り。
社殿を側面から見ると、なんだかとても立派で豪華な感じ。
1番上までたどり着くと、そこには徳川家康の眠る「神廟」と呼ばれるものがありました。
そのそばには「金の成る木」なるものが。
この看板の終わりには、このようなひと言が書かれていました。
「ご参拝の皆様にはこの『金の成る木』にあやかられ、毎日が心豊かで健やかな生活をおくられます様ご祈念申し上げます。」と。
こちらをご覧くださった方にも、その効果が届きますように。
再びロープウェイに乗り、戻った後は、すぐそばにある「日本平 夢テラス」へ。
こちらは、木材をふんだんに使用した隈研吾さん設計の施設で、360度のパノラマ展望を楽しめます。
2階にカフェがあり、3階が展望フロアになっています。
全方向の景色が楽しめるのはもちろん素晴らしいですが、やはり建物設備のデザインの美しさが、感動を高めてくれているように感じます。
景観を邪魔したり、変に圧迫感を出したりない、ガラスの塀がさすがです。
カフェは簡易的な感じですが、美しい景色を眺めながらお茶できるので、お散歩後に軽く休憩する場所としては、とても良いと思います。
「もっと優雅にゆったりお茶したい」という人には、この後に行った「日本平ホテル」の「テラスラウンジ」がおすすめです。
ホテルの外観はこんな感じ。
そして「テラスラウンジ」を上から見ると、こんな感じです。
一面ガラスで、目の前にはキレイな緑が広がっています。
吹き抜けの空間で、とても開放的です。
今回は、アフタヌーンティーセットを注文してみました。
サンドウィッチや可愛いスイーツがキレイに盛られ、気分も上がります。
どれもおいしく、ゆったりと楽しい時間を過ごすことができました。
(平日の昼間だからか、スタッフさんが少々のんびりな感じだったり、「ん!?」と思う場面もいくつかありましたが、全体としては、満足度が高かったので、十分におすすめできます。)
静岡の人間でありながら、どこも初めて行きましたが、静岡中部にこんな魅力的な観光スポットがあったことを知って、なんだか嬉しかったです。
どこもそんなに駐車場が広くなかったので、混雑する時期は避けた方が良いかと思いますが、静岡観光の候補地として、それぞれおすすめです。
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