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自分の夢が突然叶った。

確か大学3年生の、就活を始めた頃。

ぼくも例に漏れずエントリーシートと面接対策に自己分析をするべく、自己分析対策という本を手にとった。

「大学時代がんばったことはなんですか?」

「自分の強みはなんですか?」

ふむふむ。

先輩や同期にもアドバイスをもらって、これまでの自分の経験をまとめていく。

ここまでは特につまずくことなく進められた。


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『将来の夢はなんですか?』


小学生のころ、親戚のおばちゃんによく聞かれた質問に、大学3年生になってまた向き合うことになる。

小学生の頃は「阪神タイガースに入ってプロ野球選手になる」って答えていたけれど、さすがにこの年にもなってそう書くわけにはいかんやろ。。

特にどうしてもやりたいことがあるわけでもなく、就活が始まって急に向き合うようになった自分の将来。

バイトしたり、サークルしたり、旅行したり。そんな日々から急に問われる自分の人生。

うーーんっと唸りながら、何をやりたいんやろかと自分の心に話しかける。しかし、そんなものが急に出てくるわけではなく。

なかなか自分の言葉でまとまらず、いろいろと偉人の本を読んだり、就活対策の本を読んだり。

ヘェ〜、なるほど〜、こういう考え方をしたらいいんかと参考にしていて、パッと閃いた。

『こんな風に誰かに読んでもらえる自分の本を世に出したい!』

これはええ夢やなと思った。自分の書いた文章が、本になって誰かに読まれる。ええやん。これを自分の夢の一つにしよう。

というわけで自分には夢ができた。本を出す夢が。


特に就活の面接でこの夢を話す場面は出てこなかったけど。

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そんな夢も記憶の彼方にいきかけていたわけだけど、2020年7月25日、突然叶う事になる。

きっかけは岸田さんが開催した「キナリ杯」

ありがたいことに「旅立ちのSUN賞」に選んでいたき、多くの人にぼくの文章を読んでもらうことができた。


それだけでも大満足。

でも、後日キナリ杯の受賞作品を岸田さんのお誕生日に電子書籍化すると連絡いただいた。


まさか、自分の書いた文章がこんな形で本になるとは夢にも思わなかった。

しかもぼくの大好きなお妻さん(岸田さんがこの表現を使っていて気に入っている)との文章だ。

自分の文章だけじゃなくて他の素晴らしい受賞作品と一緒に、このように書籍化していただいて、ただただ嬉しくて、妻と飛び上がって喜んだ。


思いがけないところから夢が叶うってこともあるんだな。

なんというか文章を書いていてよかった。そう思えた瞬間だ。


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岸田さん、関係者の方、そして文章を書くきっかけをくれた妻、皆さんに感謝しています。ありがとうございます。

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