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初めての初釜

通っている茶道教室で、今日初釜に参加しました。
初めての初釜だったので、日記に残しておきたいので少し綴っていきます。


新年最初のお稽古の場で初釜という行事があることは知っていたけど、実際どのようなことをするのかあまりイメージが湧いてなかったので、家を出た時から少し緊張がありました。

今回は先生含め7人ほどで、僕は客として参加させていただきました。
お稽古の一環として入室から挨拶までの流れをやった後、熟練の生徒さんに薄茶点前を見せていただきました。

お点前は「御園棚(みそのだな)」で行われて、これは昭和27年に京都御所の祝賀茶会で公開されたお点前だそうです。
長い茶道の歴史の中ではこんな最近に作られるものもあるんだなあと新鮮な気持ちになりました。
御園棚では薄茶のみで濃茶はできないらしいです。

次に、茶懐石(弁当)をいただきました。
これは特に作法などはなく、先生にお酒を注いでもらって、みんなで話をしながらそれぞれのペースで食べていました。
茶懐石の後のお菓子に花びら餅が出ました。
餅生地に白味噌のあんと柔らかいごぼうが挟んである、京都でお正月に食べる和菓子です。

その後、中立といって小休憩をはさみ、最後に薄茶をいただいて退出の流れをやって終わりです。
ここで今年最初のお抹茶をちょうだいしました。
やっぱりこういう特別な場で人に淹れていただくお茶はいいですね…
新年が始まったんだと、すごい前向きな気持ちになれました。

一緒に参加したほかの生徒さんとはほとんど面識のない人だったので更に緊張もありましたが、楽しく過ごさせていただきました。
この茶会を通して、他人との出会いや触れ合いというのが、自分のメンタル的にもよくて、生きるモチベーションに繋がりやすいと改めて実感することができました。

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