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過去の自分のおかげでちょっと救われた

この前、人生しっくりこないとひたすら愚痴りまくるnoteを書いたけど、あれはほんの一部で、他にもしっくりきていないことは沢山ある。
例えば1人暮らしについて。
けど、今日は1人暮らしがどうしっくりこないかを書きたいんじゃない。いや、実はそのことについて書き始めたんだが、ふと大事なことを思い出したのでシフトチェンジすることにした。

1人暮らしへの猛烈な憧れは、大学時代にさかのぼる。
大学受験は親に必要以上に負担をかけまいと、当たり前のように地元の国立大学を目指した。かなり苦労したが、無事に合格した。
大学にはいろんな人がいた。いろんな地方からいろんな人が集まっていた。北は北海道、南は沖縄、わざわざ東京から出てきている人もいた。
きっとそんな人たちだって、親のアドバイスがあったり、きょうだいの影響があったりして選んだ道なんだろうけど、それに比べて、実家から通える大学しか見えていなかった自分の視野の狭さを感じずにはいられなかった。
そしてまだ学生なのにもかかわらず、親の目を気にせず、終電を気にせず遊んでいるみんなが本当にうらやましかった。
授業も全然面白くないし、あ~~~~~この大学に入って正解だったのか?と相当悩んだ。考えすぎて動けないことの多い4年間だった。けど、そうやって足踏みした時間も含めて、よかったんじゃないかと思う。


自分はピンとくるものに出会うまでに、少し時間のかかる性格なんだと思う。

大学時代の青春だったサークルも、最初は「人が合わない」とか、「やりたいことができない」とか、楽しめない理由ばかり見つけていた気がする。
けど、楽しむか/楽しまないかは結局のところ自分次第だということも薄々気づいていたから、「楽しむ」ほうを選んだ。そしたら、めちゃくちゃ楽しくなった。なんならめちゃくちゃ大役を立候補するまでになっていた。大学生のお遊びと言われたらそれまでだが、仕事って楽しいなと思えた。

入学後、選ぶ学部を間違えてしまったと何度も後悔したが、3年生のときにゼミの先生に出会えたおかげで、何も間違えていなかったと思えることができた。大学時代のほぼ9割の勉強は興味がなさすぎて苦痛だったが、1割でも最高におもしろいと思える分野を見つけて、研究できて楽しかった。先生の奇抜な知識や経験を教えてもらえる時間もとても贅沢だった。

あり得ないくらい悩んだけど、自分だけは諦めなければ何かしら道が見えてくるということ、これはちゃんと自信に繋がっている。
「考えすぎだよ~」と言われることが何よりもムカつくが、人一倍悩んでしまう性格だからこそ、「考えすぎだよ~」と言ってくるヤツには分からないだろう思考や感情を持ち合わせていると思う。

今すごくしんどいけど、数年前の自分も同じようにしんどくて、でもちゃんと乗り越えて、良い時間を過ごすことができたことを思い出した。そしたら、少しだけど勇気と元気が出た。

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