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「いきなり介護、あなたならどうする!?」のはなし。
もうずいぶんたってしまいましたが、9月11日は姫路に行っていました。
わたしにとってはなつかしの。
そして思い出たっぷりの姫路。
母方のおばあちゃんの家があって、親戚一同姫路を中心にたくさん住んでいるのですね。
でもおばあちゃんが18年くらい前に亡くなってからは、行く機会も減って・・・そんな町。
というわけで駅についたらまずはなつかしい場所めぐりしちゃいました。
はああああ。
むねいっぱい。
と思いながらバスで向かった目的の用件は、こちら。
わたしのマーケティングの先生が!
介護のはなしをする?!
ということで、びゅんと飛んで聴きにきたわけです。
伊賀真理先生。
先生も仰っていましたが、先生は介護の専門家でいらっしゃいません。が、長年おかあさまの介護をしていらっしゃいます。
専門家じゃないからこその話、そしてマーケティング的切り口の介護の話になるんじゃないかなあと想像し、姫路へ。
ずばり。
行ってよかったわあ!
な、講演でした。
感情に流されやすい介護こそ、マーケティング脳的、理論的に考えることがすごくよいのかも。
介護にもいろんな段階、側面があるのですが。
「介護」というと「つらい」「しんどい」「かなしい」、そして食事・排泄・入浴など生活の介護、介助を想像される方が多いです。
でも、この日の先生の話は違いました。
①管理(金銭・住宅)
②娯楽(旅行・趣味など)
③家事(料理・洗濯・掃除・買い物)
④生活(食事・排泄・入浴)
多分上から順番に自分でできないことが増えてくるのだけど、離れて暮らす家族は特に、①②あたりができなくなったことには気づきにくく、③が進行していても気づかなかった、という話をよくききます。
①は家族がかわりに請け負いやすい。
②は送迎や手伝いをすることで続けられることも多く、何よりも本人の楽しい気持ち、家族にとっては一緒に過ごせる時間の拡大につながる。
③は在宅サービスで対応できることも多い。
この日の講演では、おかあさまの介護が必要になったときにすぐ退職・転居→介護をしながら大学院入学→会社設立という、介護と自分の時間と仕事のバランスをすばらしいかたち(と、わたしは思う)で実行されてきた先生が自身を事例に語られたのですが、
特に②の段階を大切に過ごされてきたことが伝わりました。
旅行。趣味。
めちゃくちゃ大事。
国内海外ともにたくさん行ってらっしゃる旅行。
コンサートに美術館、習い事、外食。
お写真もたくさん見せていただきましたが。
一目瞭然。
おかあさまも。先生も。
楽しそうです。
そしてたくさんの方の手をかりていらっしゃる。
家族介護の時間を持つことで得られるすばらしさってあるのですが。
そこは小さくて、しんどい部分がクローズアップされがち。
介護におけるゴールデンな時間。
楽しいだけじゃなくて、脳への刺激にもつながり、もちろん介護状態になる原因や病気の症状によっても違いますが、先生のおかあさまは一度劇的に回復されておられます。
わたしも母との介護が必要だった頃の時間を思い返すと、たくさんのギフトがあったなと思います。
あの時間がなければ、あんなにふたりで語り合うこともなかっただろうし。
家族の絆がまるで目に見えるようでした。
お客さま親子のことも思い出しました。
香りが大好きだったおかあさまは認知症。
元々むすめさんがわたしの生徒さんで、おかあさまのポジティブアロマをつくられたいと。
ご自宅にうかがい、カウンセリングとアロマ空間プロデュースを定期的にさせていただいています。
毎回おふたりが玄関で迎えてくださるんですけど。
そのお顔が。最高で。
楽しみにしてくださっていることがわかるんです。
そんなことを思い出しながらの講演。
内容盛りだくさんでこれからの介護をポジティブなものにしてくれる要素たっぷりでした。
必要になってからでは遅い、住宅リフォームの話とか。
なるほどなー連発。
豊かな人生への示唆にとんだお話でした。
伊賀先生、ありがとうございました^^
あ、姫路といえば。
もちろん、香寺ハーブガーデンのショップにも立ち寄りましたよ♥
いい買い物した!!
ポジティブアロマ・チアーズ!
松本真規子
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