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「頑張りすぎているあなたへ」アロマで寄り添い、癒しを届けるということ〜米田あきさんインタビュー〜

こんにちは!事務局のかすみです。
今回は三重県松阪市でアロマの専門家として活動をされている、米田あきさんにインタビューさせていただきました!

あきさんはアロマのワークショップを開催するほか、今後はアロマを使った空間デザインや、香りのブレンド、調香師としてなどの活動を始めるところだそうです。
(自然由来のオイルを使うのがこだわりポイント!)

穏やかな口調、ほんわか笑顔なあきさんですが、実はこれまでの人生では何度か体調不良に見舞われるなど、様々なご経験をされてきました。

以下の記事では、あきさんがアロマと出会ったきっかけや、アロマを通して伝えたい想いについて、お届けしていきます。


人見知りの少女時代から、仕事と育児に奮闘した日々

私は小さい頃から人見知りで、恥ずかしがり屋な子どもでした。人前に出て何かをするのも苦手でしたし、自分の気持ちを言葉にするのも苦手でしたね。

でも、私の周りにはいつも賑やかな面白いタイプな子たちがそばにいて、いま思えば自然と「聞き役」になっていたのかもしれません(笑)

ちっちゃい子どもと遊ぶのが好きだったので、「将来は保育士になりたい」と思っていたけど、お金の制約などがあってそれは諦めて…、高校卒業後はすぐに就職して、受付事務の仕事を選びました。

1対1でもいいから人と接する仕事に興味があって。仕事はすごく楽しくて、結婚するまでの5年間働いていましたね〜。毎日違う業務があったり、人と喋る機会もあって、ほどよい刺激の中楽しく仕事ができました。

そして結婚してすぐに子どもができたので、3歳になるまでは、ほとんど家にいました。旦那さんは仕事で1週間家に帰ってこないこともあったので、ほぼ一人で育児をしていましたね…。(笑)

当時は必死で何も思わなかったけど、今考えると、もう少し心に余裕を持って、育児を楽しめたら良かったのにな〜とも思います。

息子は人見知りが激しかったのですが、段々と人見知りが治っていき、今ではすっかり成長してくれました。今年で21歳になり、就職もしてくれています。子育て中の1年1年は長かったですけど、振り返ると本当にあっという間でしたね。

体調不良をきっかけにアロマオイルと出会う

30代後半の頃、当時パートと旦那さんの自営の手伝いを掛け持ちでしていたんですが、めまいから始まり、その後倒れて動けなくなってしまうという出来事がありまして…。

病院に行っても原因が分からず、だるさや起きる辛さは相変わらずあって「どうしたらいいんだろう?」と途方にくれていた時に、「アロマの香りがめまいに良い」というような情報を見つけました。

そこで、オイルを使った施術をしている、近所のサロンを見つけたので施術を受けることに。昔ながらの蔵を改装したサロンで、アロマの資格を持つ女性セラピストさんに担当して頂きました。施術中は、全身に植物オイルと精油をブレンドしたオイルを使ってマッサージしてもらい、身体が軽くなるのを感じました。

施術を受けた後は、長年感じていた身体のダルさや疲れが抜けて、すごく楽になったことを覚えています。それでやっと、今までいかに自分が力を入れて過ごしていたか気づけたんですよ(笑)

この経験を通して、自然の香りの力ってすごいなと思い、アロマに興味を持つようになりました。

サロンに通い続けるうちに、めまいも少しずつですが良くなっていき、日常生活に支障がない程度にまで回復しました。このサロンは、私にとって大切な癒しの場でしたね。
あの時アロマに出会っていなければ、今の私はなかったと思います。

アロマを学び、親子の絆も深まる

体調が回復した後も、また無理をしてしまい、再び体調を崩してしまいました。それは4年ほど前のことです。30代後半のような動けないほどの状態ではなかったものの、1日中体力が持たなくて、朝のだるさや夕方の疲労感に悩まされていました。あとは、昔倒れたときの不安な気持ちとかがすごくまた出てしまったりして…。

そしてこの体調を崩したことをきっかけに、自分の身体と向き合い、セルフケアが必要だと感じ始めました。なので、前から興味のあったアロマを本格的に学ぼうと決意。「ナード・アロマテラピー協会」で体の仕組みや精油の効能について学び、アロマテラピーの資格を取得しました。

講座では、化学の知識など難しい内容もありましたが、「香り」っていう感覚と理論が結びついたようですごくよかったです。資格の勉強中には実生活でも、運動をして疲れて帰ってきた思春期の息子にも、マッサージのオイルを作って施術してあげたりしてました。「すごく気持ちよかった」と喜んでくれ、親子のコミュニケーションにもつながりました。

資格のテストは1度失敗してしまったけど2度目に無事合格。何歳だって何度だって、チャレンジはできますね。

ワークショップでアロマの輪を広げる

資格取得後、最初は進路を何も考えていなかったんですが、先生に背中を押してもらう形で少しずつ活動を始めました。アロマを使ったワークショップを開催したり、イベントに出店することに。最初は何を言ったかも覚えていないぐらい緊張しましたが、参加者の方に温かく見守られながら、リップクリームやスプレー作りなどを楽しんでもらいました。

ワークショップでは、「参加者の方には、忙しい毎日の中で、1時間だけでもいいから少しでも癒やされてほしい。そして、心も身体もリフレッシュして、笑顔になってほしい」という思いで場づくりをしています。

やっぱり楽しいのが一番いいですよね。皆が楽しくいてくれたらいいなって思います。作りながら何か食べたり飲んだりして、ゆる〜くやっていくのが好きです。

麻央さんとの出会い

アロマの活動を始めて4年ほど経った頃、イベント出店時に販売する商品を増やしたいと思い、「マクラメ」という紐を使った手芸を始めました。すると、マクラメの制作依頼をいただくようになって、いつしかアロマよりもマクラメがメインの活動になりつつありました。

でも、マクラメは1つの作品を作るのに2〜3時間かかることもあるので、アロマのイベント出店と並行してマクラメを制作するのは体力的にもちょっと負担が大きかったです…。
そこで、身体を整えたくて、麻央さんの体質改善講座を受講することに。

麻央さんの講座を調べたきっかけは、顔が真っ赤になってアトピーが酷かったので、「肌荒れ 改善」などでネット検索していたら見つけたことです。
情報を少しずつ読むにつれて、「ココロとカラダが変わると、肌も変わるんだ」と思えるようになりました。

麻央さんの講座の中で仲間の話を聞いて、「今まで自分では当たり前だと思っていたけど実は不調のサインだった」と気づくことも多くありました。
みんな自分のことをわかっていてすごいな〜…と思いましたし、それがきっかけで、時間は掛かりましたがちょっとずつ自分の身体だけでなく、心のことにも目が向くようになってきましたね。

結局卒業後の麻央さんのビジネスコースで背中を押していただき、マクラメを手放してアロマ1本でいくことにしました。

長年頑張りすぎることに慣れて、それが普通だと思ってしまっていた私にとって、講座は自分自身と向き合い、労わることの大切さを教えてくれる貴重な時間となりました。

自分のように頑張りすぎてしまう人たちって、自分では多分気づかないと思います。昭和の時代に生まれてしまうとなおさら、根性論や努力しかなかったですしね。
だからこそ、そういった方に、「ゆっくり休んでほしい」「もう十分頑張っているよ」と伝えたいと思っています。

アロマの癒しをもっと手軽に提供したい

 私がアロマと出会ったきっかけはマッサージなんですが、これからアロマの専門家としてサービスを提供していくとしたら、マッサージよりもアロマをもっと手軽に、身近に楽しんでもらえるような形で届けたいんです。空間やお部屋に合わせて…とか、個人で楽しめるような、そんな癒しを提供したいと思っています。

例えばヒアリングでは、まずはお部屋のイメージ、どんな雰囲気にしたいかをお聞きします。お部屋の壁の色や置いてある家具、カーテンの色などもヒアリングしますね。

それに加えて、普段の好きな香りをお聞きします。「爽やかな香りが好き」とか。お客様の空間や好みに合わせていくのはもちろんですが、体質なども考慮して、パーソナルな香り作りができたらいいなと思っています。

夢はアロマが香る癒やしのカフェ

ちょっと何年後かはわからないんですけど…将来は、「アロマの楽しめるカフェ」を作りたいな、と思っています。

飲食店・カフェにはあまりアロマのイメージはないんですが、ちょっと気軽に香りを嗅ぎに来れるような場所があったらいいなと思って。コーヒーは私、あまり飲めないので、紅茶やハーブティーなどにフルーツを入れたりした飲み物が作れるようになったらいいですね。そこでゆったりとくつろげる空間を提供したいと考えています。

内装は白を基調にして、あたたかみのある木を取り入れ、心からリラックスできる癒やしの空間にしたいです。

カフェには、日頃頑張っている人や子育て中のママさんなどに来ていただき、「また頑張ろう」と思えるような充電タイムを過ごしてもらえたら嬉しいです。

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