人参
・セリ科
・根菜類
・コンパニオンプランツについて
・連作について
・涼しい気候を好むが幼苗期は暑さに強い性質を持つため、初心者は7月中旬~8月下旬に種をまき、11月上旬~12月下旬に収穫する夏まきがおすすめ。
【準備する物】
・プランター
深く根をはるため、20リットル程度の中型から25リットル以上の大型で、十分な深さのあるプランターを用意する
・培養土
できる限り、きめの細かい野菜用の培養土を使う
(根の先端が伸びるときに邪魔になるような石や大粒の赤玉が土の中にあると根が何本かに分かれる又根になりやすくなるため)
・種
長根種ではなく短根種がおすすめ
例えば金時は根が30cm以上あるため栽培し辛い
・籾殻くん炭
発芽率をあげる物。あれば良し。
・肥料
元肥…油かす、草木灰、カキ殻石灰
※野菜用培養土を使用するなら元肥は不要
※他の野菜を育てたことのある土を使う場合は、ふるいにかけてなるべく土をきめ細かくしてから、元肥として油かすと草木灰とカキ殻石灰をそれぞれ一握りずつ混ぜて使う
追肥…油かす、カリウムを含む草木灰
普通肥料や根野菜専用肥料でもok
【栽培の流れとポイント】
①種まき〜発芽
・プランター栽培では、直接種をまく
間引きした苗を別のプランターに植え替えるのもやめた方がいい
(根をまっすぐ下に伸ばして生長していくため苗を育ててから別の場所に植え付けると根が曲がってしまうことも多く、うまく育たない)
・土に湿り気がないと発芽しないので種をまいて土をなじませたあと上から薄く「もみ殻くん炭」をまく
(人参の種は吸水力が弱く、種まき後に土が乾くと極端に発芽が悪くなるため発芽まで乾燥させないよう注意)
・発芽前 土を乾かさない頻度で水をあげる
・8〜10日で発芽する
②育苗〜育成
・日当たりや風通しの良い場所で栽培する
長雨が続くとプランター内が過湿になり、病気が発生しやすくなるのため雨が直接プランターに当たらないように軒下などに移動させる
・発芽後 土が乾いたら水やりをする
土を触って手に土がつかなくなったら土が乾燥しているサイン
プランターの底から水が流れてくるまで、たっぷり与える
真夏は水枯れを起こしやすいため朝夕の2回行う
③間引き
人参の間引きは2回
生育の良い株を残す
1回目 本葉が2~3枚になったら株間が3cm間隔になるように間引く
2回目 本葉が4~5枚になったら株間が10cm程度になるように間引く
※ニンジンの幼苗はとても繊細で、本葉が2〜3枚位までは隣の苗と支え合いながら生長していくので早くから間引いてしまうと水やりをしただけでも苗が倒れてしまうため注意
④土寄せ(まし土)
土の中から根元が見えている時(収穫するまで2〜3回)、強い雨や水やりで株元の周辺の用土が流れてしまった時に行う
根元が見えていると...
・日焼けで黒ずみの原因になる
・苗の倒れや露出した根を傷める原因となる
・緑化の原因となる
土寄せのやり方
・株周囲の用土の表面を軽くほぐして株元に寄せて手のひらで軽く押さえる
新しい用土を足しても良い
⑤追肥
1回目と2回目の間引き後に追肥をする
1回目 本葉が2~3枚になったら上部の葉を大きくするために窒素分の割合が多めの肥料を施す
2回目 本葉が4~5枚になったら根を太らせるためにリン酸分も割合が多めの肥料を施す
・成分や割合分からない場合は、普通肥料や根野菜専用肥料を与える
・ニンジンは種まきから2か月ほど経つと茎葉の生育が旺盛になって肥料の吸収が良くなる。それまでは追肥を与えても根の生育にはほとんど効果がない。
・一回あたりの追肥の量
化成肥料を1株当たり3〜5g
全面にまいて表面の用土と軽く混ぜ合わせて株元に寄せる
⑥収穫
地上に出てきた人参の肩が直径4〜5cm程になったら根元を持って引き抜く
また、収穫時かなと思ったらそっと土をどけて根の直径を見ると良い
収穫後は茎葉と尻部の細根を切って水で洗い陰干するその後は新聞紙などでくるんで風通しの良いところで保存する
【作業記録】
・土作り 2023/07/23☀️午前中
・種まき 2023/07/23☀️午前中
・発芽 2023/07/28☀️午前中
・間引き
・土寄せ
・追肥
・収穫
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