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ラウール、いちばん星の生まれ変わり


最初に

ラウール誕生日おめでとう! 今日本に居ないかもしれないけど関係ない! 世界のどこにいようとラウールが産まれた日を祝わないはずがないだろう! ラウールおめでとう! 聞こえた? 一応とんでもクソデカボイスで叫んでる予定なんだけど。
ラウールはいちばん星の生まれ変わり、スポットライトすらかすむほどの輝きを持つスター、それはまるで川端康成の読む『雪国』の冒頭のような、夜までもを燦然と光り照らす太陽と鏡合わせのような存在であった。
なんて、ラウールの話になると小説を書き出してしまう自分と「ラヴール愛の化身!! 」とかなんとか叫び出しそうな自分が脳内でバトルしそうになるけれど、なんとか手を繋がせて語っていこうと思います。

というか、ラウールが20歳になってからもう1年経つのか! 早くない? そしてどうでもいいですが、私は佐久間さんの誕生日にFC入会した佐久間担ですが、FCに入ってから約1年経つということにもびっくりしています。そうか、もうそんなになるか、随分満たされた1年だったように思うよ。
1年経って、改めて思う。いやめちゃくちゃ安いな? 会報だって届くし、いろんなものに応募だってできる。残念ながら1度だって当選できてはいないが、正直私にとってはそんなこと些末な問題だ。SnowManが舞台の下で燦然と輝いて、幸せそうに笑ってくれているなら、なんだっていい。そこに自分の姿がなくったって、私が彼らに救われたことには変わりないのだから。
私は佐久間担をずっと自称しているし、これからもそう名乗り続ける。理屈抜きで目を引かれるのも佐久間さんだ。その上で言おう、ラウールを初めて見たとき、ひっくり返った。
神に愛された体躯、圧倒的存在感、爆発力に溢れたスケールの大きい表現力。どれを取っても人類最高峰なのではないかと思った。そして同時に努力の2文字が痛いほどに眼前へと広がり、脳内を支配した。今死んだらこれまでの私のちっぽけな人生なんて簡単に弾け飛んで、走馬灯の全てがラウールで埋め尽くされてしまうのではないかと思うほど、圧倒させられた。あの場において、ラウールは圧倒的に自由奔放な支配者であった。

そんなラウールもといSnowManとの出会いは、2022年末のCDTVだった。ONEPIECEオタクでもある私は、あの日ウタちゃんを観るために録画予約し、労働に励んでいた。リアタイはできなかったが休憩中に携帯をいじっていたら、切り抜きが流れてきた。だめなんだけどね、切り抜きはだめなんだけど、画面に流れる、ウマ娘に全力でパフォーマンスして愛を伝える佐久間さんに、釘付けになってしまった。
あの出会いがなければ、紅白でSnowManを観ることもなかっただろう。そして紅白でSnowManを観ていなければ、今に至ることもなかった。そう断言できる。
今となっては、『ブラザービート』が決定打だったのか、『ジャンボリミッキー』が決定打だったのか。どちらが私をSnowMan沼に突き落とした原因なのかは、わからない。どちらも正解なんだろうとは思う。
あのときの衝撃に関しては、ひとりひとり語りたいくらいの感動だったのだけれど、ラウールは一際目を引いた。あの頃私は、数日前の切り抜きで佐久間さんを知っただけで、SnowManの中でも目黒くんとラウールしか認識していなかった。あとは渡辺くん。菅田将暉オタク時代の相互さんが最近推しているらしいと、ふんわりと認知しているくらいだった。
それくらいだったのに、SnowManは、ラウールは眩しかった。きらきらと輝いていて、スポットライトの下に住民票を置いてるんかというくらい舞台上が似合っていた。音に合わせて踊っていると言うよりかは、彼らが動くたびに音が鳴っているかのような錯覚を覚えるくらい、彼らはエンターテイナーとして強い魅力を放っていた。
2022年は私にとって最悪の年で、なにかのはずみで人生を諦めていてもおかしくなかったと思うくらいしんどくて、そんな年の通知表は散々で。『大晦日はその年の通知表を貰っている気分になる』というどこかの小説の一文を思い出しながら、暗い気持ちでいた私に手を差し伸べてくれたのがSnowManだった。2022年も悪くなかったと思わせてくれた、唯一無二の輝きだった。最低評価だった通知表は覆らなかったけれど、最後に大きな花丸を貰えた気分だった。
贔屓目はあるかもしれない。それでも救われたことに変わりない。
それで言うと、きっと2023年は彼らにとって散々な年だった。ファンもそうだったけれど、見せないだけで彼らはたくさんの苦悩を乗り越え、笑ってくれたのだろう。そんな年だったのに、2023年も彼らは年末私をひとりにしなかった。感謝しかない。
彼らの通知表は満点だっただろうか。満天の星が空を彩るように、舞台の上で輝いてくれる彼らは、たくさんたくさん心の底から笑えているだろうか。たくさん世界に羽ばたいてSnowManの名前を背負ってくれている末っ子の彼は、傷付くことなくふにゃりと笑ってくれているだろうか。
ずっと笑っていてほしい。演技以外で“辛くて泣く”なんてことは1度だってあってほしくない。全員にそう思うけれど、ラウールが泣いている姿が1番見たくないかもしれない。それは彼が末っ子としてのびのびとSnowManの中で輝き、SnowManを愛し愛されているからだろうか。愛し愛されている子の表情が苦悶で歪むだなんて、想像すらしたくない。
彼はよくキラキラとしたメイクを顔に施しているけれど、本当にラウールは眩しいくらい輝いている。その輝きが耐えることなく彼を幸せで彩ってくれますように。


ティラノサウルス This is ラウール

ようやく本題です、ラウールの好きなところたくさん語っていくよ〜〜時間がゆるす限り。時間は厳しいから思いの丈を全て綴ることはできないけれど、まぁ語り切れなかったことは来年ということで。

ラウールについて1番語らなければならないことは、それはやっぱり彼の“表現力”だろう。190cm越えの体躯から放たれる強い熱量のパッション。若く多くのことを吸収しようとする貪欲な好奇心と向上心。純粋無垢ながらに思慮深く、猪突猛進で挑戦的な人間性。どれをとっても輝かしくて愛おしい。
そんな『SnowManのラウール』において、1番に語らなくてはいけないのは、やっぱりダンスだろう。

・ダンス

1.『D.D.』

欠かせないよね『D.D.』は。YouTubeにて1億回再生突破した、伝説のデビュー曲。脳髄に魅力という衝撃が走るような、まさに「Dynamite」と呼ぶに相応しい最高火力が、全編を通して迸る。
そう、『D.D.』とは『Dancing Dynamite』の略である。SnowMan全員がダンスでダイナマイトのような火力を生み出し、観た人を釘付けにする。そんな魅力的な楽曲である。
冒頭から閃光のように現れるラウール。SnowMan全体が鼓動のように動いている中で流動的にかつダイナミックに動くラウールは、爆発したダイナマイトより眩しいだろう。特にサビの「衝撃を君のもとへ」部分の足さばきが好きだ。
ラウールの所作って、爆発力に溢れているけど丁寧なんだよ。「それスノ」でも言っていたけれど、身体が大きい分動かすにも時間を要するからこそ、繊細な配慮が必要となる。その上で迸るパッションが溢れ出るのが、たまらなく眩しくて若々しくてあどけなくて美しい。
『D.D.』のこじラウ大好きなんだけど、どちらも声にあどけなさが残っているのがいいんだよ。なのに動きは丁寧。
その丁寧さが、1サビ終わりから徐々にパッションの領域が大きくなる。この侵食がとんでもなく神々しい。
ラストの光を掴む所作なんてまさに、彼の「観た人全員魅了する」という強欲さが現れていて、高揚で目が眩むほどだ。
ただ、ラウールのダンススキルがもたらす魅力はここにおさまらない。

2.『Black Gold』

こちらマシュマロからの選出です。まず文面を引用させていただきます。
暗い背景に白いパンツなのがラウールくんの足の長さがより映え映えです。個人的には足元から上がってくるカメラアングルと、背景の無機質な感じにソロダンスの雰囲気があっててめっちゃめちゃ好きです。」とてもわかる……『Black Gold』の衣装の映え方、えぐえぐよね。
この曲では特に、弾け飛ぶように入ってくるあべちゃんが大好きなんだけど、ラウールの最終兵器感もほんまたまらん。しかも順番的にふっかさんからのラウールなんだよな。燦然ときらめく白が、唐突に画面いっぱいに広がる充足感たるや。
足だけでしゃべってる! とこーじの誕生日動画でも言われていたが、まさにこの頃から雄弁な足さばきである。

見たこともない 輝き So bright 
手に入れるさ 偽物(フェイク)なんか興味ない
無謀なほど挑むさ So high 
暴れ回れ 一度きりの Life
Yeah, let's make it hot(熱くなろう)

『Black Gold(SnowMan)』

こちらの台詞だよ。あなたが私のbright、見たこともない燦然たる輝き、太陽すら霞む星、目が痛むほどの眩しい白。
そしてこの曲、歌い始めるまでは白なのに歌い始めたら漆黒の中で白く輝き出すんだよ。天才か……? カメラワークも足から腰から背中からご尊顔。世界一眩しい黒目黒蓮と、全身が高揚で痛むほどの眩しい白ラウールがいるSnowMan、さすがですわ……。
ラストの煽情的なまでの表現も、必見である。

3.『Bass Bon』

『Bass Bon』は語らずにはいられないよね。佐久間さんとラウール、通称“さくラウ”のユニット曲だが、とにかくこのふたりは表現力の幅が広い。それはジャンルに富んでいるという意味でももちろんあるけれど、今回においてはそこを指しているわけではない。とにかく“支配する空間”が広いのだ。
さくラウはグループで1番身長が低い佐久間さんと、グループ内最高身長のラウールのユニットである。普通ならばリーチの差が生まれてしまいかねない身長差だろう。だが佐久間さんはとにかく爆発力に溢れたダンスパフォーマンスを強みとしており、その体躯が生み出すパフォーマンスは広い空間を支配する。まるで空間の支配者とでも言うようなその力強さは、思わず人の目を引くような魅力がある。
それを知っているからこそラウールも、心置きなくパフォーマンスに徹することができるのだと思う。『Bass Bon』はヴォーグダンスを基調としており、ふたりとも「これまでで1番難しいダンスだった」と言うほどの難易度でもある。それでもそのダンスを習得し、ふたりは表現としてパフォーマンスし切った。
ラウールのダンスも、空間の支配者なんだよな。そんなふたりがユニットを組んで、母性や侵食する感情に怯えながらも抗う。空間の支配者たるふたりが支配しきれなかったものとして“感情”を出してくるのが強い。空間を支配するほどの高いダンススキルを持ちながら、感情という強い侵食力に抗うことができないという構造のこの楽曲で、ラウールは“佐久間さんに動きを支配される”パートがある。もうなんか二重構造。すごい、すごい以外の語彙が出てこない。そしてその“操られている”ときのラウールがとんでもない。
表情の表現力もさることながら、支配されているという意識下でのダンススキルもとんでもないのだ。また衣装も、佐久間さんは“感情に支配されて身体の所在や本質がわからなくなっている”んだけど、ラウールは“芯が通っていて、わからない感情もバグとして出力している”からスタイリッシュなんだよな。だからこそラウールは特に、細かい機微のダンスがよく映える。身長差が大きいふたりが、ダイナミックさと繊細さどちらも兼ね備えているの、強すぎないか?
もう私がいくら語っても観た方が早いよ。是が非でも観てください。

・歌声

1.『D.D.』

また「D.D.」ってか?? 大好きなんだよデビュー曲。それに『D.D.』の良さは、ラウールのあどけなさが惜しみなく出ていることでもある。
変声期真っ只中の、もう聞けないあの声があどけなさと儚さを兼ね備えてて映えというか、もう大好きです。」マシュマロでいただいた言葉だ。もう、まさに100%これである。プラスで語ることはないほど。
デビュー当時のラウールは16歳。まだ高校生だ。大人と呼ばれる人間からすれば、まだまだ子どもといえる年齢。あどけないという言葉すら弱いほどに、子ども。そんな彼がSnowManのセンターに立ち、「The time has come」時代を呼び込んだ。

No matter what happens in your past
No matter who you are
(過去に何があろうと
あなたが誰であろうと)

『D.D.(SnowMan)』

きっと答えはいつもキミと共にある
Get up, It's time to burst
(立ち上がれ、弾ける時だ)

『D.D.(SnowMan)』

1番、ラウールのソロはいくつかあるが、やっぱりこのふたつが特に印象的だ。舌っ足らずで甘い発音は、16歳のあどけなさを思わせ、その声が紡ぐ「今立ち上がらなきゃいけないんだ」「愛に報いたい、世界に飛び立ちたい」という強い意志。まだ若く青い葉が青々と新緑を巡らせ、視界をぱあっと明るくするような、そんな輝きがきらきらと聴覚を支配する感覚。忘れられない。

岩本)Hey you... Let me go!!

岩本・ラウール)限りある Glorious…
誰に微笑む Venus…
誰かのせいにしてちゃ No No No way

『D.D.(SnowMan)』

『D.D.』で好きなのはさ、2番になると2人組以上のユニゾンになるところなんだよね。ひとりにしない、全員でSnowManなんだ、全員が輝いてこその『D.D.(Dancing Dynamite)』なんだと言うような力強さがある。
しかもリーダー岩本照と新センターラウールというこのペアなのがいいんだよね……。そのふたりが好戦的に「栄光は限りあるし、勝利の女神は誰に微笑むかわからない」「じゃあどうする? 誰かの暇にしてる場合じゃないだろ」と挑発するように微笑むのがたまらなく最高なんだよ。しかもしかもでそれが岩本さんの「Let me go!!」という合図でパッションが迸るように弾けるのが最高。もう最高しか言えない、最高。
岩本さんの声って土台がしっかりしているし、とにかく頼りがいがある声って感じなんだよな。ラブソングになるとそれが重さと甘さとして出力されるんだけど、ラウールのあどけなくもきらきらとした硬質のある声と相性が良い。とにかく良い。
地に足着いた岩本照と、硬質できらめいたラウール。このふたりが歌うと硬化に硬化を重ねたようで、それでいてどちらも甘さがある声をしているから応援ソングとしても強い地位を確立しているんだよな、『D.D.』。

2.『オレンジkiss』

ラウール)辛い時にはね
 君を思い出すとがんばれてしまう

渡辺)どうか君も、そうであってくれますように

『オレンジkiss(SnowMan)』

もうさ、『オレンジkiss』はここの歌詞が好きすぎるんだよな。そして同時に「いやそれこっちのセリフ〜! 」てなるのよな。
またラウールの声も、優しく語りかけるようなまろやかさがあって、心の青春部分を撫でてくれるような安心感があるんだよ。からの渡辺くんの願うような、太陽を見上げるような明るい声の、このなべラウバトンタッチがとんでもなく好きなんです。

そのまなざしで、そのぬくもりで、
君の今までを教えて。
甘いとこも、苦いとこも
抱きしめて、守るから。

『オレンジkiss(SnowMan)』

こーじの誕生日noteの際、マシュマロで「こーじくんの映えソングは『オレンジkiss』だと思います! こーじくん視点でもファン視点でも、楽しめるからです」みたいなコメントが来ていたけれど、この曲は本当にファン視点でもSnowMan視点でも感慨深いんだよな。
アイドルって、ヒーローなんだよ。私は常々思う。笑顔と救いの手を差し伸べてくれる、あまりにも大きな愛の象徴。アイドルソングでもある『オレンジkiss』は、ヒーローらしさも投影している最高の応援ソングだと思う。

君と寄り添えば 恐怖心さえ好奇心
乗り越えて行こう 塗り替えて行こう
真っ白な今日を染めてく
このオレンジkiss。

『オレンジkiss(SnowMan)』

ラウールのまろやかな声が寄り添ってくれるのが、この上なく心地好い。
あとこちら、マシュマロできた楽曲なんだけど、「髪を結んでるのがとても似合いすぎてビジュ映え映えだなと思ってます。特にダンプラのビジュが美人なおねえさん感あってとても好きです。」というコメントがとても解釈一致で、私も好きです。


3.『Tic Tac Toe』

ラウールの低音ボイスが好きなんですよ〜〜〜!! まろやかな声が好きって言った数秒後にこの発言ですよ。

Let's play game 今 Tic Tac Toe
Tic Tac Toe Tic Tac Toe
○ or X like the Tic Tac Toe

『Tic Tac Toe(SnowMan)』

覇王のような歌い出し。ライブでは階段を縦横するように座り、瞼を伏せ、まつ毛で世界を覆い隠し、こめかみに触れて低く歌う。その姿は愛らしいと言うよりもただひたすらに恐ろしいまでに美しい。

ラウール)丸ごと齧る this game
次の手は already In my vein(既に私の血の中に)
Peek at your plan(あなたの計画を覗いて)
What u gon do?(どうするの?)
まるで Volcano 吐き出す本能

佐久間・宮舘)I'm not gonna wait
(待つつもりはない)
イヴになるだけ

ラウール)唇 on board 覚悟して OK?

『Tic Tac Toe(SnowMan)』

『Tic Tac Toe』は「SnowManあるある、英語歌詞だと強気になる」の代表的な楽曲だ。特にラウールは、彼の魅力のひとつでもあるあどけなさを隠し、色気という深い色のヴェールを被っている。
「俺を選んで? 」と暗く美しい目で艶然と微笑むその姿は倒錯的なまでに耽美で、どこまでも深く魅了される。そんなラウールを拝みたい方にはぜひ、という楽曲である。

4.『Be proud!』
YouTubeで観られない曲が続くね、ごめんなさい。『Be proud!』は一転、ラウールのあどけなくて愛らしくて可愛くて青春色一色で爽やかな声が、思いっきり堪能できる楽曲である。

ラウール)世界の真ん中はいつだって
向井)僕ら立つこの場所だ 胸を張れ
渡辺)笑顔が笑顔を連れて来る
岩本)だから笑っていようぜ

『Be proud!(SnowMan)』

こーじの誕生日noteでも書いたけど、この順番が最高に好きなんだよな……。最年少いちばん星のラウール、おひさまこーじ、メインボーカル流れ星渡辺くん、リーダー太陽岩本照。ラウールの爽やかであどけない歌声にハグするように、背中を押すように、みんなの声が彼を後押しする。
明るい声が世界を切り開いていくような、爽快で愛らしいメロディー。最高に好きだ……。

5.『HELLO HELLO』

まぁこれは語らないといけないよね。ラウール単独初主演の恋愛映画『ハニーレモンソーダ』の主題歌である。
この曲はもう、歌い出しから好き。ヴァイオリン主体のきらきらとした前奏に入り込むような、それ以上の輝きを持つラウールの甘酸っぱいソーダのような歌声。そして流れるような渡辺くんの優しくはにかむようなツンデレ声。

ラウール)きっと最初から決まってたのさ
キミを放っておけなくて
渡辺・ラウール)Knock Knock Knock
ラウール)心の
渡辺・ラウール)Door

『HELLO HELLO(SnowMan)』

ここの握手のようなバトンタッチが、レモン色のように爽やかで大好き。
今更だけど、ラウールの歌声って本当に色んな味がするミルクチョコレートみたいなんだよ。不二家さんのLOOKアラモードみたいに、色んな味を楽しめるアソートみたいだ。それでいうと、『HELLO HELLO』のラウールの歌声はレモンチョコレート。
あべちゃんの歌声はチョコチップだし、ふっかさんの歌声はキャラメルやバニラシロップだし、舘様の歌声はメロディーをまろやかにする豆乳。トッピングで表すとそんな感じ。ちなみにこーじの歌声は、はちみつレモンのような甘くて酸っぱい切なさが漂っていた。
その点ラウールは、爽やかで青春色で甘い。初夏のような柔らかさもあって、まさに『HELLO HELLO』の青くて甘くて柔らかい楽曲にとてもマッチングしている。
『HELLO HELLO』のラウールの歌詞で好きなのは、案外「ううん」かもしれない。頭を撫でながら微笑み、「愛してる」じゃなくて「だいすき」と平仮名で伝えるようなラウールのBIGLOVE。こちらこそ大好きだよ。そう言いたくなるような、最高の歌声だ。

・表現力

1.『ミッドナイト・トレンディ』

『ミッドナイト・トレンディ』のラウールとんでもないんですよ。以前noteで語ったから詳しくはそちら……なんですが、SnowManみんな、同じ方向を見ているわけではないんだよ。別れを前にして縋ることができるメンバーもいれば、縋ることができず別れを見送ることしかできないメンバーもいる。そんな中で岩本さん、あべちゃん、ラウールはそのどちらでもない。『ミッドナイト・トレンディ』のとんでもない三大巨頭だ。
別れを前にしたラウールは、“思い出になるタイプ”だ。それはあべちゃんと同じタイプで、それでいてあべちゃんの「あなたのアルバムを飾る準備はできているよ」とは少し違う。別れの大きさを受け入れられていないラウールは、それでも「あなたのそばにいられて、楽しかったよ」と微笑んで相手の思い出になろうとする。
SnowManにおいてのラウールの表現って、あどけないんだよな。“ラウール”という人間性と、グループ内での立ち位置を上手く活用し、それを表現に繋げているからこそ、あどけなさが宿るのかもしれない。自己プロデュースというひとつの単語で言い切ってしまえば簡単だが、ここまで緻密な芸術をこの年齢でこなしているその手腕、シンプルに脱帽する。
そう、『ミッドナイト・トレンディ』のラウールは、別れを受け入れられていない。むしろ“別れの大きさを受け入れられていない”のに、意識の外側で口角が優美に上がってしまう。それは決して気丈に振る舞っているわけではなく、ただ別れを前にした時「まっすぐに感謝と愛を伝えたい」となる。それがラウールなんだと思う。
あどけないラウールに、恋愛の駆け引きや打算はない。本能からくる「思い出の中で美しくいたい」という希求が、彼を優美に振る舞わせる。数年後、酸いも甘いも数え切れないほど経験したならば、あべちゃんのように吹っ切れて綺麗にスイッチを切り替えるのかもしれないが、今はまだ別れの大きさを隠したいという思いの方が大きくて、自分の奥底に眠る本心からは目を背けている。ちょっと『ウソ婚』の進藤将暉くんっぽさがあるよね。感情に気付く前の。
何年後かにまた『ミッドナイト・トレンディ』歌ってほしいな。ラウールの感じ方も変わって、表現の仕方も変わっていると思う。
「パフォーマンスを観たら、ラウールの優美な微笑みが頭から離れない。これはきっと、もう既にファンの中で思い出という衝撃に残っているという意味なのだろう。
過去にnoteでこう語ったけれど、この感想は今でも変わらない。ラウールはSnowManの中での“末っ子”という自身の立ち位置を活用しながらも、ラウール個人の愛し方を貫いているのである。

2.『Infighter』

こちらもマシュマロ選出曲です。
『oh funkyfunky Fine play〜』のラウールくんが特に好きなんです……。ラウールくんの歌声はふつふつ滾る感情を半分顕にするというか、感情的でないようで隠されたニュアンスがスパイスとして利く声だと思っているので、『infighter』のこのパートに隠されたほんのりのニュアンスがとても好みです。」
それ!! ラウールの声って多面的で多角的で最高に魅力的なんだよ〜!! 爽やかでまろやかであどけなくて甘いだけじゃない、ちらりとこちらを覗き込むように本音を見せる、心臓にキスしてくるような妖しさもある。
『Infighter』だと、好きな歌詞はたくさんあって、あべちゃんの「Hey にこにこするほど裏・裏がある」や、佐久間さんの「人は見かけじゃわからないことばかり」……とにかく語ると終わらないんだけど、もちろんラウールの「Oh funky funky Fine play Infighter's still fighting today」も大好き。
この曲の振り付けを担当した岩本さんは、「大きい石をどかした時にいっぱいいる。遠目から見たら止まってるように見えても、近くで見たらそれぞれ好き勝手な動きしてる。そこから着想を得た」と話していたけれど、この曲のラウールは動けることを嬉々として喜んでいるような魅力があり、「彼の魅力の『あどけなさ』をこう活かしてきたか〜〜!! 」と毎度感嘆に唸る。

3.『Bass Bon』

ダンスでも『Bass Bon』の話したのに、こっちでも話してしまう……! 大好きなんだよ『Bass Bon』。こっちは“表現力”の話だから、自分の中の『Bass Bon』考察設定にも触れるんだけど、詳しくはnoteに書いているのでお暇な方はぜひ。

私の中の『Bass Bon』は、「人造人間佐久間大介」と「最新型AI(アンドロイド)ラウール」というキャラクターのもと構成されている。自分から人間らしさを奪った人間への復讐のために、無垢なAIラウールに知性を教えながら復讐心も植え付けていくものの、次第に母性が芽生えていく佐久間さん。対して、佐久間さんに懐いていき、愛情を覚えていくが、母性が引き金となって人間時代の記憶を思い出していく佐久間さんの心が自分から離れていくことが恐ろしくなり、感情がパンクするラウール。最終的にふたりは反旗を翻すが、強制シャットダウンされて初期化される。
このストーリーとキャラクター性の面白いところは、佐久間さんとラウールのキャラクター性をうまく活かしているところ。最年少のラウールと、最年長組の佐久間さん。最高身長のラウールと、1番身長が低い佐久間さん。低音を担当することが多いラウールと、高音のファルセットなども担当する佐久間さん。
対極な魅力を持つふたりがユニットを組むとき、まったく違うキャラクターとして内面を作り上げ、表情までもを演出していく。同じ方向を向いた『Gotcha!』や『Vroom Vroom Vroom』のようなユニットもできただろうに、対極の魅力を持つからこそキャラクターを向き合わせることで最高の相乗効果を生み出す。すごい化学反応だよ。
そしてダンスのところでも語ったけれど、佐久間さんとラウール、通称さくラウコンビは身長差は1番大きい。それでいて、ダンスのスケールはどちらもダイナミックで大きいから違和感が生まれることはないんだよな。すごいよ。
ふたりのキャラクターが、ふたりの生来の魅力を活かしていると思うのは、「ラウールのあどけなさや無垢さ」と「佐久間さんの優しさや慈愛」がキャラクター構成に繋がっているから。それでいて、どちらも「ダンスの表現がダイナミック」という点を「感情に掻き乱される」という個性に繋げているのも、上手い昇華の仕方だなぁと感嘆する。本当にSnowManって自己プロデュースがお上手で……お上手です

4.『Cry out』

そりゃあ『Cry out』は語るよ。このラウールはまさに一級品。パッションが溢れ出し、ステージ以上に大きい魂が縦横無尽に音楽の中を遊ぶように駆け回る。踊ることを、表現を心から楽しんでいるようなその姿は、どうしようもなく愛おしくて、耳が恍惚に浸かってしまう。
まず冒頭から、まさに「衝動」の2文字が浮かぶ大きな魅力。彼の初動に呼応するようにSnowManが動き出すさまは、命の始まりの鼓動のようでもあった。
ダンプラ(Dance practice)動画は様々な光が彼らの魅力を後押ししていて、どこまでも目を引く。
『Cry out』って、ラウールのSnowManへの愛と表現、音楽への愛に溢れてるんだよ。末っ子として、欲張りなくらい愛に正直で、どこまでもまっすぐで純粋。こーじの誕生日noteでも語ったけど、『Cry out』って一体感が最高で。SnowManというひとつの個体となってファンの五感を楽しませてくれる。
その個体という魅力的な作品において、ラウールが自由奔放に楽しんでいるのが、彼の「愛の証明」なんだと思う。愛しているから自由奔放に魅力を振りまき、舞台を駆け回り、ストッパーなく惜しみなくキラキラと魅力的に光る。彼がそれをできていること、SnowManがそんな彼を受け入れていること。このふたつが最高の相乗効果を生み出している。その証明がこの1曲に詰まっているのである。


末っ子あばれまく〜るラウール

・概念ソング

1.『プライド革命(CHICO with HoneyWorks)』

なんかだいぶ前にTikTokで「ラウールっぽくない? 」という意見を見てから、ラウール概念ソングにしか聴こえないんですよね『プライド革命』。

理想だけを口にしてた過去
壁はどこにだって立ち塞いで
手探りで生きてく

『プライド革命(CHICO with HoneyWorks)』


きっとこの曲の“君”は、SnowManのメンバーも指していてファンのことも指している、ダブルミーニングだと思う。でも1サビまではSnowManのことだけを指している。

紅い空が影を伸ばす
まだそれは頼りなくて自分勝手
ため息をこぼす
違う歩幅合わない呼吸でも
君はまっすぐにぶつかって
側にいてくれる

『プライド革命(CHICO with HoneyWorks)』

なんというか、多分加入したばかりのラウールの頑張りは中々結果に結びつかなくて、それが歯がゆくて、歩幅も当然合わなくて、それでも全力でぶつかってきてくれてそばにいてくれるSnowManたちに救われたんだろうなっていう情景が、ありありと浮かぶ。
これ、2番では「君は『まっすぐにぶつかれ』って悔しそうに嘆く」になっているんだけど、自信を失いかけたラウールに「お前はお前の好きにやれ」と言うSnowManみたいじゃないか……?

弱くたって立ち向かうんだ
理由なら君にもらった

わかってる、だから行くんだよ
今も苦しくって 胸が痛いよ
力なら君にもらった
守り抜くために行くんだよ

『プライド革命(CHICO with HoneyWorks)』

1サビ、ここでようやく“君”がSnowManとファンのダブルミーニングになる。SnowManを守るために、SnowManを愛してもらうために。
この歌詞、2番で1度自信を失うんだけど、その後の落ちサビが大好きで。「今も怖くなって足がすくんで、本当は震えてるんだ」と言った後に、君がいるから大丈夫だと自分に言い聞かせる。見たことはないけれど、舞台の前のラウールのようで、どうにも涙腺が刺激されてしまう。

声にならない叫び声が 胸の中震えてるんだ
わかってる、だから闘うよ

今はひとりじゃない胸が熱いよ
力なら君にもらった
守り抜くために闘うよ

『プライド革命(CHICO with HoneyWorks)』

なんだか、パリに戦いに行ったラウールにも通じるものがある。後でじっくり語るけれど、ラウールがパリへ戦いに行けたのはSnowManに愛さたから、SnowManを愛しているから。ひとりじゃないとしっかり理解できたから。だと思っていて。
だからこそ、自分の強みを100%活かして、肩書きのない世界で実力を認められに行けた。パリという素敵な国が暗く感じるくらい孤独に苛まれるけれど、ひとりじゃないことをラウールは知っていたから頑張れて、頑張れたから努力を結果にできた。
最高だよ、ラウール。映画にさせてくれ。

2.『Shouted Serenade(LiSA)』

LiSAとラウールの相性はいいぞ。アニメの中で叫ぶように笑うように歌うLiSA、ダンスの中で迸るように鳴き踊るラウール。パッションとパッションのぶつかり合い、たまらん。「それスノ」ではあまり絡んでなかったけど。こちらはSnowMan概念ソングに近いですが、『ADAMAS』もおすすめです。
手が付けられないほどの膨大なパッションが渦巻くLiSAのアニメ的な世界観と、ラウールの最大火力と最高リーチのパッション、相性が良すぎるんだよな。

愛とか夢じゃまだ足りない can't you see?
期待しろ全世界

『Shouted Serenade(LiSA)』

あかん、冒頭からあまりにも好戦的。SnowManで割と好戦的な表現をするのって、ゆり組とか目黒くんもなんだけど、ラウールもギラギラで最高にかっこいいんだよ。それでいてラウールは、「未だ数機まみれ」な「ストーリー」を楽しんでいるような、暴れ馬で規制の効かない人生に口角を片方上げているような好奇心にも満ち満ちている。

だから走っていける 望んでいける
思いつくまま挑むんだ
キミと生き続けるこの世界 幸せにしなくちゃ
一人じゃ望まなかったことばかり
魔法と呼ぶには野暮ったいか?
 

『Shouted Serenade(LiSA)』

ラウールはきっと、SnowManに入らなければパリコレモデルを目指すに至らなかった。ファンやSnowManに愛されていること、SnowManを愛していることが彼の背中を押し、ここまで世界に挑戦するに至ったんだと思う。
それはあまりにも大きな挑戦で、ファンからしても言葉を失うような無理難題で、でもラウールはもがきながらも愛を糧に必死に突き進んでいるんだ。

心に嘘はつけない 孤独を振り切りながら
叫ぶようなserenade

他人事でいろよ 外野は
無関心でヘラつけよ junkは
雑なリアクションはダサく見えるぞ
おだまりあそばせ

『Shouted Serenade(LiSA)』

ここはもう完全に、「それスノ」で「この事務所にいて、アイドルであることは、SnowManにいることは、過剰な評価になる時もあるし、時には逆に本当に良いものも色眼鏡をかけて見られることもある。そういうコンプレックスが長年あった。だからこそ、肩書きのない世界でも勝てると証明をする。それが自分にとって意味のあること。」と語っていたラウールよね。
ラウールの輝きを見るたびに、彼の叫びが聞こえてくる。雑に評価するな、俺を見ろ、見たくないなら黙ってろ、魅せてやるから。

欲しくない 伝説も形だけの名誉も
ただキミと未来を作りたい!

だから走っていける 望んでいける
祈りながら叫ぶんだ
キミが生き続けるこの世界は自由に溢れてる!

『Shouted Serenade(LiSA)』

ここで“キミ”がいきなりこちら(ファン)を指す。あまりにも大きな夢を追いかけて掴んで叶えることで、「この世界は自由に溢れてる! 」とスピーカーよりもよく通る、大きな声で叫ぶんだ。あまりにもアイドルだよ。アイドルらしくないと後ろ指さされることがあろうとも、ラウールは最高に輝かしいアイドルなんだよ。じゃないとブログやInstagramであんなに喜びを愛として伝えちゃくれないだろう。

いつか見た景色からどんくらい進んだんだ
まぁどうでもいいや 今しか進めない道を行け

『Shouted Serenade(LiSA)』

ここで浮かんだのは、『僕という名のドラマ』。デビューしたときにはきっと思いもよらなかった未来だけれど、今しか進めない道を進むことでSnowManを愛することができるなら、ラウールの夢を叶えることができるなら、彼の足が止まることはないだろう。

3.『ギリギリchop(B’z)』

マシュマロ募集枠です。いや、今回ちょっとバタバタしていてラウール概念ソングあまり集めきれなかったんだよ……。来年はこれを活かして早めに募集かけます。そうだよな〜こーじラウール佐久間さんと立て続けにお誕生日だもんね、オタクは幸せです。
B’zのこの楽曲、恥ずかしながら最初は知らなかったんだけど、「名探偵コナン」の主題歌だったんだね。サビ聴いて既視感に膝を叩きました。そしてマロ主の言葉にも感嘆した。
色々規格外型破りなれど別に何にも考えてない訳ではなくてむしろめっちゃ色々考えてその上で型にハマらず無茶する生き方。批判を恐れずやりたいことはやりたいと口に出し、行動し、実現していく姿は眩しすぎるほどです。」わかる。
「彼の『個性』を『孤独』にしないところがSnowManというグループの凄いところだなと思います。」
……私がSnowMan好きな理由が詰まっとる……! 強い個性は場所によっては孤独になり得る。でもSnowManは個性を孤独にしない。92年組は天才肌、93年組は秀才、年下組は行動型だと思っているけど、中でもラウールの個性は際立っている。

ギリギリの感じなんだよ 好きなのは
なまぬるい温泉は まだちょっとでいい
きわとい快感に冒されて
楽しめなきゃまずいんじゃないの

『ギリギリchop(B’z)』

煽るようなラウールの高揚。涙腺を通ってきたような魂のB’zの叫び。親和性が高すぎる。
パリでの挑戦だって、後々深く語るけど、まさに“ギリギリ”だ。成功する保証はどこにもない。それでも挑戦したかった。自分の個性を楽しみたかった。そんなラウールの強すぎる好奇心がビシバシ伝わってくる1曲だった。
ちなみに他にはJackson5の『I Want You Back』もきていました。「子どもならではの生き生きとしたオーラが良く感じられて、ラウールにピッタリの曲だと思いました。」わかる、ラウールって前途洋洋で純粋無垢であどけないんだよね。ありがとうございます。

4.『美々たる一撃(ANGERME)』

こちらもマシュマロ選出曲です。送ってくれてありがとう。知らない曲を教えてくれてありがとう。
「ANGERMEさんの『美々たる一撃』という新曲です。私はこの曲からアイドル側の覚悟と気合を感じてしまうんです。勝手ながら最近、異国の地で孤独に頑張り続けていたラウールさんのランウェイを歩く姿を動画で見たときは、勝手にこの曲がBGMとして流れてきていました。」このコメントを読んだとき、めちゃくちゃに涙腺を刺激されました。そしてこの曲に心臓掴まれました。
もう歌詞全部引用したいくらい、ラウールの魂の形にぴったりだった。でも全部引用するとそれはもう歌詞サイトになってしまうので割愛。特にラウールだと感じた部分を引用して語ります。

努力の跡 見せないのがMyルール
でもちゃんと 盾にして突き進む
大丈夫 いつか来たるべき栄光の前日譚
『それじゃまたね もう、行くね』

『美々たる一撃(ANGERME)』

まるで「戦いに挑みに行く」とパリに乗り込んだラウールの気概を表すような、眩しいほどの栄光の色。燦然と愛らしい光で夢へ挑み、その姿でファンにも夢を与えてくれる。アイドルでヒーローで、いちばん星のように眩しくて歩んできた努力の跡を愛している。そんなラウールの姿がありありと浮かぶフレーズだ。

今胸張れる 日々がバイブル
痛み・嫌味さえも 抱きしめるわ

頑固さも 才能かも
Audience, come on
I gotcha! 優しさが使命

からがら
美々たる一撃 食らわせろ
ナイフなど 愛で狂わせろ

『美々たる一撃(ANGERME)』

こんな好戦的で魅力的な歌詞ある?? 弾けるほどの眩しい愛をスポットライトにしてファンの表情を照らしてくれる。もちろん心までもを。
ラウールというアイドルはヒーローで、そして挑発するようにファンを愛してくれる。愛してくれる人の方だけを見て愛らしく笑顔を見せて手を振るアイドルも、正しく愛おしい。でもラウールには、自分を見ていない相手の顔をこちらに向けて魅了するような、愛にわがままで強欲な強かさがある。
ラウールは愛に対しても食いしん坊なんだろう。みんなの愛でおなかいっぱいになりたい。そんな彼の夢への行動は、まさに「美々たる一撃」で、「愛で狂わせる」強さに満ち満ちている。

ちなみにあと1曲、椎名林檎の『カプチーノ』と来ていました。もうこれは……「あと少し あたしの成長を待って」の歌い出しが特大ラウールすぎる。個人的には舘様や佐久間さんイメージだったし、ラウールは『人生は夢だらけ』も似合うと思っているんだけど、ラウールがミルクチョコレートのようなあどけなさに溢れていると気付いた瞬間からもう、「ミルクの白に茶色が負けている」の一節にやられちゃったよね。

5.『PRIDE』

ラウールには、“プライド”という言葉が似合う。高飛車だとか無駄にプライドが高いという意味ではなく、世界を楽しんでいるという意味での“プライド”。自分の中の座右の銘にまっすぐというか、一本芯がまっすぐ通っているような、そういう“矜恃”と呼んだ方がいいような“プライド”。
でもそれに縛られているわけじゃない。あくまでラウールの行動起源は愛で、大好きだという気持ちから行動しているように思える。

清く たのしく 美しく
どこか妖しく つつましく
心やさしく かっこよく
何より誰しも 愛らしく

『PRIDE(女王蜂)』

自分に求めることがどこまでも“欲張り”なラウール。女王蜂様と波長が合いすぎる。女王蜂は佐久間さんとも似合うけど、ラウールとも似合うんだよ。というかもう冒頭の「眠れないなら目を開けて」が、「俺を見て」に聴こえる。見えされすれば魅せてあげるから、みたいな。

眠れないなら目を開けて
記憶はいつしか美しく
ときにはかなしく 傷ましく
それでも今 なら誇らしく

『PRIDE(女王蜂)』

これがアヴちゃんの“PRIDE”なんだと思うと、あまりの畏怖に視界がぐらつく。眩しすぎる世界は目に痛みを感じるが、それに近い。そしてそれは初めてラウールを見たときの衝撃にも近しくて、あまりの愛おしさに心が酸素を欲しがり、思わず生唾を飲んでしまう。

超絶すてきなナイスなバディに
壮絶無敵なナイスなマインド
宿していたいだけ 邪魔させない

『PRIDE(女王蜂)』

エンターテインメントとはサービス業ではない。パフォーマンスである。でもアイドル業はサービスに近い。人生を賭けたサービスだ。
キラキラ、がアイドルなら、SnowManはラウールは、たまに“ギラギラ”と称するにふさわしいギラつきを見せる。それはアイドルらしからぬと言われることもあるが、たしかに人の心を燦然と照らし上げる力に溢れているのだ。
ちなみに女王様様だと『ストロベリヰ』もラウールっぽさがあると思っています。

6.『創造(星野源)』

星野源を知っているか? 個人的に星野源が1番似合うのは岩本照なんだけど、『創造』においてはラウールだなと思う。

何か創り出そうぜ 非常識な提案
誰もいない場所から 直接に
独を創り出そうぜ そうさYELLOW MAGIC
色褪せぬ遊びを 繰り返して

『創造(星野源)』

ここ本当に好き……! 「独を創り出そうぜ」「色褪せぬ遊びを繰り返して」って言うんだよ。人はどこまで行ってもひとりだから自分だけの“独”を創り出して、澱むこの世界での“遊び”を繰り返して、愛していこうぜって困り眉で笑うイメージ。なんだよそれ……ぐしゃぐしゃにまとめられて捨てられそうになった心を、綺麗に広げて絵を描き始めるみたいな、眩しいほどの『創造』。でもそれって、ラウールに似ている。
ラウールの言う“独”はきっと、自分にしかできないもので、愛を得て大きくなったこの身体で創れるものを創ってみんなを愛していきたいみたいな、無垢な愛を感じるんだよな。

死の淵から帰った 生かされた この意味は
命と共に遊ぶことにある
僕らふざけた 生き物 脆く
ひしゃげた文明の

『創造(星野源)』

ラウールが未知に挑んでいくさまって、それこそ未知を楽しんで創造していくようなエネルギーに満ち溢れている。もちろん落ち込むこともあるけど、その姿は見せない。でもまったく見せないわけじゃない。そこがラウールらしいところだなと思う。人間らしいあどけなさが宿るから。
そしてその“落ち込んだこと”は全部過去形で話す。あ、あまりにもアイドル……!人間性を感じさせながらアイドルであることは忘れない。さすがだよラウール。

あり得ないさ 全ては馬鹿げてた妄想
現れる様相 目の前の風景
襷 抱いた 遊びを繰り返し
繰り返し

『創造(星野源)』

“襷”で愛を伝えることある……? あまりにも語彙がお洒落……。そしてことSnowManにおいて“襷”とは、SnowManがラウールの背中を押してきたその“愛”なんだろう。
ラウールが創造するのは、きっと彼の未来で。配られた手札で最高の結果を生み出して夢を叶えたい。そうやって強欲になっちゃうくらい、たくさん愛されてきたし愛してるから!
あぁ、やっぱり眩しくて愛おしいよ、ラウール。

・お前は天使だよ

こちらあべちゃんからラウールへの言葉です。さらっと言うんだよまたこの男は。でもきっとそう思っているのはあべちゃんだけじゃない。だから最高なんだよSnowManって。
SnowManって、ラウールに甘い。
でもそれは「ラウールはなにもしなくていいんだよ」みたいな、過保護的な“甘さ”じゃない、断じて。ライブ直後に反省会を開くくらい自他ともに対してストイックだし、お互いに切磋琢磨しながら高め合っていることがよくわかる。蝶よ花よと甘やかしているような類のものではない。だがラウールに対しての愛は、“甘い”という表現以外のものが思いつかないほどに甘いのだ。
「SnowManの末っ子でよかったこと? あるよ、あのね、自動販売機の前でこう……可愛い顔してると、ジュース買ってくれるの。」漫画じゃないからね、これ、ラウールがインライ(Instagramのライブ)で話していた、マジのガチの言葉だからね。
可愛いんだよラウールって。愛されてることを自覚しているし、SnowManたちも普段はメンバーとして年齢を感じさせないストイックさに溢れているのに、ちょっとその枠をはみ出たらラウールへの愛でデロデロになっちゃうんだよ。SnowManもラウールも、どっちも可愛いだろ?

個人的にお気に入りなのはこのすのちゅーぶ。ラウールが「SnowMan大好き♡」と照れたり臆したりすることなく天真爛漫に言ってのけるのだが、それに対するSnowManの反応が“甘い”。普通“甘い”と言うと「しょうがないなぁ〜」みたいなことを言って口角をとろけさせるのかと思うかもしれないが、SnowManのラウールへの“甘さ”はちょっと違う。
「あ〜こいつまた言ってるよ」と言わんばかりに、照れ隠すように「解散解散! 」と全員がその場を離れるのだ。おい可愛いかよ。なんだその反応。冷静に「何言ってんだお前」と突っ込んだり、それこそ「ラウールはしょうがないなぁ〜」とデロデロに甘やかす反応を返してバラエティー的なノリに昇華したりすることもできるのに、未だラウールの愛に照れてその場を離れて表情を隠す。なんだ君ら、ラウールのこと好きすぎるだろ。

SnowManって、人を褒めることに躊躇はないのに褒められることは慣れないメンバーが多いんだよね。好きな漫画に『愛されることに屈託は無いのに、長所を褒められるのは座りが悪いんだね』という台詞があったけれど、佐久間さんやこーじはまさにこれである。その点ラウールは、愛されることにも褒められることにも屈託が無い。どちらも宝物のように朗らかで愛らしい表情で贈り、受け取っている。それこそラウールが「天使」と呼ばれる理由であると、私は思う。
個人的に、あべちゃんは「Angel」だがラウールは「天使」である。和訳しただけじゃないかと言われかねないが、個人的には微妙に違うんだよ。私はさっきからラウールの表情を「天真爛漫」と称しているが、「天使」なラウールにはそういった表情が醸し出す空気感も差している。それで言うならあべちゃんは「天真爛漫」と言うより「お茶目」であり、ちなみに舘様は「おてんば」である。いけない、話が逸れてしまった。
つまりラウールって天使なんだよ。それは決してあべちゃんだけが思っているわけでなければ、SnowManが思っているだけの規模の小さい話ではない。ファン全員が思っていることなのだ。

・お前は何色にでも染まれる

「ラウールは、メンバーカラー白とかどうかな? これから何色にでも染まっていける色だよ。お前は、白がぴったりだと思う。」こちら、つい最近こーじの誕生日お祝いnoteでも引用したすのちゅーぶだけれど、年下トリオと最年長ふっかさんのこの動画、本当に最高なんだよ。
メンバーカラーを決める際、率先して出てきてくれたのがふっかさんだと言う。「ふっかさんが3人と6人の橋渡しになってくれたよね。」末っ子のラウールは、そういった感謝を少しも照れずにさらっと言っていた。「別に必要はないわけじゃん、それを率先してやってくれてさ、本当にありがとう。
当初ラウールから見たふっかさんは、きっと大人だった。SnowManがSixTONESとデビューした頃、私はよく嵐の番組を観ていて、だからかそれに出演した時にラウールが言っていた言葉もよく覚えている。「11歳差なんですよ、グループ内の年齢差が。11歳って、担任の先生みたいな感じで……。」ふっかさんはあのときびっくりしながら突っ込んでいたが、教員免許を取ってからはより一層よくわかる。たしかに11歳差はそれくらいの距離感を感じる年齢だ。実際教育実習に行ったとき自分は22歳で、生徒は中学生、1番若くて12〜3歳というところだろう。ラウールとふっかさんの年齢差より狭い。庇護欲は沸いたし、子どもとして愛おしいなとも思った。
6人体制のSnowManはそこまで年齢差が大きくなかったし、最年長のふっかさんと最年少のあべちゃんが同期だったこともあり、11歳差というものは殊更大きく感じたのかもしれない。年下トリオに対してらどう接したらいいかわからないという考えもあったのかもしれない。だからこそ、ふっかさんは率先して架け橋になってくれたんだろうと思う。だからこそ、ラウールにとってのふっかさんは“大人”から“メンバー”になることができた。
「うわ、昔の俺いやだねぇ! 」年下トリオの褒め褒めタイムに対し、ふっかさんは照れながら笑っていたが、最年長が架け橋になってくれて彼らがどれだけ救われたか。彼らはノリというテンションで語っていたが、話していた内容は間違いなく本音なんだろう。
SnowManは6人から9人になるとき、ふっかさんが架け橋になって、渡辺さんが矢面に立って、佐久間さんが壁を壊して、岩本さんが背中を押して、舘様が寡黙に見守って、あべちゃんがお兄ちゃんになってくれた。身をもってそれを知っているラウールは、愛を100%そのまま躊躇なくしっかりと受け取っていて、だからこそ愛を返すことにも戸惑いがないのだろう。
いや、ラウールからしたら返したつもりはないのかもしれない。好きな人を精一杯愛して、そうしたら好きな人からも愛された。ただそれだけ。返し返されるものではなく、愛したいから愛する、欲しかった人から貰える。ただそれだけ。ラウールの愛ってシンプルな形をしている気がする。

この話をすると少し趣旨から逸れるような気がしないでもないけれど、ラウールの愛し方って本当に愛らしくて天真爛漫なんだよね。そしてそれは彼の表現力にも繋がる。
『美々たる一撃』でも少し話したけれど、ラウールは愛に対しても食いしん坊だ。みんなに見てもらって、肩書きがない世界で光り輝くことで自分の愛を見せつける。そして魅了する。歌声だけでなく、愛し方さえも甘くてたくさんの味があるアソートのようなミルクチョコレートのようで、子どものように無垢で、どこまでも賢く強かで、そして天使のように天真爛漫だ。だからこそ彼の表現は自由奔放でストッパーがなくて、いちばん星の名にふさわしい眩しさを放っているのだろう。

・好きにやれ

SnowManのメンバーは、基本的にラウールに対してこのスタンスである。好きにやれ、背中は俺が守るから。
“普通”ならばそんな感情を感じたとき、どうするか。遠慮する、プレッシャーに感じる。形は様々だろう。でもラウールは違う。ラウールは天真爛漫に笑い、文字通り「好きにやる」。そしてラウールの「全力」は、それこそこのnoteになんか書ききれないほど規格外のスケールなのだ。
SnowManのラウールへのスタンスが如実に現れているのは、ライブでの『Cry out』だろう。「横位置守れよ」と言いながらも、SnowManは、横位置を守らずに前へ出て全力で魂を弾き飛ばすラウールを笑顔で見守っている。叱るどころかライブ映像を全員で鑑賞していた際は手を叩いて喜び、巻き戻してまで楽しんでいる。わかるか、そう、SnowManはラウールが大好きなのだ。正確に言うと、ラウールが好きに暴れているのが好きなのだ。そしてラウール自身も、その愛に全力で応えている。

6月、ラウールはパリにいた。遊びに行っているわけではない。むしろ本人自らブログにて、「戦いに挑んでるって感じ」と発言している。内容はずっと伏せられていたが、6月18日から23日にかけて開催されていたパリファッションウィークの「メゾンミハラヤスヒロ」のショーにて明かされた。ラウールがショーモデルとして銀テープを翼のようにはためかせ、ランウェイを闊歩したのだ。
そもそも、なぜラウールがショーモデルとしてランウェイを歩くに至ったか。1月に開催されたファッションウィークでゲストとして名だたるブランドから招待された経歴を持つラウール。権威あるデザイナーやモデルたちと写真を撮り、セレブに混ざり、ファンは「きっと次にくるお仕事はブランドアンバサダーなどなんだろうな」とすら思っていたことだろう。
だがラウールが選んだ道は、茨の道だった。

ぶっちゃけ出張ではないかな〜、戦いに挑んでる感じ! 🔥

2024年6月17日のブログより

本格的にランウェイモデルを目指し、様々なオーディションを周って挑戦し続け、挑戦者としてランウェイを歩いたのだ。

ラウール、私はもはや自分が恥ずかしいよ。
ラウールに苦しんでほしくない、泣いてほしくない、ずっと笑っていてほしい。できることなら、平坦で穏やかな道をゆるやかにのんびりと散歩して、美味しいものだけを食べて、幸せだけを享受して生きてほしい。その願いは変わらない。
でもラウールは、そんなオタクに対して微笑むのだ。「こんな俺もカッコイイでしょ? 」「みんなの期待に応えたい」「肩書きのない世界で勝てると証明する」。

今日、パリに来て初めて、パリが明るく見えた。ほんとに嬉しい。

2024年6月22日のブログより

細かいニュアンスはぜひ300円払って読んでもらいたいのだけれど、ラウールの念願が叶ってランウェイを歩いたと報じられたその日更新されたラウールのブログには、こう書かれていた。ラウ日(ラウールのすの日常)にしては珍しく、短く締められたこの文章にどれだけ涙したか。
6月1日から戦いに挑もうとパリへ行き、母国語でも生まれ故郷でもない遠い異国で単身、自分を売り込み、ただのラウールとして挑む。どれだけ心細かっただろう。以前、1月にパリへ行ったとき、彼はたくさんInstagramを更新してくれた。いろんな服を着ていろんな場所でいろんな人と写真を撮っていた。
でも今回は、自らInstagramで発信することはせず、22日に初めて、ショー出演を終えた私服の自転車姿が撮られただけ。ラウ日も更新してくれてはいたが、インライで話したいからとあまり多くは語らなかったし、Instagramの更新もストーリーのみ、それもほとんどなかった。
久しぶりに訪れたパリは、きっと暗かったんだろう。心細くて努力が形にならなくて、そのまま泣いて帰ってくることもできたのに、彼はそうしなかった。涙で枕を濡らしたこともあったかもしれないのに、形になるまで帰ってこなかった。そして22日、ようやく「パリが明るく見えた」と、生来の天真爛漫な笑顔で伝えてくれた。

ラウールは痩せた。血色の良さと柔らかさが売りの末っ子ラウールくんではなく、モデルらしいスタイリッシュでモダンなアンニュイRaulになった。でも不思議とあまり心配はない。きっと彼は苦しみながらもがき、もがきながらあがき、あがきながら挑んだのだ。「ねぇ、俺ってすごいでしょ? 」と心から言えるようになるために。「俺をただまっすぐ見て、愛して。」燃えるような、真摯で眩しい愛が見えた。

「それスノ」でダンス大会に挑んでいた際、ラウールはこう語っていた。「この事務所にいて、アイドルであることは、SnowManにいることは、評価を良くも悪くも受け続ける。」「時には過剰な評価になる時もあるし、時には逆に本当に良いものも色眼鏡をかけて見られることもある。」「そういうコンプレックスが長年あったんだよね。だからこそ、肩書きのない世界でも勝てると証明をする。それが自分にとって意味のあること。」
こんなにも力強いラブレターがあるだろうか。これがラウールなりのSnowManの愛し方なのだ。
愛を期待としてたくさん受けてきたから、その愛に期待に応えるため、自分の肩書きが偽物なんだと言われたり、肩書きで過剰に評価されたりしないように戦う。それは「俺は“SnowManの”ラウールです。俺がすごいと思うなら、俺の肩書きもバカにしないで」と言うようでもあった。
私は、ラウールがやることすべてに「SnowManの愛と歴史」を感じてしまう。肩書きのない世界でラウールが認められるということは、彼の背負うSnowManという肩書きが愛される1歩にも繋がる。ラウールらしい、闘魂溢れるSnowManの愛し方が大好きで、だからこそ応援したくなる。

SnowManのメンバーたちも、まさかこんなにも挑戦心の強い愛され方をするとは思っていなかっただろう。だがそんな愛に対して、きっと彼らは楽しそうに笑う。じゃないとグループ仕事をお休みしてまで「戦いに行く」ラウールを送り出しはしないだろう。
先輩番組とコラボする冠番組の収録に出られなくとも、新曲のMV公開があったり映画やダンス大会などの大仕事を前にしていたりする時期に日本を離れようとも、「お前は好きにやれ」。「それスノ」でラウールのパネルを飾り、その胸に「出張中」の札を掲げていたただそれだけの映像で、SnowManのメンバーのラウールへの熱い思いを見た気がして、涙が溢れた。
SnowManはラウールに「好きにやれ」と言う。行動の端々からそれが感じ取れる。でもそれはプレッシャーになるような言い方ではなく、くしゃりと破顔させたように笑いながら愛をこめて言うだけなのだ。だからこそ、ラウールはここまで世界に羽ばたけているのだと思う。
あぁやっぱり、SnowMan丸ごとラウールが大好きだ。

The happiest day of my life! Dreams come true!
(人生最高の日だよ! 夢は叶うね! )

ラウール公式Instagramより

ラウールのInstagramのストーリーに綴られた言葉だ。日本で22日になった途端、彼はこれを更新してくれた。どんな気持ちで、どんな表情でこれを綴ったんだろう。きっと、笑ってくれているだろうな。
わかってるよ、一生苦しまないことなんて人間なら無理だ。それでも願ってしまうくらいラウールたちのことが大好きだけど、無理だということも社会に生きる人間だから知っている。それに、ラウールは平坦で穏やかな道なんて望んでいない。それくらいわかってる。
それならば、願うことはただひとつだ。彼らがたくさん笑って、晴れやかな気持ちでいろんな夢を達成してほしい。苦しんだまま終わらない闇を歩くことだけはいやだ。お願いだから。そう思っていたオタクにとって、「人生最高の日」というラウールの言葉はひどく救われた。涙腺の交通規制が壊れるくらい泣いた。推しの努力が報われてくれたのだと世界に感謝し、なによりも努力を形にしてくれたラウールに対して底なしの愛情が大きく膨れ上がった。ラウール、こんなオタクの声は届かないだろうけど、届かなくたっていい。夢に向かって全力で走る君が、絶望ではなく希望と幸福感で笑えているのなら、それが答えだ。

・SnowMan大好き

ラウールの夢は、あまりにも大きい。愛し方も、あまりにも底がない。
でもそんな彼がここまで健やかに天真爛漫な天使へと育ってくれたのは、やっぱりSnowManのラウールだったからだと思ってしまう。
ふっかさんが「お前は何色にも染まれるから」と、最年長ながらに架け橋となって、年齢差を取り払った付き合いをしてくれたから。
佐久間さんが自分を惜しまずに全力でパフォーマンスをして、壁を打ち壊すようにコミュニケーションを取ってくれたから。
渡辺くんが矢面に立って、毒舌も隠さずツッコミに徹したり、いじられ役も買って出たりして、ラウールが活きるよう振る舞ってくれたから。
舘様が寡黙に見守って、にこやかにラウールの行動を微笑んで受容してくれて、優しく突っ込んだりラウールを信頼してボケたりしてくれたから。
岩本さんがみんなの背中を押すようにリーダー然と大きな背中で守り、お前は好きにやれと言うように泰然自若と支えてくれたから。
あべちゃんが末っ子からお兄ちゃんになって、自分がそうしてきてもらったように全力で褒めて愛して可愛くいてくれたから。
こーじくんが壁を取り払ってくっついてきてくれて、ラウールを甘やかして思春期の頃から笑って一緒にいてくれたから。
目黒くんが親友としてずっとそばにいてくれて、挫けそうなときも前を向かせてくれて同じ視線からSnowManを見てきてくれたから。

そんな愛の集合体がラウールで、ラウールは眩しいくらいの愛の結晶で、愛と書いてラウールと読んで、どんなに正直で一途な愛の歌もラウールという純粋な愛の前では霞むほど彼は眩しくて。だから、だからこそ今のスノ担(SnowManのファン)たちは、純粋にパリで戦うラウールを応援できるんだと思う。
担当が誰であれ、推しが誰であれ、ラウールは紛れもなくSnowManが愛したラウールで、ラウールもSnowManを愛していることが痛いほどわかるから。だから彼を心の底から応援できる。むしろ応援させてくれてありがとうとすら思っている。
「SnowManだいすき! 」ラウールが眩しいくらい明るくて愛らしい笑顔でそう言ったとき、私は自分が言われているかのような充足感を覚え、陶然とした。ラウールはファンが大好きで、SnowManが大好きで、愛されている自分のことも大好きで、それは完全で最高のホンモノの愛だった。

ラウール、これからも「だいすき」と無垢な笑顔で言える君でいてね。それ以外はなにも望まない。あなたが愛の中で笑顔で自由奔放に夢へ向かってのびのびと生きていてくれますように。


最後に

ただ今の時刻、2024年6月26日、20:00でございます。ギリギリにも程がある。もうちょっと計画性というものを身につけようね、私。『君は僕のもの』MV楽しみだなぁ。
でもこの時期のスノ担って、本当に忙しいと思う。6月21日、こーじの誕生日。6月27日、ラウールの誕生日。そして7月5日、佐久間さんの誕生日。ハードスケジュールすぎるよ! 生まれてきてくれてありがとう!!
そしてそんな佐久間さんのお誕生日note、まだ1文字も書いていません。どうなるんでしょう、是が非でも間に合わせたいけど……けど? いや、間に合わせるしかない。間に合わせなくてはいけない。そんな使命感に駆られております。
そして各々ドラマもすぐ始まりますよ! もちろん全員分追うし、適宜感想noteも書いていくのでよろしくお願いします。また読みたくなくなるような文字数になったり、放送終了から随分経ってからの投稿になったりするんだろうなぁ。こーじのnoteで反省したはいいものの、今回も約2万6千字だし。まだまだ書き足りないけど。
まぁ、これからも書きたいことは山積みに待っているので、どうぞよろしくお願いします! 

改めてラウール! 誕生日おめでとう!!
これからもきらきらといちばん星みたく、燦然と眩しく輝くラウールを、愛させてください!
大好きだよ!!

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