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これからも舞い踊れ、Snow Man


Snow Manデビュー5周年おめでとう〜〜〜!!!!

Snow Manを好きになったのは2022年の紅白歌合戦だから、ようやく2年目に差し掛かったところだけども、それでもSnow Manがこの記念日の節目を迎えられたことを喜ぶ気持ちに、貴賎はないよ。


この晴れの日に何を語ろうか。ずっと迷っていた。そもそもまだ冬月くん(『わたしの宝物』)のnoteも書けていないし、書きたいnoteはそれ以外にもたくさんある。それでもこの『ひらりと桜』を選んだのは、やっぱりこの楽曲に対して並々ならぬ思いがあるからだ。

『ひらりと桜』。

事務所の先輩から引き継ぎ、Snow Manが主演として立っていた舞台「滝沢歌舞伎」の演目のひとつであり、楽曲である。

「桜は散るのではなく、舞うのです」。

この言葉からぶわりと花開くように紡がれるこの曲は、Snow Manにとっても、Snow Manのファンにとっても大切な1曲である。
かく言う私も、「滝沢歌舞伎」自体は映画館上映で1度行けたっきりだが、『ひらりと桜』の音源化、並びに今のSnow Manが『ひらりと桜』を歌えることを、切に願っている。
それくらい、この楽曲の存在は大きい。

ひらり きらり 暁を踊れ
継ぐる 夢のひとひらは
天穿ち 咲き誇る意志
ひらり きらり 継ぐ夢を誇れ
桜吹雪 酔い踊れ
新たなる幕開けだ
ひらり いにしえの桜
きらり ひらりと桜

『ひらりと桜』

Snow Manは桜なのだ。ひらりきらりと舞い踊る桜なのだ。そして事務所が紡いできた全てを、強い意志で継ぐ輝くアイドルなのだ。
その道は平坦ではなかった。でも彼らは継ぐ夢を、夢を継げることを誇っている。それが眩しいのだ。

『ひらりと桜』のいいところは、シンメトリーがあまりにも美しく描かれていることだ。このシンメトリーは今でもSnow Manの順番である。最初はいわふか。

岩本照)月明かり 照らす夜に
           狂い咲く桜
深澤辰哉)宵闇に映る花びらは
               夜を明かしてく

『ひらりと桜』

まず岩本さんにスポットライトが当たり、周りがしんと暗くなる。歌い終わった岩本さんの次にスポットライトが当たるのがふっかさん。この構成美が歌詞を綺麗に映し出している。
私は前々から『ふっかさんはSnow Manの月の光』と言い表しているけれど、まさに岩本さんが語る『月明かり 照らす夜に狂い咲く桜』はふっかさんのようではないだろうか。そして『世を明かしていく』のは岩本さんの陽光。

『ひらりと桜』は、まるでシンメトリーの美しさを褒め讃える風雅さがある。


目黒蓮・阿部亮平)栄華を極めた
                            継ぐる種を花咲かす

宮舘涼太・佐久間大介)想い巡りて ひとひらの灯
                                    浮世に灯る

『ひらりと桜』

ここで、めめあべとだてさくなんだよ! 眉目秀麗なめめあべ、風光明媚なだてさく。四字熟語の褒め言葉が似合うふたりでありながら、ふた組が持つ空気感は対極にある。香水が舞うような色香と、目をつんざく光。だからこそめめあべが歌うのは『華』と『種』であり、だてさくが歌うのが『想い』と『灯』なのだろう。

向井康二(渡辺翔太) )あぁ、想い巡り
                                 時を巡りて 夢はうたかた
渡辺翔太(向井康二) )芽は息吹き 暁を
                                      鮮やかに染める

『ひらりと桜』

なべこじ! 『夢はうたかた』はこーじくんが主旋律で、『暁を鮮やかに染める』は渡辺くんがメイン。
私はこのふたりを“片想いボイス”と称することが多いけれど、切なさを持つふたりの歌声は桜が舞う螺旋を慈しみながら言葉を奏でる。ふたりとも“片想いボイス”ではあるけれど、こーじの方が泣き声感が強くて涙を感じさせる。だからこそ『夢はうたかた』である切なさがより濃く浮かび上がる。
そして渡辺くんの歌声は“傷”を感じさせる。『時』は記憶を薄らせていくけれど、あったことは消えない。『時』は命を芽吹かせ、毎日朝日という『暁』はやってくる。『時』は残酷だから傷つくこともあるけれど、毎日日は昇る。


ひらり きらり 浮雲を避けて
永久に届く ひとひらは
映え映えと 灯る有涯に
魅せる華 常世を舞う

ひらり きらり 幽玄の舞は
幼目に見た輝き

この手 高く掲げて
ひらり いにしえの桜
きらり ひらりと桜

『ひらりと桜』

『ひらりと桜』は、所々古風な歌詞がある。例えば有涯。“この世。果てのあるもの”。例えば幽玄。“奥深くて計り知れないこと”。対極の単語を際立たせるために古風に彩る。
苦難という『浮雲』を避けて、『永遠に』舞い踊る桜たちは、終わりあるこの世を濃醇に生き尽くす。そんな夢は幼い日に見た幻かもしれないけれど、この手を高く伸ばし、舞い踊り続ける。そうやって続いてきた人々の『舞』こそ、桜の幹を強くするもので、花を美しく彩るのである。

ここでラウールのソロなんですよ!!!!!


ラウール)ひらり きらり 暁を踊れ
               継ぐる 夢のひとひらは
               天穿ち 咲き誇る意志


Snow Man)照らす華 闇夜を裂く

『ひらりと桜』

ラウールが成人してから、この曲が披露されたことは一度もない。そのことに関して一抹の寂しさを抱いてしまうが、だからこそ私たちの耳の奥では今もあどけないラウールのソロが生き生きと芽吹いているのだろう。
弱冠15歳にしてSnow Manのセンターに君臨したラウール。そんなラウールが世界に咲き誇る。燦然と光り輝き、その声で満開の桜を咲かせる。喉から絞り出すような、あどけなくも甘く愛おしい声が、夜に朝をもたらすのである。
ラウールの歌声は、歌詞を追うごとに力強くなっていき、そして全員が歌うシーンで本格的に夜が明ける。ぱあっと視界が華やぎ、世界がSnow Manの色に染まるのだ。


ひらり きらり 継ぐ夢を誇れ
桜吹雪 酔い踊れ
新たなる幕開けだ
ひらり いにしえの桜
きらり ひらり 舞う桜
きらり ひらりと桜

『ひらりと桜』

ああ〜やっぱり『ひらりと桜』好きだ〜!


20歳を超えたラウールの『ひらり きらり 暁を踊れ』が聴きたすぎるよ〜!

あの日のシンメが過去を愛するように、背中合わせに桜を咲かせる姿を見たいよ〜!
できれば新橋演舞場で観たいよ〜!
そしてやっぱり音源化してほしいよ〜〜!!!!


いつどこにいても、『ひらりと桜』を思い出すたび春がやってくる。私にも桜を咲かせることができるんじゃないかと鼓舞してくれて、と同時に全員が生きているだけで桜なのだという自信を持たせてくれる。

暗い夜でも桜は咲く。咲き誇れ、舞い踊れ。その意志こそが美しい桜となり、春を連れてくる。


そう思わせてくれてありがとう、Snow Man。これからも愛してるよ。

5周年おめでとうございます。


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