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「旦那が狂った…?」妻が目撃したヤバすぎる旦那の実態
「インカンテーションで人生が変わる!」
そう言われて、半年間真面目にやってみました。
インカンテーションとは気持ちをポジティブにするために体を軽く叩いたり、動かしたりして刺激を与えながらポジティブな言葉を自分に言い聞かせる自己暗示のワークのこと。
これを教えてもらった僕は毎日、体を動かしながら体を軽く叩き前向きな言葉を唱え続けたんです。
嫁にも見られたこともあります。
「旦那が狂った」
そんな目で見られました。
恥ずかしい思いをしたのに正直な感想を言うと...効果は限りなく薄かった。
なぜだと思いますか?
実は人間の1日の思考回数は、6〜8万回もあるんです。
瞬きよりも多いんですよ?
驚きですよね。
そして、その7割がネガティブな思考なんです。
30分や1時間のインカンテーションで、この圧倒的な数のネガティブを 打ち消せるわけがないんです。
もしインカンテーションをやっている人がこれを読んだら
「30分や1時間は少ない」
と言うかもしれませんが30分でもちょっと疲れる。
ましてや1時間も体をバシバシ叩きながら叫んでたら通報される可能性が高くなるだけ。
僕自身は5人以上のコーチにお世話になり、そのうち2人のコーチからインカンテーションを勧められました。
はっきり言っちゃうと、全く効果がないとは言いませんが本質を捉えて教えてくれる人は少ないと思います。
おそらくこの2人のコーチもインカンテーションの本質を知らないまま教えていたんだと思います。
そして思うことがあります。
コーチ自身、コーチングの本質を見失っているように感じてしまうことがあるんです。
「相手から気づきを引き出す」
これが、一般的なコーチングの定義です。
私も最初は、ただひたすら質問を投げかけていました。
でも、それは本当に相手のためになっているのでしょうか?
「どう思いますか?」
「何を感じましたか?」
そんな質問ばかりされて、 むしろ混乱してしまった経験はないでしょうか?
僕がビジネスを始めたばかりの時でした。
「何をしたら良いと思いますか?」
「どうしたら解決できそうですか?」
ビジネスを始めたばかりの僕はこの質問に困惑してしまいました。
初めての事だから経験がない。
自分の中に答えがないのにずっとこの質問をされました。
ちなみに質問をしているコーチは僕が知りたい答えを持っていました。
でもそのコーチは「コーチングだから質問をして答えは与えない」というスタンスのコーチで答えは教えてはくれませんでした。
そのコーチとは成果が出ませんでした。
そしてそのコーチに最後こう言われました。
「行動した分、成長はしてます」
正直、成長した実感もなかったです。
コーチングの真の目的は、相手の成長や前進のはず。
なのに、なぜコーチングという「手段」にこだわるのでしょう?
その時、僕は自分のコーチングを改めて言語化し考え直してみました。
考え直して思ったのはコーチとしてクライアントと関わるのは旅行みたいだなと。
コーチングは、新しい価値への気づきを促すスキル。
それは、ガソリンを補給するようなもの。
エネルギーを注ぎ、前に進む力を与える。
時にはコンサルとして、経験に基づくアドバイスを。
それは、最短ルートを示すナビのような存在。
時にはティーチャーとして、必要な知識を伝える。
それは、地図を広げて道筋を示すような役割。
そして時には、カウンセラーとして静かに耳を傾ける。
それは、疲れた心に安らぎを与える休憩所のよう。
これらの役割を柔軟に使い分けることで、 初めて相手に真の価値を届けられるんです。
インカンテーションを勧めてきた2人のコーチ。
彼らのおかげで、私はこの気づきを得ることができました。
「コーチング=質問力」という固定観念から解放されたとき、 相手との対話がもっと自由に、もっと深くなっていきました。
そして気づいたんです。
本当に大切なのは、相手が求めているものを見極めること。
それは必ずしもコーチングという形でなくても良いんです。
あなたも、何か固定観念に縛られていませんか?
その「当たり前」は、本当に正しいのでしょうか?
今日は、ぜひ立ち止まって考えてみてください。
きっと新しい発見があるはずです。
そして、もし迷ったら思い出してください。 大切なのは「手段」ではなく、「目的」だということを。