見出し画像

奄美自然ナイトツアー!

奄美大島の山の中を車で探検して歩いて探検するというナイトツアーに行きました。正直めちゃくちゃ眠くなる時間で、山で寝たらどうしようかと考えていたが、そんな心配は無用。楽しい。


19:00
ガイドさんの車に乗り、時速10kmほどで山に入る。ゆっくりだな〜と数字を見て思うが、動物の居そうなところ、木の上から地面まで、ありとあらゆる周りを見ながらだとそうでもない。というかそれでも速いくらいだ。私が景色を追うのに必死な間にガイドさんがドンドン動物を見つける。なんで見つけられるのか理解ができない。木の上の鳥や、クロウサギもパパパッと見つけるのだ。ガイドの強さというか、技を知った。衝撃だったのが、夜のルリカケスの鮮やかさだ。昼に見た時は、黒に近い青とオレンジのようなくすんだ色に見えたが、夜はそれとはちがい、真っ黒の空の中でまさに瑠璃色、明るい色が輝いていた。ルリカケスの本当の魅力や美しさを感じた。夜にしか見られない魅力を知ることができて嬉しい。

20:00

車から降りて徒歩で森に入る。他のチームを待っている間に、カエルや虫を観察。正直吐き気がしそうだが、頑張ってみてみた。…やはり私には無理だった。ハブは木の上も登るからねというガイドさんの声にビビりながらもなんとか付いて行くと、これこそ夜の森。真っ暗で、茂っていて、迫力がある木々に囲まれて、自然の大きさに圧倒された。歩くと川があったり、ヘビがいたり大きな虫がいたり。怯えたりワクワクしながら歩いた。足場が安定しないところが多かったり、ハブへの警戒で 緊張感も半端ないが…

21:00

再び車に乗り帰りつつ、山を出るまでまだまだツアーは終わらない。ずっと緊張感があったり、周りに注意を向けるため自分の意識している以上に疲れが溜まってしまい、物凄く眠い。なんとか意識を保つものの、山のでこぼこ道にゆられ、眠たい。そんな中出会ったのが、とても大きなハブだ。私が乗っていた車の横幅くらいの長さがあるハブは、道路の真ん中で蠢いていた。そのときは流石に目が覚めて、ハブの神々しさを味わった。道路を堂々と渡る姿は、山の王、神。という雰囲気を醸し出していた。私は ハブが神と言われる理由を全身で感じた。これが奄美だ。という自然の力を見せつけられた感じがした。
茂みをかき分けながら、道なき道を通る車(フロントガラスに草がたくさん当たる。結構おもしろい。笑)を応援しつつ、止まぬ眠気に勝てず帰り道はほとんど舗装されていない山の斜面に揺られながら眠ってしまった。しかし山からアスファルトの地面に出た瞬間、不思議なことに目が覚めた。山というものに本能的に安心感を覚えていたのだろうか。それからは 眠気も残ってはいたが、眠ることなく帰ることができた。山の力を感じた四時間だった。

いいなと思ったら応援しよう!