硬式テニスのトロフィーポジションにおける骨盤の過度な後傾の原因となる筋肉評価チェックリスト
硬式テニスのトロフィーポジションで、骨盤が安定せず後方への過度な傾斜が見られる筋肉の原因
骨盤が安定せず、後方への過度な傾斜が見られる筋肉の原因
理学療法士xJTACTT 硬式テニストレーナーSHINの勉強会✏️
若手トレーナーが抱える悩みを解決できるよう、骨盤の過度な後傾を引き起こす可能性がある筋肉の評価項目を、わかりやすく解説したチェックリストです。選手のパフォーマンス改善に役立ててください。
1. 腸腰筋の緊張状態
腸腰筋が過度に緊張していないか確認します。腸腰筋の過剰な緊張が骨盤を引っ張り、後傾を引き起こすことがあります。
☐ 腸腰筋に過度な緊張が見られる。
2. ハムストリングスの筋力評価
ハムストリングスが弱いと、骨盤の後傾を防ぐ力が不足し、トロフィーポジションで過度に後傾する原因となります。
☐ ハムストリングスに十分な筋力があるか、弱さがあるか評価します。
3. 大臀筋の過剰な働き
大臀筋が過度に収縮すると、骨盤を後方に引きすぎ、適切なポジションを保てなくなることがあります。
☐ 大臀筋の収縮が過剰でないか確認します。
4. 腹直筋の過剰な収縮
腹直筋が強く収縮しすぎると、骨盤が後方に傾きやすくなるため、腹直筋の緊張状態を確認します。
☐ 腹直筋が過剰に収縮しているかどうか評価します。
5. 脊柱起立筋の筋力評価
脊柱起立筋が弱いと、骨盤が前方にサポートされず、後傾しやすくなります。背中の筋肉をしっかり評価し、体幹全体の安定性を確認します。
☐ 脊柱起立筋に弱さが見られるか、十分に働いているか評価します。
若手トレーナーのためのアドバイス
このチェックリストを用いることで、骨盤が後傾しすぎている原因を特定し、効果的なトレーニングやストレッチ、体幹の強化を指導できます。
選手ごとの弱点を見極め、次のポイントを考慮してください
バランスの強化
腸腰筋や大臀筋、腹直筋の働きをバランスよく整えることで、骨盤の後傾を防ぎます。
動作中のフィードバック
動作をリアルタイムでチェックし、選手に適切な骨盤のポジションを意識させる指導が重要です。
コンディショニング
筋肉の緊張や疲労を管理し、パフォーマンス低下を防ぐためのコンディショニングが効果的です。
トロフィーポジションで骨盤が後傾してしまうことは、サーブのパワーや精度に影響を与えるため、原因となる筋肉の弱さや過剰な働きをしっかり評価することで、選手の動作改善をサポートできます。
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