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ブラザー マレーシアを舞台にした中華映画だよ
マレーシアのクアラルンプールの貧民街が舞台の映画ということで見てきたよ。
確かにマレーシアが舞台なんだけれども、登場人物はみんな中華系なんだよ。
どちらかと言うと、香港映画とか、台湾映画に近いね。これは。
三国志の時から、中国には義兄弟という関係があって、一旦、義兄弟になるとその絆は絶対的なものなんだね。
この映画でも、弟分が殺人をしてしまうんだけれども、兄貴分がその罪を被って死刑になるという話だよ。
この仁義を貫くという構造は、何千年も変わらない中国文化の伝統みたいだね。
場所がクアラルンプールになろうが、香港だろうが、台北だろうが構造が変わらないというのがものすごいよ。
粗筋的にはいろいろあるんだけれども、やっぱり基本的には義兄弟の契りが絶対的に大事だという、中国的な、あまりに中国的な、文化的話しだよ。