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トランプが進める啓蒙的国家主義 現実的なナショナリズムだよ

年末のウォールストリートジャーナルに面白い記事が出ていたよ。

トランプが進めているのは啓蒙的な国家主義だと言っているよ。

その象徴が高い技能を持った移民は積極的に入れるけど、不法移民は徹底的に排除するという政策なんだよね。

スティーブバノンは高い技能を持った移民にも反対しているけれども、イーロンマスクは賛成なんだね。

それでトランプさんはイーロンマスクの方を応援しているそうだよ。

この啓蒙主義というのは、ルソーとかカントから始まったものだし、最終的にヘーゲルに行き着くものだけれどね。

結局トランプさんがやってる事は、ヘーゲルの考えにかなり近いということなんだね。

自由主義をある程度認めつつ、国民の欲望が生み出す問題を、国家的視点から修正するということだよ。

だから他国多国籍企業なら、グローバリズムを否定して、中小企業守るわけだよ。

実はナチスのヒトラーも、ヘーゲル哲学は大事にしていたんだよ。

ヒトラーのわが闘争の中に、ゲルマン国家というのが出てくるけれども、これは多分ヘーゲルの歴史哲学の中から出てきたものだと思うよ。

ヘーゲル哲学では、このゲルマン国家と言うのは、未来国家のことなんだね。

だから、ただのゲルマン民族を尊重するということではなくて、ゲルマン的な価値観が世界的な普遍普遍性を持つという、絶対精神の自己展開の事なんだね。

これは民族の多様性を尊重するということであって、国家主権の尊重につながるわけだよ。

だから関税自主権を取り戻していることになるし、トランプさんがやろうとしている中国の輸入品に60%の高い関税をかけるのも、国家主権の発動そのものだからね。

これはプーチンさんにも当てはまるよ。

NATOの野放しな拡張を阻止するためにウクライナのNATO入りを阻止すべく、戦争起こしたわけだからね。

戦争は、国家主権の発動そのものだし、国際社会が反対しても、それを悪とは決めつけられないわけだからね。

現実に、世界政府を作るというのは無理だと思うよ。

それよりも国家として、その民族性を最大限まで高めたところが、政治的、文化的に影響力を持って、世界をリードするという方向に進むのが、2025年以降の国際的な流れになっていくんじゃないのかね。

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