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ラトニック商務長官 トランプ経済革命の始まりかもよ

ラトニックさんと言う人が商務長官になったね。マスコミ報道では、中国に対する強硬派としてこの人を捉えているみたいだけれども、それだけじゃないと思うよ。

アメリカ貿易代表部のライトバイザーさんもそうだけれども、そもそもアメリカの経済政策は製造業守るために保護主義を基本としていて200年以上の伝統を持ってきたというのがこの人たちの考えなんだよね。

だからWTOから始まった自由貿易体制自体が、異常な経済政策なのだという事を常に言っているんだよ。

だから輸入品に高い関税をかけて製造業を守り、高卒の労働者を守るという事は絶対の善なんだよね。

そんなことをしたら、報復関税をくらって、アメリカの農産物や、輸出品が打撃を受けるじゃないかと反対する声も多いけれども、絶対に曲げないと思うよ。

なぜWTOと自由貿易体制にアメリカが転換したからと言えば、ソ連との冷戦が終わって、舞い上がっていたからだというのがライトバイザーさんの考えだからね。

それに匹敵するアメリカの脅威として中国が現れたと言う事は、製造業を守る保護体制に戻るのが正しいと言うことになるしね。

今はサービスセクターが経済の7割を占めているし、製造業は中進国の仕事だと言う考えに、この人たちは徹底的に反論しているんだよ。

サービスセクターと言うのは、会計とか金融だけれども、これは製造業に付随して起きてくる付属部品のようなものだというのがこの人たちの考えだからね。

それから投資についても、海外投資は悪であり、国内投資が善であると言う考えだしね。

それから外国からの投資についても、決して良いとは思っていないんだよ。

何故かというと、利潤が海外に流出していて、労働者の賃金上昇に貢献しないと見ているからだよ。

日本はものすごく大きな経済転換を迫られるよ。

アメリカに輸出して経済を上向きにさせるという戦後の伝統がもう通用しないよ。

日本ももう一度国内産業の強化に回帰しないといけないね。

そのためにもアメリカと同じように勤勉に働く製造業の従業員たちを大切にするポジションに戻らないといけないよ。

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