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ジークアクス考察 シャアの怨念が物語を動かすようだね

ガンダムの新作ジークアクスが話題になっているけれども、この物語の中心は、怨念じゃないかと思うよ。

主人公の1人が「ガンダムが戦えと言っている」と言うんだけれども、この人が乗ってるガンダムは、赤いタイプで、もともとシャア・アズナブルが乗っていたんだよ。

何年か前行方不明になったということになっているけど、精神エネルギーを強力に浴びて非物質化して、ガンダムに吸収されたんだよ。

だからこの赤いガンダムからは声が聞こえると言うけど、それはシャーの怨念なんだよ。

だから多分この怨念が、自分のもともと所属していたジオンをつぶして、新しい世界帝国を作る方向に指示を出していくんだろうね。

主人公の少年少女たちは、最初はガンダムの声に導かれるままに動くんだろうけれども、どこかで違和感を感じると思うよ。

そしてこれが怨念の声だと気がつくんだろうね。

この構造は、実に、日本的だと思わないかい。

怨念が人間を動かすというのは、平将門とか、菅原道真とか、雨月物語と同じだよ。

極めて日本的な霊界思想に基づいていると思うよ。これは。

本当に何百年も何千何千年も経っても、日本人の発想は変わらないね。

そこで大事なことは、仏教的な思想だと思うよ。

恨み心で恨みは解けない、というのが仏教だからね。

だから慈悲の塊である仏様を信じて、憎む心や恨み心を手放すことが結局は解決なんだよ。

だけど、ガンダムの原作者たちには、そんな発想はないだろうね。

唯一憎しみを乗り越えるところにたどり着いたのは、ガンダムシードだけだけだと思うけどね。

そろそろガンダムも、宗教的に見て、グローバルスタンダードというか、世界標準の発想に動いていてもいいのかもしれないよ。

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