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動き始めた中国の財政出動 インフレと物価高が始まるよ
習近平政権がいよいよ停滞した経済を動かすために景気刺激策を始めたね。
中央銀行に金利を下げさせたり、住宅ローンの利率をカットしたりして、国民の手元にお金が行くようにしようとしてるよ。
だけど、この住宅金利ローンのカットも、総額としては日本円で2兆円位だから、すずめの涙みたいなもんだよ。
これはウォールストリートジャーナルでも取り上げているんだけど、特に深刻なのが地方政府の資金不足だそうだよ。
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だからお金を市中に回すために、人民元をどんどん刷らないとホントはいけないんだよ。
だけどこれをやると、とても大きなリスクがあるんだよ。
人民元と言うのは中国が持っている外貨準備高に連動していて、擦りすぎるとすぐにインフレや物価高になって国民の生活を直撃するんだね。
それで起きてしまったのが実は天安門事件だよ。
1989年の事だけど、この時人民元は、擦りすぎて、外貨準備高の14倍も刷ってしまったんだよ。
それでインフレになって国民の生活がものすごく苦しくなり、学生たちの民主化要求が起きたわけだよ。
これに懲りて、中国の中央銀行は外貨準備高が2倍弱までしか人民元を刷らないようにしてるんだね。
だけど、このポリシーによって、景気刺激策が打てないわけだよ。
そこで独裁者である習近平が、いよいよ動き出して、タガを外そうとしているわけだよ。
そうなったらどうなるか。
もう一度天安門事件の時のように、人民元安からの物価高とインフレが起きて、国民の不安不満がもっと高まっていくと思うよ。
このことを経済音痴の習近平さんはちゃんとわかっているのかね。