安定した成功に必要なものとしての断念 勤勉に勝る武器はないよ
断念すると言うと、とても悪いことのように考える人が多いみたいだね。
やり通すことができなくて、断念するみたいなイメージがあるけれども、実はそうじゃないんだよ。
これは多分仏教から来たものだと思うよ。仏教には断惑理証という言葉があるんだよ。
これは煩悩を断じて、悟りの真理を体得するという意味なんだよ。
だから断念と言うのは、迷いを断つということがもともとの意味だと思うよ。
そしてこれはビジネス的に言えば集中の法則だよね。
絞り込むことで、凡人であっても成功の確率が上がるということだよ。
大体、頭がいいという自覚がある人で、失敗するのは、このパターンなんだよ。
手を広げすぎて、結局収拾がつかなくなり、成果が出なくなってしまうんだよ。
受験生の頃に、評判の良い参考書をたくさん集めすぎて、結局やらなかったという苦い記憶のある人は多いと思うよ。
だからむしろ絞り込んで一冊を何度も繰り返す方が身に付いて得点が上がるんだよね。
これは人生も同じだよ。
セブンイレブンなんかも、初期の頃は弁当の種類が100種類もあったんだ。
だけど、コストがかさみすぎて、採算が取れないから、10種類ぐらいに絞り込んだら採算が取れるし、経営が成り立つようになったという話を読んだことがあるよ。
結局、誘惑を断つということが大事だし、それは自分に厳しいということだよね。
そして自分に厳しい人は、必ず勤勉な人になっていくからね。
そしてこれからの時代、勤勉な人に追い風が吹く時代になってくると思うよ。
その象徴が、これから始まるトランプさんの経済政策だよ。
いろいろな推測が飛び交っているけれども、結局やる事は、所得税と法人税の大幅減税だよ。その財源のために関税を上げるわけだからね。
この所得税と法人税の減税というのは、そもそも一生懸命働いている人にとってだけ恩恵があるんだよ。
そしてもっと働きたいと言うインセンティブを狙っているわけだよね。
これは103万円の壁も同じだよ。もっと働きたいと思う人に恩恵が行くようにするわけだよ。
日本の企業も7割は赤字企業だけれども、税金逃れのためだからね。
結局日本は税金が高すぎるんだよ。
それで国民のやる気がなくて、こんなに低迷してるんだと思うよ。
だから減税がこれからのトレンドだよ。
これは国民民主党の玉木さんが不倫スキャンダルで打ち落とされても、トレンドとしては変わらないと思うよ。
もっともっと働くことを奨励する動きだよ。
そうなると経済的なトレンドとしては、金利高と円高がダブルで来るだろうね。
そもそもこれを先取りしていたのが中国だよ。
中国がなぜあんなに高圧的な姿勢で政治ができるかと言えば、中国の南部の長江デルタの工業地帯の人たちはめちゃくちゃ働いてるからだよ。
あそこは世界の工場と言われるけれども、世界で一番勤勉によく働く人たちがいるところだよ。それが中国の強さの秘密なんだよ。
やっぱりこれに負けちゃいけないね。
そのためにも安定した成功に必要な断念ということを体得しないといけないよ。
自分に甘く、誘惑に負ける人間じゃやっぱりだめだよね。
自分に厳しく、勤勉に生きる日本人に生まれ変わる時が来てると思うよ。