Nスペ ジャニーズ問題 善と悪が曖昧なのが問題だよ
昨日の夜にNHKスペシャルでジャニーズ問題を取り上げていたね。
わざわざロサンゼルスまで行って、ジャニーさんの生い立ちを詳しく調べていたけれども、別にそんな必要はなかったんじゃないのかと思ったけどね。
番組の中でとても面白かったのは、テレビ東京が実は1番被害が少なかったと言う話だよ。
実はテレビ局の中でここが1番毅然としていたんだよ。
それはジャニーズ事務所のタレントのスキャンダルにテレビ東京の関係者も関わっていたと言うことで、ジャニーズからテレビ東京が謝罪会見をするように要求されたんだけれども、これを拒否したんだね。
そのためにテレビ東京にはジャニーズのタレントを今後一切出演させないと言う脅しを受けたんだけれども、それでも拒否を貫いたんだよ。
その結果、テレビ東京はジャニーズタレントに対しては「長い冬の時代」がきたんだけれども、それが結果的に良かったわけだよ。
それとは正反対だったのが講談社だよ。
ここは週刊現代と言うところで、ジャニーズの性加害問題を取り上げたんだね。
そしたらジャニーズ事務所から猛烈な抗議があって、講談社の他の雑誌も含めて全てタレントを取材させないと脅されたんだよ。
そんなことをされたら、女性誌なんかは売れなくなってしまうから、多分講談社はすごすごと引き下がったんだろうね。
これはジャニーズ事務所に対する依存体質の問題だけれども、国際政治的に言えば、中国に対する経済的依存と全く同じだよ。
中国が存在しないとやっていけないとか、そんな泣き言を言っているから、いつまでもこの独裁的な軍事政権に脅され続けるわけだよ。
やっぱり性加害と言うのは犯罪であって、悪いことなんだとはっきり認定すれば済む問題だよ。
それはBBCでも繰り返し繰り返し言っていたことだけどね。
それがどうしてもNHKにはよくわからないみたいだね。
それは結局、何が善で何が悪なのかと言う善悪の観念が極めて弱いからなんだよ。
視聴率がたくさん取れればいいとか、見ている人に喜んでもらえばいいとか、そんなことが頭の中心を占めているんだろうね。
だけどもその前提として、人間としてやっていけない悪と言うものがあって、それはどんなに人気が取れようと、だめなものはだめなんだと言う神様の掟のようなものがあるんだよね。
ともすれば日本と言うのは、善と悪をあいまいにしたままで進んでいくところがあるけれども、これから世界的なリーダーになっていくためにも、この辺の試練は繰り返し受けなきゃいけなくなるだろうね。