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ノー・アザー・ランド イスラエル軍から立ち退きを迫られるヨルダン川西岸の人たちの悲痛な叫びだよ
本当に見ていて、胸が締め付けられるような映画だよ。
平和に暮らしていた農村に突然、軍隊とブルドーザーが来て家を壊していくんだよ。
小学校も跡形もなく壊され、井戸も埋め立てられていたよ。
今ヨルダン川西岸の人たちに人権は全くないんだね。
イスラエルの人たちはどう考えているんだろうね。
ナチスドイツから大量虐殺をされたと言う民族の歴史を持っているはずなんだけどね。
周りは全て敵だから、少しでも強くなって、ユダヤ人のための土地を増やすことが絶対の前になっているんだね。
もちろんユダヤの視点から見ればそれが正しいんだけれど、地球的な視点で見たら、本当にそれが正しいのかどうかわからないよ。
もともとヨーロッパに暮らしていたユダヤ人が、パレスチナに戻ることができたのは、悲惨な歴史にヨーロッパの国々が同情して、国連決議で国家を与えたからだからね。
そもそもの先住民であるパレスチナ人に対する思いやりやいたわりを持たないといけないね。
パレスチナの人たちはアメリカの仲介に期待していたようだけれども、トランプ政権になってイスラエルに肩入れするのが著しいから、ますます絶望が深まるよ。
この映画を見て、民族的正義を超えた、地球的正義が必要だというのが本当によくわかるよ。
それを発信し、現実にできる国は一体どこにあるのかと思うけどね。
少なくともイスラム教やユダヤキリスト教のどちらにも偏見や差別をしてこなかった日本に少しぐらいは期待したいだろうね。
世界の宗教紛争平和的に解決できる国に日本もなってもいいと思うけどね。