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氷河と生きる北欧の生活 映画ソング.オブ.アース

ノルウェーの氷河地帯を描いた映画だけど、本当にものすごい厳しい生活環境だね。

登場人物は86歳の老夫婦なんだけれども、やることといえば、歌を歌う事と、散歩することが中心だよ。

コンビニも何もないけれども、田舎の人たちは歌を歌って時間をつぶしてるんだね。それがまた素晴らしいんだよ。

自然を歌ったり、神の恵みを歌ったり、お互いを褒めあったり、歌の素朴さがジーンと心に染みるね。

娯楽も何もないんだけれども、四季の移り変わりの小さな変化や、トナカイとか小動物とか、そんなものを眺めながら、じっと生きていることの実感を噛み締めているのが素晴らしいね。

それと、実によく、おじいさんとか、おばあさんとか、ひいおじいさんのことを覚えているんだよ。

家族の歴史や、何があったかを、何度も何度も繰り返し語り合って心に刻み込んでいるんだね。

プロデューサーはヴィムベンダースだけど、役所広司さんが渋谷のトイレ掃除をしていた映画に何となく通じていくからとても不思議だね。

忙しくて、なんとなく、ぐったりした時、心を解き放って無心に見るのに、ぴったりの映画だよ

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