人質司法の恐ろしさ 角川元会長を応援したい
東京オリンピックの収賄事件に関連して、角川の元会長さんが逮捕されて200日以上勾留されたことを出版したね。
この中で人質司法の恐ろしさについて具体的に書かれているのには驚いたよ。
まるで江戸時代の座敷牢と基本的には変わらないんだよ。
しらすに引き立てられて、棒で叩かれたり、懲らしめられたりするような理不尽なことが、まだ判決も決まってないのにまかり通っているんだね。
検察官が神のごとく偉くて、国民は虫けら同然の扱いだと言うのは、まさに江戸時代の士農工商の世界と同じだよ。
儒教道徳には、絶対的な神様がいないから、支配者が神になり変わるんだよ。
これを始めたのが中国の始皇帝だし、習近平さんはこの始皇帝に近づきつつあるからね。
だけど、民主主義社会では、国民が主人であって、検察官や裁判官といえども国民の奉仕者なんだけどね。
特にこの本の中で驚いたのは、今の刑務所が、ナチスの強制収容所みたいで、恐怖による支配を目的とした全体主義体制にそっくりなことだよ。
例えば廊下を歩かされている時でも、ある日に右側を歩くと言われて、そして右側を歩いていたら、突然左側を歩けど、厳しく叱られたりするんだよ。
これは全部お役人の気まぐれで決まるんだよ。
こうやって、人間の自主性や思考能力を奪って、ただ指示命令にだけ従うロボット化していくのが全体主義だからね。
儒教と全体主義は実は似ているんだよ。だから中国では儒教を広めつつ、習近平個人崇拝の独裁主義的な全体主義になっているんだと思うよ。
この角川元会長の偉いところは、こうした江戸時代的な人質司法を根絶することを、残された人生の使命にしたところだね。
この人の弁護士を引き受けている弘中さんと言う人も、歴史的な使命を持たれましたねと言っているらしいね。
日本を真の民主主義国家にするためにも、角川会長の最後の戦いを応援したいね。