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なかなか報復しないヒズボラ

ニューヨーク・タイムズに、司令官を殺されたヒズボラが、なかなかイスラエルに報復しないと言う面白い記事が載っていたよ。

その理由は、ヒズボラが寄生しているレバノンがもう疲弊していて、これ以上の報復合戦に耐えられないと言うことをヒズボラがわかっているからなんだそうだよ。

イランのバックアップでイスラエルにちょっかいを出してるヒズボラだけれども、もう限界にきているんだね。その理由はイスラエルと、その他のイスラム諸国との、圧倒的な文明格差だよ。

やはりイスラエルは、中東のただの国じゃなくて、西洋文明の一員として、力強い産業力と民主主義を持っているんだね。もともとイスラエルを建国したシオニズムと言うのも、ヨーロッパの産物だからね。

エジプトやヨルダンやシリア等は、60年代の中東戦争で充分痛い目に遭っているから、もう身に染みてわかっているんだよ。だけど、80年代になってイスラム化したイランだけが、物わかりが悪くて、いまだにイスラエルを消し去ろうとか言ってるけども、そんな事はもう土台無理だと言うことをみんなわかり始めたんだね。

圧倒的に強いイスラエルだけれども、ちょっと危険なところも今出てきているよ。それは極右が台頭していることだよ。ヨルダン川西岸なんかも、入植者がアラブ人から土地を奪い取っているね。これは国連決議にも反するし、決してイスラエルの将来にとって良いことではないと思うよ。

どうやってこの極右を押さえ込んで、健全な民主主義を維持するかと言う事は、宗教国家でもあるイスラエルにとって頭の痛い問題だね。

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