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リベラル政治の終焉 宗教右派の時代かもよ
今日の朝日新聞で、同志社大学の人がトランプの当選はリベラルの後退がはっきりしたことの象徴だと言っていたけれど、本当にその通りだと思うよ。
オバマさんの頃からアメリカはリベラル政治がはっきりと優勢だったけれども、いよいよその時代が終わったんだね。
今回の選挙でも終盤にオバマさんが出てきて、必死にテコ入れをしてたけれどね。
自分が築き上げた政治的遺産が崩れ去っていくのを見るのが忍びなかったんだろうね。
だけど、時代の流れと言うのは逆らえ代えないよ。
それで、どうしてリベラルが終わりを迎えたのかと考えてみると、その理由は「弱者」が増えすぎたことが原因じゃないかと思うんだよ。
とにかく今、世界中で、弱い人だらけだからね。
南米だって、ベネズエラとか、コロンビアとか、もう政府がコントロールできないような破綻した国がたくさんあって、そこから逃げ出す人が移民としてアメリカに押し寄せているからね。
中東でもアフガニスタンやシリアから何百万人も移民が出ているしね。
アフリカでもスーダンだけでも1,000万人近い人が難民になっていると言うしね。
難民といっても少しだけなら保護してあげられるけど、何千万とか何億人とか言うことになったら、もうシャットアウトするしかなくなるよ。
それでこのリベラルの源流について考えてみると、やっぱりフランスのルソーとか、カントになるんだろうね。
ルソーの社会契約説とか、哲学者のカントの理性主義と言うのは、立派な学問だとは思うけれど。やっぱり問題なのは、人間の違いと言うものを認めないところだよね。
やっぱり人間は努力によって差が出てくるというのは、どうしてもあると思うよ。
リベラルの人はこの人間の格差を悪く言うけれども、努力に応じて結果があるとすれば、これはどうしても避けられないものだよ。
だから自助努力とか人間の努力を促して、怠けた人間には痛い目に会ってもらうというのが、保守の考えだし、宗教右派と言われる人たちの考えだろうね。
経済が発展し続けて、税金がたくさん取れる時代なら、日本でも年金を大盤振る舞いすることもできるけどね。
だけど、高齢化社会になって、働く人よりも、高齢者の方が多くなったら、年金を払い続けることだってできなくなるのは当然のことだよ。
だから日本でもこれから、本格的な保守の時代に入っていくと思うよ。
天は自ら助ける者を助けると言うけれども、努力を強調して、怠けた人にはそれなりの結果を受け止めてもらわなきゃいけないと言う、原因と結果の法則をしっかりとみんなに理解してもらわないといけないね。