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幕を開ける大関税時代 幸せな時代でもあるよ
いよいよトランプ政権がカナダとメキシコに25%の関税をかけることをやってくるね。
今までこれは交渉のカードだとか、脅しだとか言われてきたんだけれども、やっぱり実際やるんだよ。
メキシコの製造業やカナダの自動車部品メーカーにとっては、大地を揺るがすような大変動だね。
だけど、これは幸福な時代の始まりだと思えばいいんだよ。
例えば、メキシコには、もともと零細な農家がたくさんあって、メキシコの在来種のとうもろこしを作っていたんだよ。
ところが関税が自由化されて、アメリカのオハイオとか中西部で作られている遺伝子組み換えのとうもろこしが大量に入ってきて、みんな潰れてメキシコの零細農家は失業したんだよ。
その一部が食えなくなって、アメリカに不法移民として流入しただけだよ。
だから元を正せば、諸悪の根源は自由貿易なわけだよ。
それを止めるんだから、辞める前の零細農家が伝統的なとうもろこしを作った世界をもう一度取り戻せばいいんだよ。
それからウォルマートみたいな、馬鹿でかい低価格のお店がたくさんあるけれども、あれも世界中で小売業をつぶしてきた元凶だからね。
特色のある個性的なお店がどんどんなくなっていくのも、結局グローバリズムのせいなんだよ。
日本でも全国各地でアーケード街がゴーストタウンになってるけれども、これはバイパス沿いに巨大なスーパーができているからだよね。
イオンモールみたいなところで、中国製の安い食料品や、家電製品を湯水のように置いておくから、日本のメーカーも小売業も太刀打ちできないし、日本の中小の家電メーカーもどんどん潰れていくんだよ。
そしてついに、ソニーみたいな会社でも、エレクトロニクスを諦めて、エンタメ産業として生き残るしか、もう道がなくなっているんだよ。
本来、製造業こそが、付加価値が高くて、高卒位の労働者でも安定的に一生勤められる大事な雇用の源なんだ。
大関税時代が始まって、グローバルなサプライチェーンはおそらくズタズタになっていくよ。
そしてもっと国内で雇用を作れるように、製造業や農業を大切にして、食料自給率を上げるような政策を国がやるべきだよ。
関税の時代というのは、国家主権を取り戻す時代でもあるわけだよ。
これは一つ一つの国が、どのような未来を自分の国に実現するのか、自分で決められる時代でもあるんだよ。
自分の将来を100%自分で決められる事が、幸福だと思うけどね。