見出し画像

人生は孤独になるようにできている

孤独感に苦しみを覚えている人も多いと思うんだ。特に若い女性なんかは、誰からも相手にされていないと言うことで、苦しみを作って、ついついホストクラブ何かに行ってしまったり、地下アイドルにはまったりしてするだろう。

若い男性であれば、ネットカジノにはまって借金を作ってしまったり、児童ポルノにはまってしまう人もいると思うんだ。

その根本的な原因を突き詰めると、やっぱり、やるせない孤独感の苦しみじゃないかと思うんだ。だから、これは社会的にも大きな問題だよね。

それで、この孤独感とは何かと言うのを考えてみると、結局のところ理解されない苦しみじゃないかと思うんだよ。

表面上は付き合いがたくさんあっても、心の奥に孤独感を感じるというのは、多くの人が経験していることだからね。

だけど、考えてみるに、孤独感と言うのはやっぱり避けられないものなんだね。特に今の社会では、何でも1人で生きていけるようにシステムが組まれているし、誰とも関わりのない形で生きていけるように物事全体が動いているからね。

と言うことで、一旦この孤独感と言うものを避けられないものとして受け入れることが必要だと思うんだよ。そして、次に考えるべきは、この孤独感と言うものに、いくつかのタイプがあると言うことだと思うんだ。

それは大きく2つに分けると、本能的な孤独と、精神的な孤独だと思うんだね。

本能的な孤独と言うのは、言っちゃ悪いけど、男が恋しいとか、女が恋しいとか、肌のぬくもりが恋しいとか、そのタイプの孤独だよ。やたらとおいしいものに関心が強いのも、元を正せば、この本能的な孤独から出ていると思うよ。

そして、依存症とか、問題になっていくのは、この本能的な孤独が高まりすぎると言うことだと思うんだ。

だからまずは、自分の孤独感が、この本能的な孤独感だと見破らないといけないよね。そして、求めるべきは、精神的な孤独の方だと思うんだよ。

昔、哲学者でハンナアーレントと言う人がいたんだけれど、この人が、人間にとって、内面的な自由に気づくことが、人間の普遍性につながっているといったんだね。そして己の内面的な自由に気づくことが、文明や文化の始まりだと言うことらしいんだよ。

それは別の言葉で言えば、やっぱり精神的孤独なんだと思うよ。だから、精神的な孤独と言うと、格好悪いけど、内面の自由性と言うとかっこいいじゃないか。

そして、この精神的な孤独の質を上げていくとが、文化とか、芸術とかにつながっていくんじゃないかと思うんだよ。だから孤独は決して悪いものではないし、人生が孤独になるようにできていると言うのは、ある意味での喜ぶべきことだと思うんだよね。

また、孤独を感じる時と言うのは、人生で言えば、秋から冬にかけてみたいな季節だと思うんだよ。この頃は葉っぱも枯れてしまって、外部との接触がなくなっていくんだね。だけど、次の春の季節に向けて準備をする時期であるし、その意味で1番貴重なのかもしれないよ。

次に向けて、自分が何をなすべきかと言う事は、自分で自分に問いかけるしかないよね。それは孤独の中でしかできないことだよね。

いいなと思ったら応援しよう!