僕の家族と祖国の戦争 戦争後に国を覆う薄っぺらな正義を描く
今週から封切りになった映画「僕の家族と祖国の戦争」を見たよ。とても重いテーマで、気軽に見れるものでは無いけれども、見ておかなくちゃいけない映画だね。
デンマークの映画なんだけれども、ナチスに占領されていて、終戦後解放された後に、自分たちの国を覆い尽くす薄っぺらな正義の虚妄を描いた、鋭い切り口の映画だよ。
日本で当てはめれば、戦後の公職追放とか、平和憲法と称する奴隷憲法とか、そんなものが薄っぺらな正義だと言うことをはっきりと直視してるかと言われれば、全然してないよね。
その意味では、この映画が日本に突きつけるものはものすごく重いよ。不都合な真実を直視する勇気を持っているかと言う点で言えば、まだこの国には卑怯者ばかりが多いと言われても仕方がないね。