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魚は頭から腐る 東大.北岡伸一教授の教訓

中央公論と言う月刊誌の中で、東大で政治学を教えていた北岡伸一さんと言う人が民主党政権時代のとても面白いエピソードを書いているよ。

この頃は鳩山政権が倒れて菅政権になった頃なんだけど、中国漁船が海上保安庁の監視艇に激突した問題で、民主党は安全保障に弱いと言う批判がたくさん出ていた頃なんだね。

そこで官房長官からこの北岡さんに連絡があって、民主党の安全保障政策の基本を作ってほしいと言う依頼があったんだそうだよ。

そこで北岡さんはこれからはロシアではなくて、中国を最大の脅威としなければいけないと言うことで、北海道に偏っていた自衛隊の配置を南シナ海や沖縄あたりまで移すことを提案したんだそうだよ。

これには民主党の幹部たちも納得して、かなり良い骨格のものが出来上がったそうなんだ。だけども最後に菅総理が難色を示して、結局全てパーになってしまったんだよ。

北岡さんが言うには、最初から菅首相に話をしていけばよかったと言ってるけど、やっぱり結論としては魚は頭から腐るってことだよ。頭が腐っていたら、下がどんなに良いこと言ってもダメなんだね。

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