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なぜ世界のリーダーは中国に擦り寄るのか 共産主義研究が足りないよ

ブラジルで行われているG20で習近平さんが人気者になっているらしいね。

ブラジルを始めとして、世界中のリーダーから頼りにされていると、ニューヨーク・タイムズは報じているよ。

トランプさんという予測不能な自国第一主義の悪いリーダーが出てきたから、世界の舵取りを中国にお任せしたいとみんな言っているんだそうだよ。

本当に困ったことだね。

中国という国はフィリピンの領土を力ずくで奪い、ウイグル民族を強制収容所に入れて、生きたまま臓器を取り出すような国だよ。

この全体主義の軍事独裁国家のリーダーにどうして頼らなくちゃいけないのかね。

騙されているのかわからないわけだけれども、それは共産主義というものに対対する勉強が足りないからかもしれないよ。

ソ連が崩壊して、4半世紀が経ったから、共産主義のことがもう遠くに行ってしまったんだろうね。

だけど、この中国という国はいまだにしっかりとマルクスレーニン主義で運営されていて、柔らかい微笑の下には鉄の鎧が隠されているんだよ。

これは猪木正道さんという共産主義の研究の第一人者が書いている事だけれども、レーニン主義の特徴というのは、道徳的な自由というものを徹底的に否定しているというところにあるんだそうだよ。

レーニンが否定したのはブルジョワジー道徳であって、ブルジョアジーというのは資本家だから、プロテスタンティズムから来ているんだよね。

そして、プロテスタンティズムというのは、一人ひとりの人間が、個人として神と対面しながら、道徳的に自由を発揮して、繁栄という形で、神の栄光を表すという使命を現実化するところに特徴があるんだよね。

中国共産党がいまだに信じているレーニン主義では、このブルジョアジーの道徳的自由というものを、搾取の道具として断罪して、徹底的に否定してくるんだよ。

だから自由というのは時代遅れのものであって、一握りの共産党の職業的革命家が、大衆を引っ張っていくところに正義があると考えるわけだよ。

そしてこの共産党の指導に従わない人間は、日和見だとか、冒険主義者だとか言われて、強制収容所に入れられるか、粛清されて殺されるのが最後の末路なんだね。

結局、中国はアメリカに代わる世界の覇権を目指していて、トランプを選んだアメリカは、世界のリーダーの座から滑り落ちて、孤立主義に陥っていくと宣伝しているわけだよ。

この宣伝を真に受けて、トランプここそが世界の混迷の原因だとみんな思っているんだよね。

これは大間違いだよ。

世界を混乱に陥れたのは、バイデンだよ。

バイデン政権の間に、ウクライナ戦争が起き、インフレが世界を襲い、中東は戦乱に巻き込まれているんだよ。

アメリカにもいいとこばかりではないけれども、アメリカに代わって、中国が世界の舵取りをしたら、世界中がウイグルみたいな強制収容所だらけになると思うよ。そして、監視社会に落ちていくだろうね。

それがわからないのは、1世界のリーダーから教養がなくなって、目先の利害特質で考える人ばかりになったからだと思うよ。

中国と仲良くしたいブラジルには、ダイソーがたくさんできているらしいけれども、中国から雑貨をたくさん輸入したら、自分の国の軽工業が育たないというのがわからないんだろうね。

行きはよいよい帰りは怖いで、中国の甘い言葉に乗せられていると、いつか人間にとって最も大切な自由と言うものを失うことになるんだけどね。

無神論国家には自由というものは存在しないし、自由に生きたい人間は反逆者として迫害されるしかないんだよ。

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