頑固さと自己確信の違い 未来志向かどうかだよ
よく頑固だなぁって言う人いるよね。
どんなに説得しても、絶対に考えが変わらないし、自分の言ってることが絶対に正しいとものすごく強く思い込んでいるんだよね。
でもどうしてなのかよく聞いてみると、今まではそれでうまくいったみたいなことなんだよね。
だから、こういう頑固な人の場合は、頭が過去の方向を向いているんだよ。現状維持がしたいというのが本音なんだよね。
それが結局、挑戦することを回避したいというのが心の奥にある願望だと思うよ。
何か今までやったことのない難しいことに挑戦しようとすると、どうしても柔軟にならなきゃいけないけど、それが嫌なんだよね。
結局、考えが後ろ向きで、過去に向かって考えているから、それが頑固さとなって表れていると思うよ。
それと同じようで、違うのが自己確信だよ。
この自己確信と言うのは、未来に向かって考えるところから出てくるものだと思うよ。
そしてこの未来に向かって考えるときに必要なものが、直感力だと思うんだよね。
かなり昔の話だけれども、ロス銃撃事件というのがあったんだよ。
これは保険金目当てで奥さんを殺した事件だと言うことで、マスコミに散々騒がれたんだよ。
それで警察も検察も、マスコミがあまりにも騒ぐもんだから、この容疑者を逮捕して、裁判になったんだよね。
ところがこの被告人の弁護を担当した弘中弁護士と言う人がいたんだよ。
そしてこの弘中弁護士はなんと無罪を勝ち取ってしまったんだよ。それで無敵の弁護士として知られるようになったんだね。
どうしてこの弘中さんが被告人の弁護を引き受けたかと言うと、直感なんだよ。
被告人の話をじーっと聞いていると、どうも嘘をついていないと言う直感が湧いてきたそうなんだ。
それで世間の声や、マスコミ世論にことごとく逆らって、このいわゆる悪人の弁護を引き受けたわけだよ。
そしてこの人は本当に勤勉な弁護士さんなんだよ。
一旦引き受けると、徹底的に事実を調べて、コツコツと勤勉に仕事をする人だよ。
確か森永ヒ素ミルク事件の弁護をしているけれども、何年もかけて地道に材料を集める人だよ。
実は、自己確信を持ち続けて、信念にまで高めるには、この勤勉ということがどうしても必要みたいだね。
毎日やるべきことをしっかりやって、誰からも後ろ指をさされない自信が、勤勉さからは生まれるみたいだね。
そうなると、自分の直感に対して、強い自己信頼が生まれるし、やるべきことをやると言う自己確信も出てくるみたいだよ。
だから頑固さではなくて、自己確信を持つには、前向きな心と勤勉さの2つがどうしてもセットで必要みたいだね。
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