人生の悪に対する知識 嫌われることも時には必要だよ
世の中には、信用してはいけない人間がいるということを、なかなか、わからないものだね。
自分ももう50代半ばのオヤジになったんだけど、ようやく、今まで信じてはいけない人を信じたり、出来事のものの見方が間違っていたと言うことに気がつくようになったよ。
最近の大河ドラマで、べらぼうというのがあるけど、主人公が協力を申し出てきた出版業者を信じたばっかりに、権利を丸ごと乗っ取られていたね。
若さの無知ゆえだけど、本当に似たような事はよくあるよ。
歴史だって、鵜呑みにしちゃいけないことはたくさんあるからね。
教科書では、幕府が列強諸国から不平等条約を結ばされたと書かれているけど、これは嘘なんだよ。
実はアメリカとの間には平等な条約が結ばれていたんだけれども、長州の尊王攘夷派が起こした下関事件をきっかけに不平等になってしまったというのが真相だよ。
長州はその後明治政府の中心になったから、歴史をねじ曲げて、自分たちのやった過ちを全て幕府に擦り付けているわけだよ。
こんな卑怯な事は結構あちこちであるから、人生と言うのは、やっぱりしっかりと、どこに落とし穴が掘られているかを見抜かないとダメだね。
これは悪を知るという意味での知恵の一つだと思うよ。
どんな人間でも、欲やプライド、劣等感を持っていて、それが無意識のうちに行動や言葉に現れるんだよ。
表面上はうまく隠しているけど、必ず自己満足を高めるように動いていくから、そこをしっかり見抜かないといけないよ。
まるで善意でやっているように口では言っているけれども、その裏にある嘘や醜い心というのを冷静に見抜くというのが、一つの知恵なんだよね。
若いと、なかなか気づかないよ。
新宿歌舞伎町で売春をさせられている若い女の子がたくさんいるけれども、ホストから本気で愛してもらえると思っているんだろうね。
最初の一回ぐらいはつまずいてもいいけど、回復不能なぐらい自分が傷ついたら、やっぱり愚か者と言われても仕方がないね。
特に男女関係では、イケメンには注意したほうがいいよ。
こういうイケメンには、人間としての誠実さや責任感というのが全くない奴がたくさんいるんだよ。
それから、人生で失敗する人の特徴として、人に嫌われないように八方美人になる人がいるよ。
だけど、結果的に失敗して、自分の評判を落とすんだよ。
だから嫌われることも人生の一部だと思っていたほうがいいんだよ。
中国の古典である論語の中でも孔子様は、誰からも好かれる奴も、誰からも嫌われるやつもダメだと言っているからね。
やっぱり聖人君子であっても、嫌われるということは避けられないんだよ。
何か大きな物事をやろうとすれば、賛否両論というのが必ず出てくるからね。
だから八方美人と言うのは、失敗の元なんだよ。
特に人生はチャレンジが大事だから、チャレンジを容認したくない人は必ず反対したり、憎んだりしてくるんだよ。
だけど、それを乗り越えて、やるべきことをやるというのが、人生の醍醐味だと思わないといけないよ。