まず相手を知ろうと思うことの大切さ 恋愛がうまくいくコツみたいだね

悩みで心がいっぱいの人ってたくさんいると思うけれども、共通点として自分が悩んでいることについての研究が、いまひとつ足りない場合が多い気がするんだよ。

例えば借金で苦しんでいるとしても、よく調べてみると、返さなくて済むものだってたくさんあるんだよ。

例えば、ホストの売掛金なんて返す必要なんてないんだよ。違法なものだからね。

人間関係、特に、恋愛関係も同じところがあるんだよね。

人間関係のトラブルと言うのは、人間の悩みのほとんど8割以上になると思うけれども、分析的にパターン化して考えている人なんてほとんどいないからね。

たいてい相手を悪人だと決めつけて、その人の悪いところを不平不満みたいに誰かに言って、すーっと溜飲を下げるぐらいしか思いつかないところもあるしね。

そこで今アメリカで流行っている本でアミールレビンという人が書いたアタッチドAttachedというのがあるんだよ。

アタッチドというのは、親密さぐらいの意味だろうね。

これはまだ日本では翻訳が出ていないけれども、アメリカのZ世代でものすごく人気が出ている人間関係の調整法なんだそうだよ。

簡単に言うと、人間には3つのタイプがあると言っているんだね。

1つが心配型だよ。これは何か起きると傾向性として、すぐに取り越し苦労のほうに行って、そこで精神エネルギーをものすごく使ってくたびれてしまうタイプだよ。

次が逃避型だね。人間関係が深くなり始めると、自分からブレーキを踏んで冷淡になっていくタイプなんだよ。

つまり何かから常に逃避するという傾向性があって、一人旅をしている孤独な旅人のようなイメージなんだよ。

最後が安定型だね。これは誰とでもすぐに仲良くなれるタイプと言われているよ。

それで人間関係のトラブルというのは、大体この心配型の人に多いんだね。

この本には、心配型の人は、人間関係がすぐにくっつきすぎる傾向性があると書かれているよ。

まず何よりも心配が先に立つんだよ。おいしいりんごがあっても、それにくっついている毛虫のほうにすぐ目がいって、それを拡大して考えてしまうんだね。

だから、ちょっとした兆候が見えると、それを心配の方向で大きく考えるから、人間関係も壊れるんじゃないかと思って、心配になって、自分のほうに強く引き寄せてしまうわけだね。

それが相手にとってものすごくわずらわしく感じられて、トラブルになっていくわけだね。

それで、感情がローラーコースターみたいに上がったり下がったりブレまくっていくようだね。

それから逃避型も同じく人間関係のトラブルで悩むタイプだよね。

だけど、悩み方がちょっと違っていて、相手に対して矛盾したメッセージを送るんだそうだよ。

例えば、「寂しい」というメッセージを送りつつ、同時に「一人でいたい」というメッセージも送っているんだよね。

それで付き合っている相手がメッセージを誤解して、そこからすれ違いが起きるということを書かれてあるよ。

そこで自分がまずどのようなタイプかを知ることが必要だということで、チェックリストもあるんだよ。

そして、自分がどのようなニーズを持っているのかを、まず正しく自分で理解して、それをしっかりと伝えることが大事だと書かれているね。

そのニーズの中に、自分のタイプがはっきりと刻印されているわけだよ。

そしてニーズを無視するタイプか、ニーズを大切に受け取ってくれるタイプかというところで、付き合う相手を決めろと言ってるね。

大体付き合うべきでない相手に惹かれてしまうから、問題が起きるわけだよ。

本当に付き合うべき人は、自分の関心事や、気にしていることを、まずしっかりと受け止めて、重視してくれる人なんだよね。

ところが付き合うべきでないタイプの人は、自分が発したニーズを無視したり、軽く扱ったり、拒否したりするんだよ。

だけども、相手の容姿とか外見とか年収とか、顔が綺麗とか、スタイルがいいとか、そんなことで自分のニーズの受け取り方と合うかどうかを軽視してしまうから、こじれた関係に進んでしまうんだよ。

このアタッチドAttachedという考えはとても面白いと思うよ。普通は若い人だと肉体関係のほうに関心が行くけれども、それは二の次にしてあるんだよ。

精神的な関係性をどう良好に保つかと言うところにフォーカスしているんだね。

そして結論としては、安心型にどうやって近づけていくかというところがポイントになっているよ。

安定型の人は、幼い頃からしっかりと両親にケアされていて、人間関係が安定していることを当たり前に受け入れているから、安定した考え方ができるからなんだね。

だけど、この本では、心配型も逃避型も、決して悪いことではなくて、1つのタイプなんだとされているね。

その上で相手との人間関係が悪い方向にエスカレートしないような様々なノウハウが書かれているよ。

その出発点はやはり自分をよく知り、自分の傾向性やタイプをよく知って、相手のタイプと照らし合わせることだよね。

知は力なりと言うけれども、やっぱり人間関係や恋愛関係も同じみたいだね。

知識は人間を自由にするというのは本当のことだと思うよ。やっぱり知ることから始めてみるべきだね。