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自衛隊にも必要な軍人恩給 台湾有事の前に整備すべきだよ

台湾有事が起きるのはかなり可能性が高いけれども、その場合には自衛隊も参戦することになるよ。

そこで考えておかなきゃいけないことの1つとして、恩給制度があると思うんだよ。

これは「国防の禁句」と言う本の中で、自衛隊幹部のOBの人たちが言っていることなんだけどね。



どういうことかと言うと、もしかしたら数千人の単位で若い自衛隊員が戦死した場合に、残された家族をどうやって養うかと言う問題だよ。

戦前は軍人恩給という制度があって、残された家族のことを心配せずに戦うことができたんだよね。

総務省のホームページにこの恩給制度について説明があるから、ちょっとそれを紹介するよ。

恩給制度は、明治8年4月、佐賀の乱、台湾出兵等を背景に、陸軍軍人を対象として発足し、以来149年の歴史を有する我が国で最も古い年金制度なんだよ。

恩給は、公務員が公務のために死亡した場合、公務による傷病のために退職した場合、相当年限忠実に勤務して退職した場合において、国家に身体、生命を捧げて尽くすべき関係にあった、これらの者及びその遺族の生活の支えとして給付される国家補償を基本とする年金制度だとされてるよ。

ところが、終戦直後の昭和21年(1946年)合国最高司令官の指令により、重症者に係る傷病恩給を除き、旧軍人の恩給廃止されてしまったんだね。

そして昭和28年(1953年)旧軍人の恩給復活したんだよ。

昭和34年(1959年)公務員の年金制度は,恩給から共済年金制度に移行して、現在の恩給制度は,共済年金制度施行前に退職又は死亡した人,及びその遺族が対象で、受給者のうち98.4%は、旧軍人関係と言うことになってるみたいだね。

つまり、戦死した人たちの遺された遺族を養育するための国から支給されるお金と言うことだよね。

ウクライナで戦っているロシア軍の兵士たちも、貧しい人たちはこの恩給が目当てで志願兵になる人も多いらしいね。

残された家族にわずかでも頼りになるものを残したいと言う事は、本当に悲しいことだけれども、尊い事でもあるよね。

これは今すぐにでも整備すべきことかもしれないよ。戦死者が出てしまった後で急いで作ると言うのではあまりにも情けないよね。

安心して国のために戦えるようにすると言う事は、国家として最低限の義務だと思うよ。

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