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含み益で食ってきた中国
中国ウォッチャーの渋谷司さんと言う人がいるんだけれども、最近面白い情報を発表したよ。
それは、中国の爆買いは、収入が上がったからじゃなくて、不動産の含み益を使っていたと言うことなんだよ。
ちょっとそんな渋谷さんの1部を抜粋するよ。
(以下抜粋)
2023年12月27日に発表された中国の所得分布に関する公式報告から、以下の事実が判明した。
まず、2021年の中国の月収が1090元(約2万1800円)未満の人口は6億人に達し、中国全人口の42.85%を占める。
次に、1090~3000元(約6万円)を中低所得者層の収入基準とした場合、この層の割合は全人口の41%、約5億7400万人に達する。
そして、全人口の残り16%のうち、月収3000~5000元(約10万円)の層は11%、約1億5400万人にのぼる。
(抜粋、終わり)
つまり、「爆買い」を支えたのは真の成長ではなく「資産効果」だったと言うわけなんだよ。
それに中国人の4割が、月収20,000円レベルの人たちなんだよ。
これは日本で言えば貧困層どころの話じゃないよ。もう戦前の田舎みたいな感じだよ。これは。
だから中国マーケットに期待するなんて、土台無理な話だったんだよ。
今まで中国では、普通の人でも、借金して不動産を2件とか3件とか買っていたんだろう。日本の90年代のバブルどころの話じゃないんだよ。
膨大な含み損が生まれていて、経済も回らなくなっているんだけど、習近平さんは、これを隠蔽することで何とかなると思っているんだよ。
普通だったら金融危機になるんだけども、取り付け騒ぎが起きないように、投資した人たちが、泣き寝入りするしかないように、全部押さえ込んでいるんだね。
だから、中国経済が良くなる見通しなんて、共産党政権が解体する以外には、ちょっと考えられないだろうね。
だけど、日本政府は、中国に寄り掛かっていれば、日本の経済も何とかなると言う甘い期待を持っているんだろう。
だから中国の偵察機が領空侵犯しても、厳重に抗議しますとか、そう言ってお茶を濁してるんだと思うよ。
中国には経済的な未来もなければ、国際政治の正義もないと言うことをしっかり認識しなきゃいけないよ。