50代からの夫婦関係 しっかり向き合うべきだね
50代の離婚というのは、結構あるようだね。
最近見た映画で「90歳、何がめでたい」というのがあったけど、唐沢寿明さん演じる編集者が、奥さんから愛想つかされて、離婚になっちゃってたよ。
あの映画は、離婚が正しい選択だと捉えていたけど、それは間違いだと思うよ。
やっぱり離婚せずに、棺桶の蓋が閉まるまで一緒にいたいものだよ。
そのために必要なのはやっぱり対話だよね。
毎日、話をしてるけど、実は、必要最小限度の会話ぐらいしかしてないんだよ。
そもそも若い頃容姿に惹かれたりして結婚してるんだけれども、子供が生まれると、途端にお互い忙しくなるからね。
子育てや、子供の学校のこと、中学入試、受験、慌ただしく時間だけが過ぎていくよ。
相談するといっても、住宅ローンをどうするとか、どんな家具を買うとか、家電は何にするかとかそんな話ばっかりだからね。
生活していくための会話はしてるんだけど、実は対話はしてないんだよ。
会話と対話はやっぱり違うと思うよ。
意外に、子供に重い障害があったり、家族の誰かが重病で、家族で重荷を背負う方が、むしろしっかり語り合うことができるからね。
不幸な出来事があったとしても、不幸そのものではないんだよ。
やっぱり心が通い合わずに、すれ違っていることが不幸なんだよね。
だから夫婦でも、どこかでお互いの心の成長を支え合う関係に入りたいものだよ。
会話は何か必要があってするものだけれど、対話は必要があってするものではないからね。
それは人間としての内面をさらけ出すことだよ。
勇気を持って心を開くことで、響き合うものをお互い探すんだよ。
響き合うものが見つかったら、それは高め合うことのきっかけになるからね。
やっぱり50代ぐらいになって、子育てや仕事が一段落したら、心の対話を心がけたいものだね。
人間としての成長は、50代からが本番だからね。