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中国との戦いは麻薬戦争である ピーター・ナバロの名言だよ
トランプさんの上級顧問をやっているピーター・ナバロさんが、中国との戦いは関税戦争ではなくて、麻薬戦争だと言ったね。
これには深い意味があると思うよ。
もともとこのピーター・ナバロさんは、第一次トランプ政権の貿易戦争の中心的なブレーンの1人だったからね。
「クラウチングタイガー」という本を書いてるけど、ここには麻薬戦争の話はほとんど出てこないんだよ。
麻薬戦争と位置づけることで、この問題を長期的な、かつ道徳的な問題に位置づけられるからね。
中国製品を迂回して、メキシコとかベトナムとかカンボジアからアメリカに送ろうとしてるけれども、これもブロックされるだろうね。
さらに言えば、中国は道徳的に悪い国なんだという位置づけをしたということでもあるだろうね。
毎年80,000人ものアメリカ人を麻薬中毒で殺している、犯罪国家が中国なのだということにもなるよ。
中国がメキシコに麻薬の原料となる化学物質を送って、メキシコで加工して、アメリカに送ってるわけだからね。
道徳的に劣った国であり、人殺しをしても平気で、自分の利益を尊重するというのは、キリスト教国のアメリカ人から見たら、かつての奴隷商人と同じだよね。
アメリカは悪と決めつけると徹底的に叩いてくるからね。
これは第二次世界大戦の時に原爆を落とされた日本も同じだよ。
最終的に、中国が道徳的に優れた国になるまで戦いは終わらないということになるだろうね。
だとしたら、中国共産党そのものが解体しなきゃいけなくなるよ。
ここはもともと中国のマフィアと組んで政権を取った国なんだよ。
共産党がある地域を占領したら、その地域のごろつきを仲間に引き入れて、恐怖で脅しあげて、言うことを聞かせるというのが共産党の統治の方法なんだよ。
これはユン・チアンが、毛沢東について書いた「マオ」という本に書いてあるよ。
最近ミャンマーにも、文字通りの犯罪都市ができていて、何万人もの罪なき中国人が詐欺に加担させられてれているそうだけど、中国マフィアのバックには、共産党の地方政府が必ずいると思うよ。
文化大革命の頃でも、金がある人は賄賂を送って召使いを雇ったり、糾弾されるのを避けたりできたからね。
根本的に中国共産党の悪を叩き潰すところがトランプ政権の最終目標になってるかもしれないよ。
だとしたら、日本の企業も、中国でこれから大変動が起きることを予測しながら、経営方針を立てたほうがいいかもしれないね。