選択的夫婦別姓の早期実現を

選択的夫婦別姓に反対する人たちは「女性の名字も選べるのだから平等だ」という。しかし現状は、4分の3の夫婦は姓をどちらのものにするかを話し合うことなく男性の姓にしている。数値にすると95%くらいである。果たしてこれは「平等」なのか。

「家族のあり方」や「絆」を持ち出す人もいる。そもそも家族のあり方を他人が決めること自体がナンセンスであるし、名字が同じだと「絆」が生まれるというのは甚だ疑問だ。

例えば「佐藤」という姓名前は全国に1,813,000人ほど存在する名字で、日本一多い。では、これまで全国の佐藤さんたちが「絆」の力で結託して日本を征服していないのはなぜなのか。

同じように、世界で一番多い名字は「李」だが、李一族が世界を支配しているなどということはない。

こういうのはを、すくなくとも陰謀論以外で存在し得ない理論だと思う。

ちなみに私の名字は「吉村」だが、日本維新の会のあの人に「絆」を感じたことはあまりない。考え方が真っ向違う。

そもそも、「選択的」夫婦別姓に反対するというのは、思想信条の押し付けではないか。選択的夫婦別姓を認めたとしても、別姓が嫌ならば同姓を選択すればいい。夫婦でよく話し合って、大いに選択すればいいのだ。

日本国内だけでなく、国連や国際社会から指摘されてなお、改善しようという気がない今の政治。
これから変えていかなければならないと切に思う。

長らく求められていたことなのに、未だに国内では具体化していない。早期実現こそ求められる。


いいなと思ったら応援しよう!