密室・非公開 旧安倍派会計責任者の聴取
自民党裏金事件の渦中の人、安倍派会計責任者の松本淳一郎氏の聴取を、2月20日に行うことが決まりました。
しかし、今回の聴取は都内のホテルで開催し非公開で行うとのこと。この期に及んで密室協議です。
聴取は予算委員会委員長に加えて、自由民主党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党から各一名が参加。なんだか、限定的すぎますね。
加えて、理事会にオブザーバー参加している日本共産党、れいわ新選組、公明党の出席は認めない方針。
果たして、この人数とメンバーで真相解明が可能でしょうか。
そもそも今回の裏金事件、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」のスクープによって明るみに出てきたものです。これを排除したかった思惑も大いにあるのではないでしょうか。
Xなどでは、「#日本共産党をはずすな」など、参加者の限定・密室での聴取に反対するムーブメントも起こっています。
自民党は、追求されることと国民の審判に晒されることを嫌い今回の形式での開催を提案したわけです。
しかし、国民の目に見えるよう公開で行うこと・予算委員会に参加している広範な会派による議論を可能にしなければ真相解明は不十分に終わるでしょう。
非公開での開催・参加会派の限定は、世論をそらし追求から逃れるための誤魔化しであり、自民党の常套手段。密室で行うことを押し通した自民党、それを受け入れた予算委員会委員長の責任は重大です。
参考:「しんぶん赤旗」26589号「2025年2月18日の日本共産党記者会見」