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戦車部隊のメッカ北恵庭駐屯地

今、日本で戦車き激減し、本州に戦車部隊は皆無となった。
駒門に戦車の教育部隊はあるが戦車部隊は令和6年3月で全て無くなってしまった。
中部方面隊や東北方面隊には戦車は無くなってしまったのだ。

そんな現状の中で戦車部隊だけの駐屯地があり、昔から「戦車部隊のメッカ」と呼ばれる駐屯地だ。

戦車部隊りメッカ「北恵庭駐屯地」である。

ここには現在、日本唯一の機甲師団である第七師団隷下の第七十二戦車連隊がある。 
そして第十一旅団隷下の第十一戦車隊、通称士魂戦車隊がある。
私はどちらの部隊のOBでもある。

北恵庭駐屯地のある恵庭市には3つの陸上自衛隊駐屯地があり、南恵庭駐屯地には方面施設り第三施設団と第七十三戦車連隊がある。
北海道の補給処である島松駐屯地がある恵庭市は自衛隊の街、自衛隊城下町とも言える街なのだ。

ちなみに隣町の千歳市は新千歳空港のある北海道の空の玄関口であるが、航空自衛隊千歳基地、第七師団の東千歳駐屯地、第一特科団と第七十一戦車連隊の北千歳駐屯地とやはり自衛隊城下町がある。

自衛隊の街恵庭市と千歳市には北海道大演習場があるのが駐屯地の多い理由の一つでもある。
札幌からも車で一時間と近いのも魅力だ。

北恵庭駐屯地はかつて第一戦車群があった。
第101特車大隊、103特車大隊、104特車大隊で編成されたのが第一戦車群である。

後に第一戦車団が編制され、101戦車大隊は第一戦車群となり、103戦車大隊は第二戦車群、104戦車大隊は第三戦車群となった。

これが北恵庭駐屯地にあったのだ。
小さな駐屯地に3個戦車群15個戦車中隊の戦車団が駐屯する正しく戦車の駐屯地であった。

日本唯一の機甲師団、第七師団の改編で、第一戦車団は解組となり第一戦車群のみが方面直轄の戦車部隊となり、第二戦車群は第七十二戦車連隊、第三戦車群は第七十三戦車連隊に第七師団に編入され改編された。

第七十三戦車連隊は南恵庭駐屯地へ移駐して、第一戦車群と七十二戦車連隊だけの時期が続いていたが、第一戦車群も解組されてしまった。

そこに真駒内に駐屯していた第十一旅団隷下の第十一戦車大隊が移駐してきた。
十一戦車大隊は北恵庭駐屯地で編成された部隊で編成の地へ里帰りしたのだが、日本で唯一都会にある戦車部隊だったのに・・・・。

その十一戦車大隊も「戦車隊」へ縮小降格となって十一戦車隊となっている。

白馬の七十二戦車連隊、士魂の十一戦車隊が現在も駐屯している戦車部隊のメッカ北恵庭駐屯地は数々の戦車乗りを輩出した地でもあり、私もその一人である。

北恵庭駐屯地には「北恵庭戦車記念館」もあるので戦車好きは機会を作ってでも一度訪れて欲しい。

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