未来予想図 【犬千代/前田利家】-天下統一 恋の乱- ✎ 3 ちーかま 2024年1月15日 09:10 「犬千代?大切な話って何?」幼なじみの陽菜は首をかしげながら、俺に問いかけてくる。そんな仕草さえ可愛くて、緊張が走り俺は言葉に詰まるのだ。(俺の気持ちをハッキリ言うだけだろ)そう己を奮い立たせるが、いざとなると言葉が詰まる。「だからよ…」何時からこの幼なじみが好きなんだと問われれば、遠い昔からだと答える。「うん…あっ…もしかして」「なっなんだよ!」みっともなく声がびっくり返るが、陽菜は気にする様子もなく言葉を続ける。「まだ戦に行くのかな…」「違う!俺は!」俺の心に不安が広がる。何時また俺は戦に行くだろう。陽菜を残して。 その時こいつは俺の帰りを待っていてくれるのだろうか。そんな覚悟をこいつにさせて良いのだろうか。違う。こいつが…陽菜が帰りを待っていてくれるなら、俺は何があったって帰って来れる。「俺は…」言葉を絞り出し、勇気を出して陽菜と向き合った。と同時に陽菜の肩越しに、こっちの様子を覗う秀吉が見えた。 秀吉は口をパクパクとさせ、俺に早く告白しろと催促を始めた。「っ…わかってんだよ!」「えっ?」俺は陽菜の肩を掴んで叫んだ。「好きだ!」「うん、私も」様子を見ていた秀吉がさらに何か言っている。(言葉が足りねぇことくらいわかってんだよ)「そうじゃなくて…」「えっ?」俺の否定的な言葉に、陽菜が顔を曇らせる。(そんな顔させたいんじゃねぇ…)「陽菜、俺は…俺と…」「うっうん…」俺は陽菜に向かって大声で叫んだ。「俺と夫婦になれ!」陽菜はきょとんとした顔で、俺を仰ぎ見ている。「くっそ!なんで命令口調になっちまうんだよ!」驚いたのか、陽菜は俯いてしまった。「犬千代…」「おっ…おぅ…」「ちょっとだけかがんで」「おぅ…」叩かれるのを覚悟しながら、俺は腰を落とした。次の瞬間、陽菜が俺の着物を掴みチュッと小さな音とともに、頬に柔らかいものが触れた。「我儘言って困らせるかもしれないけど、よろしくお願いします」「んなもん…」俺は陽菜の小さな体を抱き上げた。「お前の小さい我儘くらい、何時だって叶えてやる。だから俺から離れんなよ!」𖧷。.⁺︶︶︶誕生日おめでと(*ˊᵕˋ*)੭犬千代私、この曲の『私きっと これからも我儘ばかりで困らせるけど』ってとこがめちゃくちゃ納得行かなくて「(´・ω`・)エッ?悔改めよ」って思っちゃう(笑)けど、ふと思い出したこの曲が(私の知る限り)イメージかなぁと思いました いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #動画 #ドリカム #未来予想図 #二次小説 #前田利家 #天下統一恋の乱 #恋乱 #恋の乱 #ドリームズカムトゥルー #犬千代 3