東近江市長の発言について【長文】
こんにちは。
mint greenの千絵です。
久しぶりに名乗った氣がします。笑
さて、ご存知の方も多い東近江市の小椋市長の発言問題。
インスタのストーリーズでアップしたら
ものすごい反響をいただいたので、
わたしの思うところをまとめたいと思います。
全貌がわからない方もいらっしゃると思うので
リンク貼っておきます。
ネットニュースなのですぐに消えることもあるため
リンク先の記事の転記もしておきます。
①日テレニュース「良かれと思ってやることが…」不登校めぐりフリースクール“否定“発言か 釈明も
②毎日新聞 「フリースクールは国家の根幹崩す」「不登校の責任は親」
以下、わたしの考えです。
黒太字はニュースからの抜粋です。
そして最初に1番言いたいことをお伝えしておきます。
フリースクールへの財政支援は子どもを守るためにできた流れなのに、これを聞いた子どもがどう思うか、そこを考えられずにこんな発言することが1番許せない!
不登校の子どもや支える親への支援にはいろいろな形があっていいはず。
障がいや介護福祉には十分ではないにしろ支援の和が広がっているのに、不登校は精神論で語られることが多く、それゆえにサポートと呼ばれるものが本当に少ない。
戦後の時代遅れの考えが蔓延っていることが原因のひとつだと思っていますが、大人の中にその時代の教育を受けてきた世代が多い現在では流れを変えていくのは本当に大変なこと。
やっとできた流れを堰き止める行為はやめていただきたい!
「不登校の大半の責任が親にある」
不登校の大半の責任が親にある?ほんとに?
もし、親に責任があるのだとしたら、
親はどこで間違ってしまったのだろう。
まずはじめに、
子どもは小さければ小さいほど
自然のままの姿に近い状態で生きていると
わたしは思っています。
それが就園・就学前までは
人と違うことを何も恐れず
ほぼ何の問題もなく生きているのに対して、
就学したとたんに何かしらの不具合が出てくるのは、学校という枠組みの中でみんなと同じように振る舞うように教えられ、世間体というものを教え込まれるからではないでしょうか。
わたしがそう考えていることを踏まえて読んでくださると、よりわたしの言いたいことが伝わると思います。
さて、話を戻します。
親の手の離れる小学校あたりで世間体(=世間の多数の人に共通のふるまい方)を氣にしながら生きていくようになると思うのですが、
世間体って
「みんなと同じじゃないといけない」
という思い込みから始まっていると思うんです。
だから周りを氣にしたり、人と一緒であろうとするわけですよね。
で、その世間体をしっかり刷り込まれた親が
世間体に合うように子育てしてきて、
ある日突然子どもが不登校になる。
親は、お上が従えと言ってきた世間体教育に
きちんと従ってきたわけですよ。
それなのに子どもが不登校になってしまったこの状況のどこに、大半の責任が親にあるって言えるの?
「多くの親が学校に行かせる努力をしている」
学校に行けてる子の親たちも努力していると思いますが、不登校児の親が誰よりも学校に行かせる努力をしています。
わたしだってなだめすかしてご機嫌取ったり
ご褒美で釣ったり
腕を引っ張って連れて行ったり
脅したり
学校に行けなくなる原因が一つでもあると思えばそれを潰したし
回せる根っこはありとあらゆるところから回したし。
(ちょっともう、思い出すとしんどいのでこの辺でやめます。)
これは居場所に来る親たちもみんな同じ。
壮絶な努力をしてきています。
それ、知ってんの?
ていうか、
行かせる努力をしなくちゃならない学校ってなんなの?って思わないの?
安易な財政支援は問題があるとして
支援の基準や枠組みを整える
不登校はポッと出てきたのではありません。
2012年ごろからいまだに増加傾向にあります。
その前から今よりは少なかったけど一定数の人が苦しんでいたんです。
そのことについてずっと話し合いがされ続けてきて、やっとやっと財政支援の動きが出てきたところなんです。
先人たちが苦しんで、今も苦しんでる人たちがいる。
それを安易と言うのはどうなんでしょう。
そして、フリースクールに通うには月額4〜5万円かかることもザラです。
フリースクールには行政からの支援がないため、私立の小中学校並みの月謝が必要なのです。
だから、フリースクールに通える子は不登校児の全体の2%しかいない、とも言われています。
通いたくても通えない、という、世間からの疎外感を子どもは意外と感じ取っていたりするものです。
極端に言いすぎたかもしれない。
不適切発言と言われることに非常に心外
ご自分の発言をすぐに釈明されているとのこと。
不適切発言と言われて当然だとわたしは思うのですがそこはさておき、
こうやって世間から自分の発言が注目されたり
影響を与える立場であることを想像してないんでしょうね。
勉強不足・現場を知らないのは明白であるとして、
そんな想像力のない人を作り上げてきた学校制度や戦後からほぼ変わらない学校教育は一体なんなんでしょうね?
戦後すぐの時代に有効だったものが80年近く経った今、本当に有効なのか疑問に思わないのかな?
自分の子ども時代と今の子どもたち、環境が全然違うと思うんだけど同じに見えてるのかな?
と言うことで、
こんな人が市長になれてしまう日本の国家の根幹ってなんなんでしょうね?
2023.10.19
お米、買いに行かなきゃー笑